第一話「後悔」
僕はバケモノだ。
背中には黒く、
大きな羽が生えている、
白かった髪は黒くなり、
まるで神が反旗を翻し、
地上に舞い降りたのかと
錯覚してしまう。
あるものは言った「化け物」だ
あるものは言った「気味が悪い」
そしてノートを投げて
ハサミを持って殴ろうとしてきて
「嗚呼僕は救えなかったのか」
「嗚呼.....」
*
朝7時。登りきった太陽を見つめながら、けたたましいアラームの音で目を覚ました。
「はあはあはあ.....」
僕は慌てて部屋を見渡した
「夢か.....」
今日から僕も高校生、
コツコツと勉強だけしていただけあって、僕はなんとか高校に行けるようになった。
しかし中学の時から約2年間学校に行かなかった僕には関係ない「二度寝するか。」といつものように二度寝しようとした時
「お兄ちゃんーー!」と朝の静けさには似合わないうるささが部屋を響かせた。
「今日から学校でしょ何寝てるの!」
「嗚呼やめろ我が妹よお願いだから僕の布団を引っ張るなーあと学校には行かん。」
「はぁなに言ってるの!それじゃ高校を受験受けた意味ないじゃない。」
「高校の受験を受けたと言っても高校に行くとは言ってないだろ。」
「うぐぐ」と少し思考した末
「あーいいのかなぁこんな所にお兄ちゃんの大事な大事なパソコンが壊しちゃ、、、」
その瞬間僕は立ち上がって
「何やっているだ我が妹よ久しぶりの学校生活が待っているぞ。」
と言いながら準備し始めていた。
*
なんとか学校に間に合った僕はぼんやりと入学式の話を聞いていた。
正直、2年ぶりの学校は引きこもりには辛すぎる。
帰りたい。今すぐ帰りたい。
「あのー」
「!?」
「大丈夫ですか?」
「う、ふっうんだ大丈夫。」
私は神代結菜あいつ、、、神代朔の妹であるがやっぱり、連れてこなきゃよかったかな。そう思いつつ、
ダメよ。私いくらお兄ちゃんが前の学校で酷いことを受けてたって
ずっと引きこもっていたら、いつになっても前に向けない。
そう私は後ろで見守っておけば良いのよ。
何故だかわからないが、寒気がした気がした。
*
そんなこんなで久しぶりの学校で、完璧なコミュニケーションを取れて、
入学式も無事に終わり帰宅しようとした時、学校にもかかわらず帽子を深々と被っている変な人が
「嗚呼そこの人少しいいですか?俺こういう部活入ってさ気にならない。」
とまるで何か押し売りでもしてんじゃないかって勢いで話しかけて来た。
そんな相手に引きこもりだった僕は断れず
「あ、、、はい。」
と情けない返事をした。
*
そうして僕はとある部室に連れてこられた。
そこは少しボロ臭い部室。
看板にはリグレット部?
看板なんて作らずに
部屋を直せやと思いつつ、
4人が話しているのを正座で待っており、急に1人さっき部活を誘って来た人が来て
「ねぇ、サク。能力って知ってる?」
と急に普通の人では、何言っているんだ?と思う事を言っていた。しかし僕はその言葉を聞いた瞬間少し動悸が激しくなった。
「ふぅーん、やっぱり知ってるんだ。」
何処でバレた?ちゃんと隠せたはず能力が暴走でもしたか?
「ああ違う違う君の能力がバレたのは僕の能力のせい」
僕は少し焦りながら、もう一度聞いた。
「お前も能力を持っているのか!」
と久しぶりに妹以外の人と話したせいで声が大きくなってしまった。




