裏切りの銃弾
急いでドアまで戻るが一度耳をすませる。
「やめて!!殺さないで!」
「マヌケなニューストンの豚どもめが!!」
「ジョディ君を離しなさい!撃抜くぞ!」
どうやら常駐警備が裏切ったようだ。変態女が人質に取られて、アントン副総理が対峙している。
大体の位置は把握した。あとは正確な射撃だ。
ワザとドアを思い切り蹴り上げ、素早く身を隠す。
案の定ピストルの弾丸がドアを撃ち抜いていく。
その後素早く中腰でドアを開ける。
ガバメントの照準が合わさった瞬間、発砲!
バン!!
グワっ!!
右腕を撃たれて警備員は戦闘不能になる。
素早く近寄り武器を取り上げる。
ジョディ議員が抱きついてきた。
「怖かった‥うぅ」
「勘違いしないで下さいね!」
「難しい‥」
状況的にしょうがないが頭を切り替える。
「少し離れて下さい」
警備員を縛り上げて軽い手当をする。
そしてアントン副総理に現場を任せる。
「本当の敵は内部でしたね。まだわんさか居ますよ!行ってきます!」
「今度こそ大丈夫だ!」
流石に常駐が裏切り者とは恐れ入った。
残るは4人。
そんな時入り口から3人が帰ってきた。
まだ裏切り者が誰か気づいていない!
至る所で銃声が響いていた。その為常駐もまだバレていないと思っている。コレはチャンスだ!
「緊急だ。奥で話そう!」
俺は常駐に気付かれないように3人に話した。
「夜戦装備を生かすチャンスだ!配電盤に向かうぞ」
バートの指示でザックが向かう事になった。
「味方の認識はいつものアレだな?」
「あぁ」
「ザックは配電盤を死守しろ!片付いたら向かう」
「分かった!」
こうしてザックは配電盤へ、残るは敵制圧に向かった。
俺は表、バートとマチルダは裏に向かう。
敵のすぐ近くにまでそれぞれが待機した。
照明が一気に落ちる!!
俺は暗視スコープ付きのAKであたふたする警備員を瞬殺した。
バートとマチルダは少し遅れてから動き出した。
警備員が落ち着き出した頃に突入した。
暗くて目をこらす相手に対してライトを点灯させる。
眩しいと人は咄嗟に目を覆う。
その瞬間、AKとマシンカービンが火を吹いた!
ノーダメージで片付けた。
その頃配電盤を守るザックは足音に警戒していた。
近づいてくるのは仲間のブーツ音では無い!!
「おい!!電気着けろ!」
誰かが怒鳴り込んで来るが姿を見せない。黒だ。
「バートか?」
わざとらしく声をかける。
「そうだ早くしろ!」
その瞬間、閃光弾のピンを抜いて地面に転がした!
急いで目と耳を塞ぐ。
バンッ!!キーーーン!!
うわっ!!
完全に発火してからブレーカーをオンにした。
そして悶えている敵をAKの連射で薙ぎ払った。
どうやら設営スタッフの残党みたいだ。
片手にはスコーピオンを装備していた。
明るくなった後に急いでブレーカーを落とした。
官邸内の銃声を聞いていたが、ミスをしたのではないかと不安になるザック。
それから20分後に聞き慣れた足音が近づいてきた。
一応声を掛けてみる。
「バート?」
何も言わずにドアの角からペン型蛍光灯が光った。
ザックは腰につけた自分の物をドアの向こうに投げた。
「明かりをつけるぞ!」
「あぁ!」
電気が復旧する。
「皆んな済まなかった!敵を倒すためだ!」
「銃声は聴いてたろ?今回は全員装備がバラバラだからな」
「予算も厳しいしね!」
「ミスは誰にでもある」
ザックは苦笑いした。
こうして官邸襲撃事件は幕を下ろした。
相変わらずガバガバですいません。
その後については次回紹介します。




