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ライフリング  作者: 羽田憲二
第1章
19/140

何だか違う作品を書いてる気分です。

待ち合わせは時計台ビルの入口だ。

15分くらい早めに着いた。ガミガミ言われる事はないだろう。


「遅いじゃない!女を待たせるつもり?」

勘弁してくれ‥お嬢様のご機嫌取りなどごめんだ。

ここらで褒めて後々楽にするか?


「いつもの制服じゃないんだな?華やかで似合っている」


「そうかしら、嬉しいわ」


「早速行こう」


「もうちょっとなんかあるんじゃないの?」

彼女面されても困る。


レベッカ一押しのレストランに着いた。

あらかじめ予約していたみたいだ。

こういう所は評価出来る。コース料理の為配膳をしばし

待つ。こういう時の間が俺は苦手だ‥。


「あなたはいつもそのジャケットだけど、気に入ってるの?」


「あぁ。頑丈だしな。旅の途中、中部地方で去年買った」


「見繕ってあげましょうか?」

狐目が妖しく微笑む。きっと他の男を落とす時も使っているのだろう。申し訳ないがあまりグッと来なかった。


「食事を奢って貰ってるんだ。これで満足だ」


「そういう事にしてあげる‥」

また微笑んでいる。早く飽きてくれないかなぁ‥。


そんなこんなで料理が運ばれて来る。過酷な戦場や水の少ない旅では味わえない。上品でまろやかな品々を堪能する。この店を紹介してくれた事は素直に感謝だ。


「無心で食べてるけど、頬がニヤついてるわよ」

しまった!この女の前で油断は禁物か?


後ろから家族連れが店に入店してきた。

「ジャン先生!お疲れ様です」

女子生徒の1人だ。軽く挨拶しておく。


「もしかして彼女さん?ジャン先生やるじゃん!」

誤解は解かねばならんな‥。


「いや、違」「そうよ最近付き合ったの!宜しくね」


は!?こいつはなんだって面倒な事をしてくれる!

満腹な状態では上手く反論出来ない!


「じゃあ先生またねー」

生返事しか出来なかった。

結局食後は色々連れ回された。もう少し俺の身にもなれ!

たまにはこういった話も良いかと考えました。

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