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ライフリング  作者: 羽田憲二
第10章
115/140

夜戦

昼間とは違い数十メートル先が分かりづらいのが夜戦の特徴だ。どんなに最新の装備を駆使しても限界がある。俺たちはそれを訓練で補ってきた。いよいよそれが発揮される。


ザックにアイコンタクトを送り、それを受けてカール総理に耳打ちをする。


「お集まりの皆さんに私からのプレゼントです!どうか受け取ってください!」


本来ならこんな予定は無い。そしてコレが合図だという事もほんの数名しか知らない。


ザックがカンプピストルを夜空に向かって放った。


ヒュー!‥パーン!!

綺麗な蒼白い光が空に輝いた。


「この後は官邸内でお楽しみといきましょう!」

カール総理が言ったと同時にバートが素早く議員たちを誘導した。


残る3人は怪しい影に素早く銃口を向ける!

ダン!ダン!

ズパパパパ!!

ダダダン!!ダダダダン!!


先手を撃つとはこの事である。上手く隠れたつもりの敵は瞬く間に制圧された。

これまで散々後手に回った。その仕返しだ!!


「今回はジャンが官邸に残れ!俺たち3人は討伐に向かう!!」

敵はこれだけとは限らない。珍しく後衛を俺は任された。


闇夜に完全装備のSPが消えていく。

誰かを誘導するのは久しぶりだ。気を抜けない。


「ただいま襲撃がありました。秘密警察には連絡済みです。安全が確保されるまで私が護衛します!」

一通りの説明を終えて避難室へ誘導する。


AKのおい紐を背中に回してガバメントピストルに切り替える。屋内ではこちらが使いやすい。


「常駐警備員は2名ずつ表と裏の入り口を塞げ!残りは俺と護衛だ!良いな⁈」


「了解!」


誘導は俺含めて2人しかいない。だが侵入口を塞いで議員を安全地帯に運べば8割合格だ。

残る2割は不測の事態‥


避難室まで後数メートルだ。

近くの通路からパーティー設営スタッフが2人飛び出してきた!


彼らが懐から銃を取り出すのを見逃さなかった!

バンバン!!バンバン!!


射線に誰もいない為躊躇わず発砲する。

奴らの引き金はワンテンポ遅れて反応した。

仰け反り倒れながら天井に銃弾を撃ち込む。

ドロロロ!!ガシャーン!


大きめの照明が落ちてくる。

襲撃よりそちらの方に皆ビックリしていた。


「お前は見張ってろ!皆さんはしゃがんでください!」


辺りを警戒しながら倒れた2人の武器を足で蹴飛ばす。まだ息がある者には容赦なく銃弾を撃ち込むが、その必要は無かった。


武器を確かめてみる。

スコーピオンサブマシンガン。

車両部隊や憲兵向けにブルーランドが開発した最新式だ。32口径と威力はまぁまぁだが、小型低反動で命中率が高く堅牢だ。連射で充分な殺傷力がある。

本来はサソリのような折り畳み銃床が付いているが、取り払われている。


「総理と女性議員優先です!」

安全確認後に避難室に押し込める。

途中ジョディ議員と目が合ったが無視する。


全員を避難させることに成功した。一息つく。


「実に見事だ!ありがとうジャン君!」

カール総理とアントン副総理が労ってくれる。


「ありがとうございます。まだ気は抜けません!」


「少し建物を捜索します。アントン副総理、銃は使えますか?」


「君も大胆だね!昔は戦争に行ってた。任せなさい!」


人数が少ない為議員連中の力も借りねばならない。

倒した敵から奪ったスコーピオンの薬室に銃弾を装填して手渡す。


「すぐ戻ります!」

常駐警備1人を残して部屋を後にした。


まずは索敵と入り口の状況確認だ。

まだ敵がいた場合、侵入口を作られてしまうからだ。

常駐警備はSPほど強くない。


部屋を出て数歩、避難室から悲鳴が聞こえた!!

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