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ライフリング  作者: 羽田憲二
第10章
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IAS訓練

デザストンでの休暇を終えて首都に戻ってきた。

「早いのね‥」


「あぁ、これからは忙しくなる。頼んだぞ」


「いってらっしゃい」


「行ってきます」

レベッカと寝ているケイトに別れを告げて出勤する。


IAS制服に着替えて、頭には隊長の証である黒いベレー帽を被る。制服というよりは軍服に近い。深緑色で軍隊と区別する為に迷彩は施されていない。

ブーツは市街地で足音が鳴りにくい物になっている。


出勤には政府から新たに提供された軍用ジープで向かう。いざとなれば現場でも使う。


入り口には守衛がおり身分確認をする。

「おはようございます隊長!」


「おはよう。よろしく!」

そのまま駐車場に進みジープを停める。玄関では小銃を構えた隊員が敬礼をする。


執務室に入る。

部下と比べて専用の個室が設けられており、内装もやや豪華だ。向かい隣の部屋は副隊長マックの執務室だ。


それからマックと合流して司令室へと向かう。

「おはようございます、司令!」

2人して挨拶する。


「おはよう。かけたまえ」

ストーナー司令官。57歳男性。軍隊の情報部出身だ。

オールバックにメガネ姿のインテリを思わせる見た目だ。目つきがやや鋭い。


「早速だが君たちには隊員の基礎訓練を行ってもらう。それと並行して新型武器の取り扱いなどにも習熟するよう頼む。しばらくは部隊の育成が任務だ。必要であれば追って連絡する。以上解散!」


「はい!」


完全に軍隊だな。やはり定めか。

平和を欲するなら戦いに備えよ、か。


それからは隊員の教育に勤めた。

体力測定、行軍訓練、サバイバル訓練、ハンドサイン教育などである。


武器を使用した訓練などはこれらが身についてからだ。この間に隊員の個性や長所•短所、思想などをよく観察し把握する。

問題があれば適当な理由をつけて辞めさせる。

適正以外にもスパイ排除が目的だ。


こうして2ヶ月ほど基礎訓練を続けて多くの隊員がフルイにかけられた。


「本日より武器使用の訓練を開始する!マック副隊長より説明だ、よく聞け!」

俺は説明を促す。


「新型自動小銃のAKMだ。銃床、ハンドガード、グリップ、弾倉は樹脂製になり色は黒で統一した」


SP時代に散々使用したAKは進化していた。

基本構造は変えずに強化樹脂を多用。

これにより軽量化だけでなく対腐食性も上がった。

特に弾倉は変形が少なくなり助かった。

銃床は折り畳み式になり狭い空間でも使用出来る。


細かな変更点では安全装置が左側にもついたために素早い射撃が可能だ。

右側も僅かにガイドが追加され使いやすくなった。

まだまだ改良されるみたいだが必要充分だ。


「君たちの基本装備がAKMだ。その他の武器はコイツを完璧に使いこなせるようになってからだ、良いな!?」


「はい!!」

50人のヘルメットが僅かに揺れる。

いよいよ本番だな。







現実のAKMは7.62ミリの木製です。

この世界のAKMは5.45ミリの樹脂製です。

デザインはブルガリアのアーセナルAKを参考にしました。

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