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ライフリング  作者: 羽田憲二
第10章
111/140

バイソン

俺たち護衛は農務/畜産大臣•リカードの護衛を担当することになった。


農務/畜産大臣の仕事は大きく分けて2つある。

穀物や野菜など一般的な農業に関する仕事。

それから畜産業だ。


これら2つの仕事は土地などに関してダブる事が多い。そのため農務/畜産と統合しているのである。

国としての取り組みでトラブルの対処や視察などが必要な仕事だ。


今回の任務は大掛かりなもので、いつもの護衛とはニュアンスが違う。

SPの他に腕利のハンターや軍隊の狙撃手など銃についてのベテランが揃っている。

しかしそれでも必要な人数が揃っていないのが現状だ。合わせて20人くらいだ。


一体何をするのかと言うと、駆除だ。

畜産エリアにバイソンの群れが居座っているという。

数百頭も居るみたいだ。

放牧していた羊や牛舎の牛たちは襲撃にあって散り散りになってしまった。


それだけじゃ無い。

バイソンの群れは移動して農家の畑を横切ったみたいだ。農業・畜産共に被害甚大だ。


保安官や自警団では太刀打ち出来ない相手に政府が対応しなければならない。

本来なら軍隊を一斉に導入して片付けた方が良いのだが、人員不足やゲリラ討伐など問題があるみたいだ。


射撃の成績が良い兵隊を数名派遣するのが精一杯だ。

他に一番人数が多いのがハンターだ。

彼らはウッドランド国境によく派遣されているベテランだ。化け物に比べたら幾らかマシだろう。

それでも面制圧出来る武器が不足している。


本来なら俺たち4人はあくまで護衛だが、人手不足を補って欲しいと頼まれた。致し方ない。


幸いダム事件以降、重火器の装備が許されている。

可能な限りの武器弾薬を持って行こう。


リカードはバート随伴で政府の公用車で移動だ。

俺含む3人は新型の装甲車に乗車し、車載武器として

M2重機関銃を搭載している。

コイツは長い射程と絶大な破壊力で敵味方から恐れられてる。

人体を引き裂くほどの威力があり、ミートチョッパーと呼ばれている。

その他武器も色々詰め込んだ。


ハンターたちは昔ながらの馬で移動だ。

10人前後が乗馬している。

肩にはフルサイズのモーゼルやブルーノガンなどやや古いが威力のある武器を携えている。


そして5人の兵隊は軍用トラックで移動する。

何やら新型の対物ライフルを持って来ているらしいが、着いてからのお楽しみだ。


トラックに揺られながら俺、ザック、マチルダは会話する。


「バイソンの群れは手強いな‥」


「デカくて強い相手だけならまだしも、そこそこの群れが暴れてるのはキツイね!」


「言っちゃ悪いんだけど、死者出てもおかしく無いよ」


正直俺たちはややネガティヴだ。

単体だけなら何とかなる。化け物だろうがだ。

人間相手なら多少は戦術でカバー出来る。


しかしそれなりに強く獰猛なバイソンが数百頭。

人数、火力的にも微妙だ。

捌ききれずに飲み込まれたら踏み潰され、角で抉られる。


上手いこと連携して行かなければならない。

そんな事を考えながらひたすら道を進む。


途中全員が宿に泊まって再出発だ。

因みに輸送機は今回使えなかった為、アナログな移動方法だ。昔の俺ならこれでも贅沢だったがな。


変わって公用車内。

「見えてきましたね。大分荒らされている」

バートが話しかける。


「頼むぞ!これでもいろんな連中に頭を下げて君たちをかき集めたんだ!」


「そんなに興奮しないで下さい。指揮はSPの私で構いませんか?それとも軍人にしますか?」


「立場的に君が良い。よろしく」


「了解です」


リカードも色々あるのだろう。

目的地は目と鼻の差だ!


バイソンはリアルで異世界のバケモノみたいですよね?

現実も時々バグってます(^^)

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