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タイトル未定2026/06/11 01:37

作者: 澤西雄二郎
掲載日:2026/06/11

俺の祖国「ニバスタン共和国」は平均的に暖かい気候で、年中通して、運動すれば汗ばむ程だ。

大きく二つにわかれ、地域は五つに分かれている。

西側の「アルクランド」そこに住む人を主に「アルクランド人」

東側の「バンサランド」そこに住む人を主に「バンサランド人」と呼ぶ。

国の西側には綺麗な海が広がっており、観光客もよく訪れる。

東側には荒野が広がっており、自然のまま生態系を成している。

国旗の星の通り、首都を中心に5つに地域が分布しており、アルクランド人もバンサランド人も互いに交流が深い。

しかしこの国にも戦争の残骸が残されている。

今日は俺の国の歴史について話そうと思う。




この国は今も昔も変わりは大きくない。

海は透き通り珊瑚で埋めつくし、荒野には草木が全くない場所で、肉食獣が腹を空かせてうろつき回っていたり、木々が覆い茂る場所では草食獣が群れを成して暮らしていた。

大きな違いはアルクランド人とバンサランド人の仲が悪いことだけだった。

両者は交流を控え、「我が民族が一番」と小競り合いを続けていた。

そんな中、北の「ヨールフィンス」という国から使者が訪れた。

使者は、国の自然と景観に感動し、こう言った。

「ぜひここに事業展開させてくれ!」

当時の国民アルクランド人もバンサランド人もそれを歓迎した。

工事は急ピッチで進められた。

そしてリゾートが完成した。

ニバスタンにも様々な人が往来した。

それに伴い、リゾート周辺ではアミューズメント施設やアクティビティ、ショッピングモールなど、建物が多くならんだ。

だが、お互いの民族も次第に顔色を曇らせていた。

理由は見るに容易かった。

海は日に日に薄汚れていき、珊瑚や魚も捕獲され、数を減らしていた。

荒野ではゴミが散乱し、それに近寄る動物や、安易な気持ちで餌を与え市街地まで動物が押し寄せる事態、動物は射殺され死体の山ができた。

森も減り、動物も数が減っていった。

国立歴史館に展示されている「オロズンの壁」(ニバスタン北西部の街)には

『あぁ我々は自然を弄ぶ悪魔に愛する国を譲ってしまった。』

と記され、当時の国民の怒りがよくわかる。

各民族の長老は、ヨールフィンスの使者に開発を止めるよう求めた。

だが使者はそれを無視し、お金だけのために動いていた。

とうとう住民は怒りが限界に達した。

各地域の若者を中心にヨールフィンス人や彼らの作った建物に暴動を起こすようになった。

ヨールフィンス人はこれを理由にニバスタンに武力行使を行うと宣言した。

焦る両人は互いの種族の長、各地域のトップを交えた会談を行った。

アルクランド人もバンサランド人もヨールフィンスに対する気持ちはおなじだった。

こうして各地域のトップの説得のもと、初めて両種族が手を結んだ。

今でもこの日は「ニバスタン交友の日」として祝日になっている。

ヨールフィンスは軍隊を率いてきたのに対して、ニバスタンはまともな軍隊は持ち合わせておらず、戦いの結果は火を見るより明らかかに思われたが、自然の神はニバスタンに味方した。

アルクランドではヨールフィンス軍との海戦が行われた。

ヨールフィンスは近代的な軍艦を沿岸に並べた。

ニバスタンは半世紀も昔の兵器で反撃を試みた。

が当然全く届かなく、

彼らはニバスタンの貧弱な兵器を見て、ふざけたように砲弾などを海に打ち込んだ。

これが海の怒りを買った。

アルクランド沿岸で過去に記録のないほど、海が荒れた。

頑丈な軍艦は互いにぶつかり合い、一隻また一隻と沈んで行った。

後世になり見つかった『ヨールフィンス海軍記』には

「信じられない、海に荒々しい顔が見えた。次の瞬間左から衝撃が走り、軍感がぶつかった。私は後方にいたおかげで助かったが、もうだめそ」

と、当時の船内の混乱が読み取れる。

バンサランドでは様々な戦車が並び、住居をうちはらっていった。

だがここでも自然はヨールフィンスに牙を向いた。

荒野の動物が戦車に猛烈な速度で向かっていく。

草食獣も肉食獣もなりふり構わず、ヨールフィンス軍に向かっていく。

動物を見て鼓舞されたバンサランドも気を振るい、無謀ながらに向かっていく。

当然戦車で反撃する歩兵は動物共に恐れをなし、砲弾の標準も合わせぬまま味方に打ち込んだ。

動物には当たらず、代わりに味方にあたり戦場は大混乱となった。

ここに追い打ちをかけたのは、象だろう。

体調2メートルにも及ぶ巨大な象の登場にヨールフィンス軍は戦意を喪失、ちりじりになっていった。

その象は、国民栄誉賞クラスの「国象栄誉賞」を受賞、今は「安里の丘」で安らかに眠っている。




このような自然現象が味方し、ヨールフィンスの予想をはるかに超える六ヶ月も戦争は続いた。

見かねたほかの国々がヨールフィンスに対し、非難を強め

戦争開始から七ヶ月二十三日にも続く防衛戦は幕を閉じた。




以後ニバスタンは「ニバスタン共和国」として生まれ変わり、

アルクランドから一人

バンサランドから一人

そして国から一人の計三人が主になり、世界でも珍しい直接民主制がとられるようになったキッカケがこの戦争だったって話でした〜

今この国では少しづつ、国民の理解のうえ商業施設が建てられたり、観光客が来るようになったな。

ん?

さっき話した自然現象は誰が引き起こしたのかって?

それは…多分神様なんじゃないかな?

今の長老様とかの年代は今でも信仰を忘れずに行っているし…

今の若者は逆に信仰が減少傾向にあるな…

忘れられた自然への信仰がこの国にどのような影響を与えるか。

これは今日の宿題にでもするかな

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