猛攻
「ジャン•リーン入ります!」
よく分からない緊張から声が固くなる。
「どうぞ」
普通の応答が聴こえる。杞憂か?
ドアノブを回し入室する。
既に入り口手前辺りで大臣は立っていた。
「待ってたわジャン。よろしくね♪」
妙に明るい人だな。
気が付けば身体が密着しており、首の後ろに両腕を回されていた。
「歓迎ありがとうございます‥」
「貴方のことはだいぶ前から調べさせて貰ったわ。何でも知ってるのよ」
鋭いが怪しく微笑む。
「はぁ。それで専属とはどういう事ですか?そのような役割は側近や常駐警備の仕事では?」
「全くもう。あなたは可能な限り一緒にいれば良いの!」
「⁇」
一体なんなんだ?言葉にならない疑問が浮かぶ。
おれが妻子持ちなのも知ってる筈だろう。
それから程なくして護衛が始まった。
確かにスキンシップが多いと感じるが暴言暴力も無く、事件にも巻き込まれない。
比較的平和な時間が過ぎて行った。
「久しぶりにジャンに会ったな。流石にブリーフィングに口は出せまい」
バートは含んで話す。
「アンタ大丈夫かい?」
「何かあったら相談に乗るぜ!」
「今の所大丈夫だ。にしても心配し過ぎだろ?」
「なら良いんだが‥」
それから再び護衛だ。
その辺りからおかしくなり始めた。
「ジャン。あなたも来なさい!」
大臣から自宅まで来るように言われた。
「これより先は私的交流になります。側近や常駐に頼んで下さい」
「私の許可で同行!早く!」
仕方なく同乗する。これが運の尽きとも知らずに‥
自宅玄関まで来て帰ろうとすると思い切り腕を引っ張られた!
「手荒はよして下さい。ジョディ大臣!」
「へぇ〜。抜け目がないのね!さすがは名探偵ジャン!」
「は?名探偵?ムグッ!!」
いつのまにか濃厚なキスをされていた。
はがそうとするがなかなか難しい。
「プハッ!最高ね、早く来なさい!」
「ご遠慮申し上げます!」
急いで帰宅した。途中公園でウガイをしまくった。
「おかえり貴方‥」
「ただいま‥」
上着を脱いだあたりでレベッカが反応する。
「まさか浮気なんかしてないわよね?」
女の勘は鋭い。
これまでのことを馬鹿正直に話した。
「そう‥悲しいけど、貴方を信じるわ」
「すまないレベッカ」
こうして弾丸を使わない戦いが始まった。
外務大臣のモデルはハリウッドのジョディ•フォスターです。
あのレベルなら土下座でOKしちゃいそうです。
まぁジャンには効きませんが(-。-;




