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ライフリング  作者: 羽田憲二
第2章
35/140

卑怯者

俺は敢えて堂々と前進した。

向こうは撃ってこない。やはりな。

山の斜面から土埃をあげて降りてくる者が1人。


「やっと会えた〜遅くな〜い?」

舐めた口調で話す相手は迷彩マントにローブを着ていた。


「驚いたな。まさか女が相手とは‥」


「お世辞つまんな〜い。早くやろ〜?」


「訳を言え。立ち会いも居ない決闘は好みじゃない」


「だって邪魔なんだもん。あなたはアタシが決めた人なの〜。アイツらいらないも〜ん」


詳しく説明するのが馬鹿らしいが要は俺の追っかけ変態女が勝手に嫉妬して、勝手に殺生してたのか。

気狂いにも程がある。


「ジャン•レイ。決闘を受けて立とう」


「ミーナ•リー。参る!」


俺たちは同じ方角に走り出した。お互いにピストルを抜く。

ズガーン! ズパーン!

銃を撃ちながらお互い遮蔽物を探す。

ちょうど良い距離感に岩が山積みになっている。

採掘作業前のものだろう。乱雑に岩が転がっている。

互いに身を隠す。


ズパーン!ズパーン!

「早く撃ってよ〜ほらほら〜」

ズパーン! ピキーン!

岩に当たった銃弾は跳弾し風を切る。


女の居る岩の近くを観察する。枯れた木が1本生えている。枝に向けてマグナムを放つ。

ズガーン!


枝は勢いよく折れ、女の頭上に落ちる。

「痛〜。そういう事するんだ〜!」

ズパーン!ズパーン!ズパーン!

カチャッ。チャキ。


リロードが早い。速射も出来る。

恐らく中口径のオートマチックピストルだ。


「遊びは終わりだ。陽が暮れる」


「つまんない男〜。朝まで遊んだ事ないでしょ〜?」


俺は相手が何となく長期戦を楽しみたい奴だと悟った。弾数も限られているしその気になれば直ぐに終わるはずだ。コイツを楽しませてはいけない。


「早撃ちで勝負した事はないのか?甘ちゃんだな」

俺はあえて女を挑発した。


「へぇ〜。やるから準備しなさいよ!」

どうやら上手く乗られたようだ。だが油断ならない。


先に女がガンベルトに銃をしまう。

俺も同時にマニューリンをしまいかける。


ズパーン!ズガーン!

やはりそう来ると思った。俺がしまいかけている間に女は発砲した。俺は瞬時に半身になりながらマグナムをお見舞いする。


女のピストルが火花をあげて吹き飛ぶ。

マグナムは銃のスライドあたりに当たった。

もう使えんだろう。


「女は殺さないわよね〜?早く縛ってよジャン!」

こいつはご丁寧に腰からロープを出した。変態かよ。


「俺のを使う」

拘束用のバンドだ。ダンから貰ったものだ。


警戒して近づく。女は空を見上げている。

背中に銃口を当てて素早くバンドを閉めようとする。


いきなりナイフが太ももを狙う。

マニューリンでガードする。

構わず左手で女の顔を平手打ちする。


「決闘ってのはもっと潔くやるもんだ‥」


「後悔しないでね〜」

グリップで頭を叩き気絶させた。


それから鉱山を調べたが、酷い有様だ。

保安官数名が絶命していた。コイツの仕業だ。


トラックもパンクして夜も近い。

電文機は使えた為応援を頼み。暫く待つ事にした。

ジャンはモーゼルを準備しましたが必要無かったみたいですね。

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