表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライフリング  作者: 羽田憲二
第11章
125/140

秒読

国境での事件から両国関係は限界に達していた。

はじめは反目しつつもブルーランドの挑発に乗らないように努めてきた。

その裏では様々な準備が進んでいた。

そこには俺も関係していた。


「機関銃手の為にリモコン式の引き金が必要だ。武装も7.62ミリ程度をもう一丁欲しい。装甲は側面もやや傾斜した方が良いだろう」


現在、兵器開発研究所で意見を出している所だ。

「分かりました。それらの仕様は軍正式になるかと思います」


M113は確かに良かったが問題点もある。

実戦経験を開発に反映しているのである。


ここには車両関係だけでなく銃器や航空機の研究も行っている。以前にラントが紹介した軍事博物館よりも最新の技術が見れる。当然一般人は立ち入り出来ない。


現在配備中の兵器、開発中の物を紹介していこう。


シャーマン戦車。

これまでの戦車は武装•装甲共に大した事は無かった。

だがこれはちがう。機動力はやや落ちるが、75ミリの戦車砲の威力や厚い装甲は歩兵部隊の強い味方になる。


マスタング戦闘機。

以前に開発した機体に何度も改良を加えて開発した戦闘機だ。実はウッドランドとの共同開発である。

国境問題が出る前は運動性能に疑問のある機体だったが、急遽エンジンを改良。

それにより大幅な性能向上を実現した。

武装は12.7ミリ機銃を4から6門。

アタッチメントによりロケット弾や爆弾も搭載可能だ。


銃器に関してもやや進展があった。


ドラグノフ狙撃銃。

以前より構想のあったセミオートライフルだ。

構造はAKに近い為、AKさえ扱えればRPKやドラグノフも使用可能である。

口径は7.62ミリでPK機関銃と共有だ。

精度はそこそこだが、大量生産向きで頑丈だ。



「国境事件は矢張りブルーランドか?」


「詳しくは我々も‥あなたの上司が色々聞いているみたいですよ?」


「そうか‥今掴んでいる敵の新型兵器はあるか?ここなら鹵獲品もあるだろう」


「特別にお見せします」


技術者と共に別室へ連れて行かれた。

大小様々な鹵獲品が布を被せられている。

「写真撮影などは禁止です」

「わかった」


「小火器は展示していますが、大型兵器は資料のみあります」


「なるほど。確かに移動は無理だな」


色々みさせて貰った。

銃器から紹介しよう。


ARカービン。

ザラスでの戦闘で見たのとはまた違うモデルだ。

銃身はやや短くなっただけだが銃床やハンドガード、照準器が明らかに違う。

ハンドガードはゴツゴツした穴が空いており、様々なパーツを取り付け可能だ。

銃床は伸縮式で体格に合わせて調整が可能だ。

照準器はキャリングハンドルが取り払われて一般的な物に変更されている。


「やつらなかなか賢いな‥」


M1ライフル

ザラス戦闘で遭遇したセミオートライフルだ。

ボルトアクション並の精度があると言う。

手強い相手だ。

見た目はカービン30口径に似てる。


続いて資料に移る。

「こちらは敵の新型戦車です」


映写機に写された写真には森の中で擬装を施した車両が見える。

スパイによればシャーマンより小型軽量で山岳地帯において性能を発揮するみたいだ。

あだ名は『チャーフィー』。


「写真はありませんがスケッチで敵の戦闘機も記録しております」


「ん?妙な形だな‥」


スパイが記憶の中に書き起こしたスケッチが数枚と殴り書きの特徴が記されている。


双胴機であり武装は機関砲•機銃多数。

大きさに反して機動力があり改良も続けられている。

迷彩を施した機体が見られる。

生産数は我が国と比べて少ない模様。

爆撃任務などもこなす。


「これは厄介そうな相手だな?格闘戦よりも一撃離脱や対地攻撃に向いてそうだな?」


「我々もそう睨んでおります」


益々進化した兵器に銃が取り柄の俺は小さく感じる。

だが家族の為に生き残るしかない。

今回は兵器紹介でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ