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私は(改)

おかげさまでジャンル別日間ランキング1位になることができました!!

皆さんのおかげです!ありがとうございます!!


これからもこの作品をよろしくお願いします。


今回は主人公ではなくヒロイン目線です!

初めてなので勝手がわからなかったので手探り状態で書きました。


最後にツイッター始めたのでよかったらフォローしてください。

@ohka_9089

 いた。あの人だ。今日も一人か。


 もはや日課になりつつあるこの行動。私は物陰からこっそりとある人物を観察していた。

 その人物はいつも一人でいて眠たそうな顔をしている。


 そうやって眺めていると後ろから声をかけれた。


 「また見てるの?」

 「また見てるの!」


 私は振り向くことなくその声の人物が分かった。声をかけてきたのは同じクラスの有紀ちゃんだ。

 私も容姿にはそれなりに自信がある。有紀ちゃんは私と同じかそれ以上だと思う。


 一年生の間では私と有紀ちゃんで二大天使なんて言われているみたいだ。まぁ悪い気はしないよね。


 有紀ちゃんは私の後ろまで近づいてきた。

 有紀ちゃんも私と同じように顔だけぴょこっとだした。


 「あんな顔の人がタイプなの?」

 「べ、別にぃ!?」

 「どうだか。入学してからずっと探し回って見つけたと思ったら今度は陰からずっと見てるんだよ?」


 有紀ちゃんは呆れた顔をしていた。

 別にそんな感情これっぽっちもない。


 「なんであの人の追っかけしてるの?」

 「別に追っかけってわけでもないけど...。なんでって言われても...」


 別に理由なくこんなことしているわけではない。

 忘れもしない、3月25日...26日だったかな?どっちだったかな?

 ...ま、まぁ3月下旬のこと!!




 ♦  ♢  ♦  ♢




 私は入学式の日に道に迷わないように事前に家から学校までの道を覚えようと思っていた。


 試験の日はお母さんが車で送ってくれたからよかったけど入学してからはそうもいかない。


 「今から行くの?あんた方向音痴なんだから誰かと一緒に行きなさいよ」

 「さ、さすがに大丈夫だよ!」


 お母さんに道を聞いてさらには道順を書いた紙を貰って一人で学校まで向かった。


 最初は順調に行ってたと思う。

 目印になる建物を頼りに学校に着くことは出来た。


 「やっと着いた〜」


 ちゃんと着けたことに安心したからなのか喉が渇いたので近くのコンビニで飲み物を買った。


 喉を潤したので家まで帰ろうと思い貰った紙を取り出そうとした。

 だかポケットに入れたはずの紙がなかった。


 「あれ、あれ?」


 いくら探しても見つからない。たぶん飲み物を買おうとしたとき落としたんだ。どうしよう。

 ...ま、まぁあれがなくても自分の家までは帰れるよね、うん。

 盛大なフラグだった。




 あれから何時間たったのだろうか。あたりは少しずつ暗くなってきている。


 あ!あそこの家見覚えがある!...もう3度も見た。

 さっきから同じところをグルグル回っているらしい。自覚はない。


 だがこれは完全に迷ったとしか言えない状況だろう。

 お母さんの言うこと聞いてればよかったな。


 一人でうずくまっているしかなかった。

 このままずっとこのままなのかな?いやだな、帰りたいな。


 そんなことを考えてたらある人が通りかかった。

 私はその人のおかげで無事に家に帰ることができた。




 ♦  ♢  ♦  ♢




 私が話し終わると有紀ちゃんは納得したような顔でうなずいていた。


 「そうかそうか。その通りかかった人があの先輩だったわけだね」

 「ん?違うよ?」

 「違うならなんで長々と話したんだよ!?」


 有紀ちゃんは驚いた顔でツッコミを入れてきた。

 ちなみにその時通りかかった人はこの辺の土地勘があるおじいちゃんだった。ありがとう、おじいちゃん!


 「私はこんなにも方向音痴なんだよって知ってほしくてね」

 「このタイミングでそれは勘違いするよ!?」

 「そうかな?」


 有紀ちゃんは随分と感性が豊かなんだね。いいことだよ!

 私は親指を立てて有紀ちゃんを称えた。

 そんな私を有紀ちゃんはジトーっとした目で見てきた。


 「お、おほん。ここからが関係あるんだけどね」

 「...」


 信用してくれていないのか未だにジトーっとした目で見てくる。

 大丈夫だから!信じて、ね!


 「部活動見学初日に私たちいろんな部活の人に囲まれたじゃん」

 「あったねそんなこと」

 「その時に私が押されて転びそうになったじゃん」

 「じゃんって言われてもそうだったの?」

 「そうだったの!」


 有紀ちゃんはその現場を見ていなかったのか心当たりがないらしい。まぁあの状況では仕方ないか。


 「で!その時に私を支えてくれた人がいたから私は転ばなくて済んだの」

 「へー」

 「で、その人があの先輩なの!!」

 「...それだけ!?」

 「うん」


 なにがそんなに気になるんだろう。


 「そんなことでこんなことしてるの!?」

 「大事なことだよ!これはもはや運命といっても過言じゃないよね!!」

 「十分過言だよ!?」


 有紀ちゃんはすぐに否定してきた。


 「そんなことで運命感じてるなら道を教えてくれたおじいちゃんの方がよっぽど運命感じるでしょ!!」

 「え?有紀ちゃんそんなに年上がよかったの?まぁ好きになる人は人それぞれだからね」

 「なんでそうなるのよ~!!」


 有紀ちゃんは地団駄を踏んでいた。


 本当は...。あの時のことを思い出し自然と頬に熱を帯びていることに気付く。

 あの人のことを考えるといつもこうだ。どうしちゃったんだろう、私。




 その日の昼休み、私は2年生の教室の扉の前にいた。

 深呼吸を何回かして気持ちを整えて私は2年生の教室の扉を叩いた。


 「1年の大鳥朱音です。湯沢先輩はいますか?」


誤字脱字などの報告ありがとうございます!

これからもバシバシ送ってきてください!ほんと助かります!

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