第四話・私は独りぼっち・前編
こんにちは!!上月愛華です♪
今日は、久しぶりに親友・清水絵美奈と遊ぶ日なので、嬉しいですっ!!!!!
というわけで、今日は、ほとんど女の子口調で失礼します!!!
らんらんらら〜ん♪♪♪うれし〜な〜♪♪♪♪
あ!絵美奈が来たみたいです!
「絵美奈ぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜★☆★☆★☆」
「あ、やっほー、愛華・・・」
元気がないと思うのは、私だけでしょうか?
「絵美奈☆久しぶりだねっ!!!!!!」
「あ、うん、久しぶり・・・・・」
少し気になった私は、聞いてみた。
「絵美奈、どうしたの?」
「あ、ううん、何でもない・・」
絵美奈が、怯えているように見えたのも、気のせい――――?
私は絵美奈がなぜ怯えていたのか、後で知ることになる――――――
「ねえ、絵美奈?本当に何もないの?」
「ないってば!!ホントにないの!!!」
「ほんとー???」
「ほんと!もぅ、しつこいなぁ・・・・・・」
「ごめん・・・・・・・」
私が絵美奈を怒らせたのは、初めてのことだった。
いつもは絵美奈、こんなことじゃ怒んないのにね―――
どうしちゃったんだろ、絵美奈―――――???
絵美奈はなぜ怒っていたのか?
それは、彼女がある噂を耳にしてしまったからだ。
人一倍優しくて、暴力を嫌う彼女が、この噂を耳にしてしまったのだ。
彼女もこの噂を耳にした時、信じられなかったに違いない。
なぜか?彼女の親友――愛華がこんなことをしているなんて、夢にも思わなかったからだ。
「上月愛華は毎日男たち数人を呼びだして、殴る蹴るの暴行をしている」
という、間違った噂を。
初めての前後編ですっ!!
ついでにちょっと短めです(笑)