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ライフリング  作者: 羽田憲二
第10章
118/140

No.3

国内治安維持討伐部隊とは新設されたばかりの部隊である。


内務省傘下になる部隊で軍隊と同等の装備を持ち、その使用も許可されている。

一番の違いは国内限定で活動するという事だ。

名称を略してIAS部隊と呼ばれる。

そしてこれまで以上に秘密警察と協力していかなければならない。


俺は隊長の肩書きを貰ったが勿論現場では戦う。

隊長の上にはIAS司令官がいる。

その更に上が内務大臣となる。

ある意味では内務省のNo.3になってしまった。


戦闘員50人。後方支援部隊なども含めると100人以上いる大規模な部隊だ。

人員不足が叫ばれる中でよくこれ程掻き集めたなと思う。


副隊長はマック。40歳男性だ。歳上だが若々しい。

名前に劣らずピストルの早撃ちが得意だ。

俺と感性が似ているのか、愛銃はリボルバーだ。

パイソン357マグナムを使用する。

見た目は中肉中背で短髪とよく見る顔だ。


「無頼漢ジャンではありませんか!あなたの元で光栄です」


「あ‥あー、うん。宜しくマック。俺が不在の時は君が隊長だ、良いな?」


「はい!」


しかしまた渾名が増えてるな。無頼漢とは笑える。

本来俺は頼りっぱなしだ。


俺は隊員の育成や装備購入、現場での指揮が主な仕事だ。作戦立案や重要会議などは司令官や秘密警察幹部などと合同で行う。正直言って忙しい。


IAS本部はSPとは離れた位置にある。

議事堂からは近くも遠くもない距離だ。

訓練場は本部の隣にあり軍隊並みの敷地の広さだ。

射撃訓練は小銃やピストルだけでは無く大砲や戦車も使えそうだ。

いや、むしろ使う。そう捉えている。


軽い挨拶や簡単な説明を受けたが設備工事や手続き、スパイ対策で2週間ほど暇を出されている。

今のうちに羽を伸ばすか。



「パパ!ダンおじちゃんに会えるの?」


「あぁ勿論だ」


「なんだか久しぶりね」


家族団欒の時間がいかに尊いか実感する。

レベッカには異動の件を話している。

何があろうと着いていくと言われた。

大した嫁だよ。


「飛行機〜!」


「ケイトは乗るのが2回目だな」


「なんだかお姫様みたいね」


「えへへ」


俺たち3人は飛行機でダンの住むデザストンに向かう。ここ最近は飛行場が向こうにも出来た為行く事ができる。


レベッカとケイトが眠りにつく横で俺は窓の外を眺めていた。そろそろ滑走路が見えてくる。


「ご搭乗ありがとうございました。足元にお気をつけ下さい」


懐かしさと目新しさが来る。

嫁さんの故郷ではあるが、想い出が沢山ある。


できたばかりのピカピカのロビーで待つ。


「お待たせ!!皆んな!」


「逞しくなったじゃない!」

「久しぶりだな」

「おじちゃんだ〜!」


ダンのトラックが新しい車になっていた。

「お兄さんには悪いけど寿命だったから鉄屑にしたんだ」


「元々俺もお下がりだからな。しかし良い車に乗ってるな!」


ダンの乗っている車は全体がゴツゴツとした普通車だ。首都ではもっと良い車も沢山走っているが、地方じゃトラックや馬が珍しくない。


「意外と稼げるようになりまして‥それに家にはあまりお金が掛かりませんから」


こうして4人はドライブを楽しんだ。

IASは内務•討伐の英語頭文字から取りました。

あまり深く考えていません。


車に関しては知識がないので車種などはご想像におまかせします。少なくとも現代の快適な車ではありません。

戦前戦後のアメ車やイギリス車を想像して下さい。

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