悲報
銃器の紹介が入ります。
射撃監督の仕事も軌道に乗りデザストンの生活にも慣れてきた。レベッカ保安官が忘れた頃に遊びに来たり、トラックの給油代が高いのが少々気になる。
近頃、国境付近で我が国とブルーランドが小競り合いをしている。
もう戦争には行きたくない。
だが定めとあらば覚悟を決めるつもりだ。
例のカービン30口径が気がかりだ。
我が軍の近接火力と言えばマシンカービンやブルーノ軽機関銃くらいだ。
正式名称オーウェンマシンカービン。弾倉が銃の上についてる不思議なサブマシンガンだ。狙い難いが、荒野の砂嵐でも全く故障しない優れた銃だ。
主に分隊長や通信兵が装備している。
口径は9ミリ。正式ピストルと共有だ。装弾数30発。
ブルーノ軽機関銃。1個小隊に2丁配備されている。
口径は7.92ミリ。モーゼルと共有だ。この銃も弾倉が上についている。2脚を備えて伏せ撃ちが基本だ。
愛称はブルーノガン。装弾数30発。
取り回し難いが信頼できる機関銃だ。
そんな事を考えながら仕事に励む。
今はフィルム講座中だ。早いもので卒業生を何組も見送った。
彼らはいずれ兵隊•保安官•ハンターになるだろう。
帰路につく前に事務室に呼ばれた。
政府から電報が届いているみたいだ。
嫌な予感はしていた。
内容‥
国境警備隊が敵の新型カービンにより壊滅。
都市部から補充要員を派遣。
到着まで時間を要す為、臨時部隊を編成。
ジャン•レイ射撃監督は速やかに向かわれたし。
装備一式は市から借用されたし。
経験から言って補充要員など来ない。
その代わり偵察兵が離れた所から観察している。
自軍の損害を少なくして情報を集める汚いやり方だ。
素人を無闇やたらに突撃させるよりはマシかもしれない。
戦争で死に損なった人間をとことん利用している。
生き残った兵隊に敬意は無いのか?
敵も味方も似たようなものと聞く。
俺は政府が嫌いだ。
しかし国を捨てるわけにはいかない。
何かがそうさせている。
さぁ出発だ!
戦争は甘くない…




