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ちょっと書いてみたかった話

鳥が鳴いている蒸し暑い夏の朝にアタシ、青木沙良は目が覚めた。


今日は水曜日で、アタシの入っている男バスは朝練がない。


よって二時間はゆっくり寝られる筈だったのに、朝練時の目覚ましをセットしたままだったから結局普段通りの朝になった。

二度寝したかったけど、したら絶対に起きないという自信が有るから、もぞもぞとベッドから出る。


「んぁー」


と欠伸をしながら階段を降りる、いつもキッチンから良い匂いがするのに今日はしない。


その代わり、スクランブルエッグにソーセージ、サラダが入った皿がラップをして置いて有った。


「そっか、今日はお母さんが作ったんだ」


青木家の両親は忙しい。でも、家族の絆を大事にしようという事で週に一回はお母さんがご飯を作る。

でも、お母さんも忙しいからスクランブルエッグを作ったり、ソーセージを焼くのが限界だ。


スクランブルエッグなんかアタシでも作れるし悠希ならお母さんより美味しいのを作る。


なのに、お母さんはずっとスクランブルエッグを作る。


「本当、頑固というか何というか」


って思わず苦笑いをしてしまった。


「朝ご飯有るなら悠希は起こさなくていいか」


まだ寝かせてあげようって決めてお湯を沸かしパンをトースターに入れる。

今の時間は五時半くらい


「いつもならこんなゆっくり出来ないな」


ってゆっくりコーヒーを飲みながら思う。

辺りはまだ薄暗いけど半分寝ている頭には丁度良い

いつもは悠希が先に起きていたから分からなかったけど、一人でこうしていると違う場所の様に見える。


そんな事にちょっと感動しながら毎朝見ている番組をつける。美味しそうな料理をみて


「悠希なら作れるかな?」


と、割と真剣に思ってると、料理コーナーから占いコーナーに変わっていた。


ちなみにこの番組の占いはラッキーアイテムは何の効果もないけど運勢やこんな一日になるでしょうみたいな予報はよく当たる。


しばらく見ていると、アタシの獅子座になった。


「今日の獅子座は四位!

いつもの自分と全く逆の事をしてみると良いでしょう!」


いつもの自分と逆の事…ね

良い事思いついたかも


カウンターの下からエプロンを引っ張り出す。

真っ黒の奴とハートのついたピンクの奴

いつも着るのは黒い奴だからピンクのエプロンを着て、さっきテレビで取り上げられてたフレンチトーストを作り始める。


これ見たら悠希何て言うだろ


と、考えると凄く笑える間抜け面が頭に浮かんだ。


「ふふっ」


と思わず笑ってしまう。


悠希が起きるまであと二十分

十話目到達しました!

今回は十話目という事で沙良の性格が変わった理由を書いてみました。

(と言っても、一番最初にボツになった話ですけどね)

本編では勿論この話とは違う理由です。

二十話は、ウフフな話を書きたいです。

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