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ライフリング  作者: 羽田憲二
第9章
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猛攻

「ジャン•リーン入ります!」

よく分からない緊張から声が固くなる。


「どうぞ」

普通の応答が聴こえる。杞憂か?


ドアノブを回し入室する。

既に入り口手前辺りで大臣は立っていた。


「待ってたわジャン。よろしくね♪」

妙に明るい人だな。


気が付けば身体が密着しており、首の後ろに両腕を回されていた。

「歓迎ありがとうございます‥」


「貴方のことはだいぶ前から調べさせて貰ったわ。何でも知ってるのよ」

鋭いが怪しく微笑む。


「はぁ。それで専属とはどういう事ですか?そのような役割は側近や常駐警備の仕事では?」


「全くもう。あなたは可能な限り一緒にいれば良いの!」


「⁇」

一体なんなんだ?言葉にならない疑問が浮かぶ。

おれが妻子持ちなのも知ってる筈だろう。


それから程なくして護衛が始まった。

確かにスキンシップが多いと感じるが暴言暴力も無く、事件にも巻き込まれない。

比較的平和な時間が過ぎて行った。


「久しぶりにジャンに会ったな。流石にブリーフィングに口は出せまい」

バートは含んで話す。


「アンタ大丈夫かい?」

「何かあったら相談に乗るぜ!」


「今の所大丈夫だ。にしても心配し過ぎだろ?」


「なら良いんだが‥」


それから再び護衛だ。

その辺りからおかしくなり始めた。


「ジャン。あなたも来なさい!」

大臣から自宅まで来るように言われた。


「これより先は私的交流になります。側近や常駐に頼んで下さい」


「私の許可で同行!早く!」

仕方なく同乗する。これが運の尽きとも知らずに‥


自宅玄関まで来て帰ろうとすると思い切り腕を引っ張られた!


「手荒はよして下さい。ジョディ大臣!」


「へぇ〜。抜け目がないのね!さすがは名探偵ジャン!」


「は?名探偵?ムグッ!!」

いつのまにか濃厚なキスをされていた。

はがそうとするがなかなか難しい。


「プハッ!最高ね、早く来なさい!」


「ご遠慮申し上げます!」

急いで帰宅した。途中公園でウガイをしまくった。


「おかえり貴方‥」

「ただいま‥」


上着を脱いだあたりでレベッカが反応する。

「まさか浮気なんかしてないわよね?」


女の勘は鋭い。

これまでのことを馬鹿正直に話した。


「そう‥悲しいけど、貴方を信じるわ」

「すまないレベッカ」


こうして弾丸を使わない戦いが始まった。

外務大臣のモデルはハリウッドのジョディ•フォスターです。

あのレベルなら土下座でOKしちゃいそうです。

まぁジャンには効きませんが(-。-;

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