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ライフリング  作者: 羽田憲二
第10章
114/140

建国記念日

デザートストーン建国記念日を迎えた今日。

俺たちSPは緊張に包まれていた。

これまでの事件解決や猛獣駆除といった成功で国内屈指の実力部隊だと評価された。

それに伴って総理大臣の夜間護衛を任された。


カール総理大臣。50代後半の白髪混じりの男性だ。

歳の割にハキハキとしていて若々しい。

国内の有名女優と結婚した事で有名だ。

政策については可も不可もなくと言ったところだ。

正直政治家は信用していない為関係ない。


問題は国内一の重要人物を夜間に警備しなければならない事だ。この日の為に訓練と装備の見直しを繰り返してきた。実行するだけなのだが、気が重い。


バートはAKの銃身側面に新型のライトを装着している。開発されたばかりの物でスイッチでON/OFF出来る。しかしバッテリーの小型化などはまだまだ進んでいないため重量がかさむ。


ザックは通常のAKだが、照明弾や閃光弾などを複数装備している。


マチルダはマシンカービンだが、バートと同じライトを装着している。元々軽量である事とフォアグリップがある為使いやすそうだ。


俺はAKのサイドレールに暗視スコープを装着している。正直重く嵩張るが、夜間の精密射撃に向いている。


そして全員に共通するのがペン型蛍光灯だ。

使い捨てで半日経つと光らなくなるが、軽量小型で扱いやすい。全員が左腰にぶら下げている。



現在、首相官邸前の広場で記念パーティーが開かれている。政治的な意味も勿論有るのだが、どちらかと言うと無礼講に近い。首相側近や政治家の家族などがバーベキュースタイルで立食するというものだ。


とはいえ民間人が適当に網焼きをするのでは無く、一流シェフが上等な鉄板の上で焼いていく。

使われている肉や野菜も最高級品で一部は輸入した物だ。参加者が頼めば望み通りに焼いてくれる。


参加しているのはカールの他に副総理のアントンや先日護衛したリカードがいる。

気に食わないのはあの変態ジョディも出席している事だ。しかも近づいてくる!


「あ‥あの、この前はごめんなさい。いい歳こいて自惚れてたわ。もうあんな事はしないから‥」


「‥そうですか。その話はもう終わりです。さぁジョディ大臣もパーティーを楽しんで下さい」


「そうですよ大臣!ささっ!」

ザックが援護してくれる。ありがたい。


別の場所ではバートとマチルダがアントン副総理に話しかけられていた。


「ダムでは君たちに命を救われた。改めて感謝するよ!」


「確かに誘導は私達2人ですが、殺し屋を撃退したのはジャン1人ですから」

バートは仲間の手柄を大事に話す。


「そうだったね。にしても女性が護衛なのは珍しいと思っていたよ」


「アタシは仕事が肌に合ってますから。男には負けません!」


「大変心強いよ!」


そしてカール総理がシャンパングラスを片手に軽い挨拶を始めた。


「デザートストーンに幸あれ!乾杯!!」

各々が軽くグラスをぶつける。

この辺りは上流階級感が半端ない。皆上品に行う。


俺たちは飲まず食わずで護衛をするが、美味そうな匂いにヨダレが出そうだ。


そんな中怪しい影が会場に近づいていた!

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