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ライフリング  作者: 羽田憲二
第2章
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成長

駆除の後日談です。

保安官立ち会いの下、バッタ駆除は成功した。

幸い怪我人が1人も出なかった。

その代わり酷く汚れた。みんなベチャベチャだ。

農業用の水汲みポンプで頭から水を被る。

レベッカもお構いなしだ。

ちょっとグッときたのは秘密だ。


ハンスの母がタオルとシャツを貸してくれる。

下は全員ずぶ濡れだが、デザストンの気候ならすぐ乾くだろう。


しかし農業組合がこの件を蔑ろにするのは訳がありそうだ‥。


「皆さんお疲れ様です。おかげで助かりました」

「先生、保安官のみんなありがとう!」


「どんなもんだい!」

「良いのよ‥なかなか面白かったわ」

「片付けも有るんだが‥」


保安官3名は役に立てて嬉しそうだ。

「ハンス、中々のガン捌きだ。よくやった‥」


「本当なら自分たちで畑を守らなきゃいけないんだけどね‥」


「安心しろ。お前は守り切った。男を上げたな」

ハンスは照れ臭そうに笑った。


レベッカは俺とハンスのやりとりに少し驚いていた。

「あなたも成長したのね」


「とっくに成人だ!」


ガハハ、何言ってやがると周りの保安官たちが冷やかす。あたまを掻きむしりたくなる。


今夜はハンス宅で豪華な晩飯をご馳走様になった。

いつだったか、懐かしの記憶が蘇る。

良い経験だった。


それから数日後に農業組合の幹部が摘発された。

輸入品検査を誤魔化しただけでなく、ハンス家の惨状を見て見ぬふりしようとした。

まぁあれだけの規模ならいずれにしてもバレるんだが。

保身とは哀れなものだ。


ジャンはこの時から凄腕ガンマンから優しきガンマンに変化していく。

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