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オッドアイメイド ーノリの軽い神のせいで異世界行ったら最強になりましたー  作者: 月島 愛羅
第一章 始まりの物語

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9/11

メイド、宿を探す

空腹を満たし、人心地ついたところで、次なるミッションは今夜の拠点の確保だ。

(狙うは一泊百ローズ以内……!)

意気揚々と宿場通りを歩き始めた私だったけれど、現実はそう甘くはなかった。

軒先に掲げられた料金表を見れば、百五十ローズ、百七十ローズ。私の全財産が、たった二晩で霧散してしまうような価格設定ばかり。

(……嘘でしょ。今日も、あの冷たい地面で夜を明かすしかないの?)

諦めと絶望が混じった溜息をつき、トボトボと裏通りへ入りかけたその時。

視線の端に、古びた、けれどどこか温かみのある看板が飛び込んできた。

祈るような思いで看板を凝視する。

「一泊、百二十ローズ……」

(うわぁ、惜しい……! 絶妙に予算オーバーじゃん……)

ガックリと肩を落とした、その瞬間。

下の方に書かれた小さな追記が、私の目に希望の光を灯した。

『二泊なら二百ローズ!』

(……二泊で二百ってことは、一泊あたり百ローズ! ギリギリ、予算ぴったり!)

私は人目も憚らず、その場で思いっきりのガッツポーズを決めた。

扉を開けると、そこでは太陽のように明るい笑顔を浮かべたおば(あ)さんが迎えてくれた。

「あら、珍しいお客さんだねぇ」

と笑いながら、彼女は焼き立ての香ばしいパンを一つ、おまけだと言って手渡してくれた。

案内された部屋は、お世辞にも豪華とは言えない。壁には染みがあり、床も歩くたびにミシミシと鳴る。

けれど、昨日の「魔の森」での、いつ魔物に襲われるかわからない野宿に比べれば、ここは天国のような安らぎの地だった。 まぁ、知らなかったんだけど…。

私はおばさんからもらったパンを大切に噛みしめると、最低限の荷物整理だけを済ませ、吸い込まれるようにベッドへと倒れ込んだ。

布団から漂う、わずかな日向の匂い。

深い安堵感に包まれながら、私の意識は瞬く間に夢の底へと沈んでいった。

こんにちは〜、元気ですか〜? 活動報告とか書かないといけないですね……。

コメントとか、お願いします〜! ではまた次回!

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