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深海の駅  作者: NiO
深海の駅
6/13

『千島・カムチャツカ海溝』 ‐9,550m

 そんなこんなで。


 静かに、ゆっくりと、下へ進んでいる俺達の前に。



 ……それは(・・・)現れた(・・・)



########################


「……なんか、くさい」


チョロ幼女、ひさげ あかりちゃんの言葉に、俺……贄野(にえの) (こひつじ)は、素直に頷く。


 地下5階は、何やら、腐臭が強かった。



『 魚 安 駅 ( B5F : 千島・カムチャツカ海溝 : -9550m )』



 階段を調べて行こうとすると。



 階層の中央に、何やら腐臭を放つ原因とも思われる物体が、鎮座していることを、俺は確認した。




################




 それは、有体(ありてい)に言ってしまうと、死体であった。


 周りにはハエも集っていない。


 恐らく、この謎空間、そういった死体を土に返す微生物(スカベンジャー)もいないのだろう。


 肉のついたミイラ、とでも言うのであろうか。


 まあそれにしたって、臭いが強いのには、変わりがないのではあるが。



「こわい」




 あかりちゃんは、怖がって近寄らないが。



 これは、何かしらヒントが隠れているのではないか?


 そんなことを考えた俺は、幼女を置いて、死体へと近寄っていく。





 死体は、何やら、紙切れを、手に持っていた。






 申し訳ない気持ちを持ちながら、紙切れを引っ張って、内容を確認する。




『31415』




 数字だ。



 よくわからないが、ただの数字だ。



 ……いや、ちょっと待てよ。




 俺は、今までの行程を、思い浮かべた。



 降りる階段の順番は、『31415』。


 ……今まで降りる順番の階段、『3番』『1番』『4番』『1番』『5番』が、書いてあるのであった。




「……なるほど、ここまで辿り着く道筋を書いたんだな~……。



 そして、力、尽きた、と。



 ……出来れば更に先の情報まで、教えて欲しかったんだけど」




 紙切れを、死体に返す。



「う~ん……これはもしかしたら、これから下にも更に、死体があるかも解らんね」



 俺は、少し先を予測する。


 ここに迷い込まされたのは、俺だけではないであろう。


 そして迷わされた結果、帰れなくなった人たちも、多くいるはずだ。


 そんなわけで、これより更に下の階層に進めば、先に進むヒントが残されている可能性は、十二分にある。



 俺は、それらの人たちのヒントをハイエナのように漁って……。

 


 そんなことを考えて。



 思いついた。










「……あれ(・・)


 1階の人骨(・・・・・)調べれば(・・・・)よくね(・・・)?」

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