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15 精霊具が5つ集まった

アディル「その精霊の試練を終えれば、この島から出れるのか?」


バルト「カームは試練でワープゲートを習得した。」

「また試練をすれば、ワープゲートを再習得する可能性は高い。」

「そうならなくても、飛行能力とか何かしら状況打開の技を会得するだろう。」


レイム「アタシら4人が試練を受けるの?」

「何で小精に精霊の試練が出来るの?」

「精霊の試練って何?」

「これはレヴァーヴの思惑の外かな?」


バルト「一人ずつだがな。」

「レンロラ様が隠れる前に授けてくれたのだよ。」

「精霊の試練はキーパーの能力を引き出す試練だ。」

「その仕組みはレンロラ様がつくったようだが、我にはよく解らぬ。」

「レヴァーヴの動きを知ってから、レンロラ様が試練を授けた。」

「それをレヴァーヴが察知しているとは考えにくい。」


アディル(そもそも、カームを戻すって話の前にこっちをすべきだろ?)

(試された、と考えるのが自然か。今回はレイムのファインプレイだな。)


レイム「じゃあ、試練はアディルさんからかな?」

カーム「そうだな。それが良いと思う。」


アディル「そうか?まあ良いが。」

「じゃあ、バルトさん。お願いします。」


バルト「了解した。」

次の瞬間、アディルの足元が光り、アディルは光に呑み込まれた。


カーム「随分アッサリですね。」


バルト「話しかけるな。」

「小精に試練は荷が重い。」

「終わったら知らせるから、島でゆっくりしておれ。」


カームとレイムは顔を見合わせ、一緒に海辺に向かった。

レイーユはバルトが持っていた大量の本を読ませて貰っている。


カーム「良かったのか?本当のカーム様に会えるチャンスだったのに。」


レイム「ばーか。もう良いの。」

「本当のカーム様より、今はアンタの方が好きだから。」


カームは想定外の返答で激しく、解り易く動揺する。


レイム「ちょ、そういう意味じゃなくて・・・、仲間としてよ。」

「アンタが無理しながらも頑張って、今ここにいるって解ってるから。」

「世界のためでも何のためでも、犠牲になろうとかすんな。」

「解ったか?約束しろよ。」


カーム「解ったよ。ありがとう。」


それから、二人は良い感じの空気になるところだったが、レイーユがぶち壊した。

人造人間の機能「速読」で、全ての本を読み終わり、暇になったようだ。


二人は笑い、「続きは世界が戻ったらね」と約束した。

三人で海の魔物を捕まえて、食事をして、戦闘訓練などをしながら時間を潰す。


そして、次の日の朝。

一番早く起きたレイムが、海辺を散歩していると空間に穴が開き、中からバサリンが現れた。


レイム「はっ?えっ?」

「なんでいんの?」


バサリン「カリウがやられて、業火爪を受け取って貰いにかな。」

「元氷の精霊のトハースウェン様が、お前らに伝えたいことがあるらしいし。」


トハースウェン「どーも、紹介されたトハースウェンだよ。」

「アンタら、こんな島で何してんの?」

「ん?小精がいる。レヴァーヴの小精じゃないね。精霊の試練?」

「あー、レンロラの小精か。何ココ隠し試練場か何か?」


レイム「レヴァーヴに飛ばされて来たんですよ。」

「人間には脱出できない魔の海域の島に隔離する目的で。」

「でも、バルトさんに会えて試練を受けてます。」


トハースウェン「あーあー、そういえばウチらと同時に生まれた小精がいたっけ。」

「アイツねー。まぁレンロラの小精になるよね。」

「元のレンロラだけど。」


レイム「て言うか、あなた精霊なんですか?」

「何か普通な感じ?いや、強いのは解りますけど、人間みたいな?」


トハースウェン「説明すると長いからねー。」

「お仲間呼んできなよ。」


レイムは急いでカームとレイーユを呼び、バルトのいる家に向かった。


トハースウェン「よっ、姉弟。試練は順調?」

バルト「トハースウェンか。あなたは我に気付いていたのか?」


トハースウェン「何となくね。でも、確認されたくなさそうだし、別に良いかなって。」


バルト「流石、聡明なるトハースウェン。」

「精霊として小精を生み出したり、レヴァーヴに襲われても神人になって逃げたり、凄まじく緻密な魂操作。」

「遠くでその御業に感服していました。」

「会えて光栄です。」


トハースウェン「なんだよー。解ってんじゃねーか。」

トハースウェンは照れてクネクネしている。


バルト「おっ、終わったようです。」

バルトの前が再び光り、中からアディルが現れた。


アディル「凄まじいな。力が漲っているのが解る。」

「今ならこの島を出ることも、精霊を」


トハースウェン「あーゴメン。ちょっと後にして。」


アディル「彼女は?」

カーム「レヴァーヴに力を奪われた氷の精霊トハースウェン様。」


トハースウェン「あ、ゴメンね。修行の成果、言いたかったよね。」

「良いよ、言っても。待ってる。」


アディル「いや・・・。別に、もう良いです。」


トハースウェン「あっそ、じゃあ良っか。」

「では、この世界で起きたこととか、これからすべきこととか、一通り話すね。」

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