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ライフリング  作者: 羽田憲二
第10章
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血染め丘 後編

「SPは正面から装甲車で突撃!ミートチョッパーで蹴散らせ!」


「俺たちは馬で遊撃だ!状況をみて下馬しろ!」


「対物ライフル班!側面丘より各子に撃て!」


いよいよ命令が下った。

M2射手は俺だ。運転はザック。

助手席のマチルダはAKやRPKのつるべ撃ちだ。


装甲車が唸りをあげて突撃する。

俺はボルトハンドルを大きく2回コックした。


ドドドドドド!!

腹に響くような野太い銃声がこだまする!


ブォー!!ブォー!!

バイソンたちが数頭一度に倒れる。

四方八方に猛スピードで群れが散らばる!

土煙が一面を覆う。


このままではバイソンが逃げてしまう。

ハンターたちが巧みな馬捌きで群れを誘導している。


ダダダダ!! ダーン!ダーン!

馬上からモーゼルやブルーノガンを撃ちまくる!!

銃のおい紐を片手に巻き付ける事で安定した射撃を見せている。もはや騎兵だ。


少しずつ地道に数を減らしていく。

暫くすると生き残ったバイソンの群れが体制を立て直してこちらに向かって来る!


「おらー!!どけどけ!!ジャン!!蹴散らせ!!」

ザックが叫びながら運転する。


俺は向かってくるバイソン集団に猛烈な銃撃を浴びせる!黒い山があちこちに出来た。


ふと左をみると別の集団が猛突進してきた!

「マチルダ!!蹴散らせ!!」

俺は助手席に向かって叫ぶ。


「当たり前さ!」

AKをフルオートで窓から撃ちまくった後にRPKに切り替える。因みに銃床が折りたためる為サブマシンガンのように扱う。


「クソ!!装填!カバーしてくれ!!」

急いでM2の給弾カバーを開ける。

銃身は既に小豆色になっている。

装填した後に水筒の水を銃身にぶっ掛ける!


ジュワー‥煙がもくもくと立つ。


ドドドド!!ドドドド!!

ブォー!ブォー!

精神をすり減らすような戦いだ!


ブロロロ!!ブロロロ!!

「泥にハマった!!マズいぞ!!」

ザックからの悲報だ。


「なんとかするんだよ!」

マチルダも撃ちまくりながら叫ぶ。


ハンターたちも余裕は無さそうだ。


その時、側面丘から銃声が聞こえた!

ズシャーン!!ズシャーン!!

連続した砲声に近い音だ。


接近してきたバイソンは数メートル先で頭から粉々になった!助かったがその威力に驚く。


大分捌けてきた。辺りは黒い山と腐臭が漂う。

グォン!ブロロロ!!

「行けるぞ!!待たせた!」

ザックは再び装甲車を走らせる。


再び装填をしていると丘の軍人がラハティを抱えて移動しているのが見える。

流石に同じ場所に居るのは危険か。


ある程度進んでいくと今度は右からバイソンが来た。

構わずM2で蹴散らす!

後方から2人のハンターが馬で追随してくる。


ダーン!ダーン!

まるで映画のワンシーンのように見事な射撃だ。

確実にバイソンを仕留める。


グリップから手を離して手を振ってみる。

あちらも返してきた。

なんとか行けそうだ!


残る集団は50から80頭ほどだ。

とにかく撃ちまくる!!

カチッ!!

「弾切れだ!PKに切り替える!」


ズシャシャシャシャ!!

独特の射撃音に変わる。機関銃ばかりなので耳鳴りが酷い。


ハンターたちは下馬して精密射撃に切り替えている。

軍人も後方より援護してくれる。

後少し!


「エンジン止めるぞ!俺も撃つ!」

部隊全員がよく狙って撃つ。

見える限りのバイソンは全滅した。

凄まじい異臭と血の量だ。


「すまない!耳が聞こえない!」

俺は一時的な難聴になった。


「ジャン。お前は休め」

後方からバートとリカードが歩いて来た。

流石に大臣に護衛無しはアウトだ。しょうがない。


耳が落ち着くまで何となくボーっとしていたがハンターたちの顔が暗い。


上手く聞き取れなかったがどうやら死者が出たらしい。生命を散らした仲間がいる。難聴など言ってられない。


「ありがとうございました」

死亡したハンターの前で深くお辞儀をするリカード。


「優秀なるハンターに哀悼の意を捧げる!!」

バートが声を張り上げる。


全員がそれぞれの銃を空に向かって撃ちまくる。

ダーン!!ダーン!!ダーン!!

ドドド!!ドドド!!

ダダダダダ!!

ズガガガガガガ!!


「駆除はこれにて完了しました。片付けの手配は私が行います。一度途中の宿まで戻って休憩しましょう」


リカードの指示で俺たちは帰路に着く。


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