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不公平じゃないか(new)

ここから全く新しい展開になります。

ここまで耐えて下さり本当にありがとうございます!!

残りも早急に片づけて最新話をはやく投稿したいとおもいます。

 朝、学校につき自分の机に座るとすぐに突っ伏した。これには理由がある。


 昨日、1年生の大鳥朱音という女の子が急に俺のところに来てRIMENの友達登録がしたいと押しかけて来た。

 無事に登録を済ませたのが昼休みのこと。その際に後で連絡すると言い残していった。


 家族以外の女の子の連絡先など今まで持っていなかったので緊張していた。当然午後の授業は身に入らず家に帰ってからもいつ連絡が来るのだろうかと待ち構えていると気がつけば朝の5時。


 一睡もできずに今ここにいるというわけだ。このことを唯一の...数少ない友達に知らせた。まだ返事は返ってきていない。

 と思っているとポケットに入っているスマホに通知が来た。見てみるとその友達からの返信だった。画面にはこう書いてあった。


 『さすが!反応が童貞の代表的だな』


 余計なお世話だっての!!


 今は返信する気力がないのでスマホをしまい瞼を閉じた。

 担任が来るまで寝るか。





  ♦  ♢  ♦  ♢





 「ここの数式にさっきの公式を当てはめると...」


 キンーコーンカーンコーン。


 午前の授業の終了を知らせるチャイムが鳴る。

 先生は道具をしまい教室から出ていく。クラスメイト達はお昼ご飯を食べるために集まったり購買に買いに行ったりしている。


 俺は一年の頃から弁当派なのでバックから弁当を取り出し食べ始める。当然一人だ。




 ある程度たべ進めていると教室の扉がノックされる。

 なんかデジャブを感じるのか俺だけか?


 「失礼します。三年の東雲雫ですが、かず...湯沢和也君に用があってきたのですがいますか?」


 生徒会長である東雲先輩が来た。この事実にクラスメイト達は驚きを隠せない。俺も驚いている。

 そして全員が一斉にこちらを向く。当然先輩もこちらを向く。


 俺に気付いた先輩が近づいてくる。


 「やぁ、今暇かい?」

 「暇ですけど...何の用ですか?」


 おそるおそる尋ねてみる。


 「ちょっと聞きたいことがあってね」


 そう言って教室の外まで連れていかれる。その際にクラスメイト達からはヒソヒソと小声で何か言われている。


 「昨日は大鳥さんで今日は会長って何者なんだ?」

 「しらんが一つだけ言えるのは」

 「「「絶対に許さない」」」


 男子達からの殺気がすごい。今にでも襲い掛かって来るんではと思えるほどだった

 そんな殺気にビクビクしながら教室を出る。俺ここに帰って来て大丈夫なのかな?


 教室から少し離れた人気のない場所まで連れてこられた俺は先輩と向かい合う。


 「どうしたんですか急に。珍しいですね」

 「いや、少し小耳にはさんだことがあってな」

 「はぁ」


 先輩にしては歯切れが悪い。


 「その、和也君は昨日一年生の女の子とRIMENを交換したらしいじゃないか」

 「えっ...まぁしましたけど」


 なんで知ってるんだ?そんなに広まることなのか?


 この時はまだ大鳥さんが一年の間で二大天使と呼ばれていることは知らない。


 「それでだな、わ、私もRIMENを入れているんだ」

 「あ、そうなんですね」

 「...」

 「...」


 二人の間に沈黙が流れる。

 先輩は顔を赤くしているし何を求めているんだろうか。さっぱりわからん。


 「こ、これが放置プレイというやつか...なかなか」

 「いや、何言ってるんですか!」


 やはりいつもの先輩だった。


 「だ、だからな!!私もRIMENを入れているんだ!」

 「いや、聞きましたよ」


 何がしたいのかわからずにいると先輩の顔がみるみる赤くなっていく。何か覚悟を決めたように顔をいきなり上げる。


 「わ、私とも友達登録をだな...」

 「...へ?」


 だんだん声が小さくなっていったがはっきりと聞こえている。友達登録をしたいらしい。誰が?先輩が。誰と?俺と。

 俺の脳内では理性と欲望が...あぁ!!もうでてこなくていい!


 「ダ、ダメなのか?」

 「いや、ダメではないですけど」


 未だに理解が追いつかない俺の脳は正常な判断が出来るわけもなく。


 「ならいいだろ!!それに私だけできないなんて不公平じゃないか!!」


 真っ赤な顔でそう言ってくる先輩の勢いに負けて交換してしまった。

 交換した後の先輩の笑顔がいつもとのギャップでドキッとしてしまった。


 「では、必ず後で連絡するからな!」


 そう言い残して先輩は戻っていった。


 今夜も一睡もできない事が確定した瞬間だった。


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