帰還
第2章突入
色々な手続きや装備の返納を終えてデザストンの街に戻って来た。
トラックに揺られていた期間も含めて3,4日くらいか?
その頃には傷も治りかけていた。
久々に宿で大の字になる。
疲れた‥。恩賞と召集拒否権は無事に通ったみたいだ。
偵察兵を締め上げて人質にしたのがかなりデカかったみたいだ。
しかし表向きは認めたくないので公式な表彰などは一切ない。その方がこちらも楽だ。
職場からは感謝を込めて慰労金と休暇が出た。
先日も労災休暇を貰ったばかりなので何だか申し訳ない。しばらくは羽を伸ばすか。
緊張が溶けて丸1日泥のように眠り込んだ。
3日後くらいだろうか?来客があった。
「無事で良かったわ‥心配したわ」
レベッカ保安官が抱きついてきた。
「そうかい。それはありがとう」
いつもなら距離を取るのだがその気にならなくなってきた。凄く良い匂いがする。
「これからも貴方の活躍を見たいわ。色々勉強させて欲しい‥」
「しょうがないな。授業料は頂くぞ」
その日俺たちは男女の関係になった。
翌朝、慣れないベッドの狭さで欠伸をする。
「早いのね?もう少しゆっくりしましょう?」
生返事をして元に戻る。他人と寝るのはいつ以来か。
2度の召集‥長旅‥そして3度目の召集。
かなり昔の記憶だ。たまには悪くない。
ダラダラと1日を過ごした。
レベッカの話を聞いた。年齢24歳。苗字はリーン。
弟は射撃学校の元教え子ダン。今年で16歳。
両親はブルーランドとの戦争で父が戦死。
母は寿命で2年前に亡くなったらしい。
実家を引き継ぎ弟を養いながら保安官をしている。
俺の経歴を話したかったが上手く言えない。
両親は他界している。
戦場で友を失い。数度の召集で疲れ果てた。
旅は心を癒すためだったのかもしれない‥。
後数年でオッサンの仲間入りをする俺は身の振り方を考えなければならなくなって来た。
ジャンは段々と人間の暖かさを取り戻す予定です。




