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大罪の魔神王  作者: ひなた 奏
序章 新たな魔神と新たな勇者
1/21

1話 全ての始まり

作者の処女作です。アドバイスや訂正など大歓迎です! 不定期更新です。

宜しくお願いします!

それでは、どうぞ!

 影里怜は引きこもりである。中学生の頃、怜はイジメを受けていた。だが、それを誰も信じなかった。それは、イジメを行っていたグループのリーダーが、大手企業の御曹司だったからだ。


 両親も、担任も、クラスメートも。怜の周りには味方はいなかった。挙句の果てには、怜が例の御曹司を貶めるためについた嘘だ、とまで言われた。


 それからだ。怜が人間を信用できなくなり、引きこもるようになったのは。


 そんな怜の唯一の楽しみが圧倒的なプレイヤーの自由度と現実のような動作、映像のために世界的大ヒットとなったVRMMORPG〈ブレイブソード・オンライン〉だった。

 〈ブレイブソード・オンライン〉通称-BSOを怜はソロで楽しんでいた。


 そんなある日、BSOをプレイするために目元を完全に覆うハードを被った怜は、自身にメールが届いていることに気が付く。


「運営からのお知らせか?」


 完全ソロプレイヤーである怜にはいわゆるゲーム友達がいない。そのため、届くメールは運営からのもののみだ。今回もそうだろうとメールを開き、本文に目を通すと怜は絶句した。


「何だ……これ……?」


『おめでとう! やはり、君は僕の見込んだ通りの人間だった。君は、人間が信用できないのだろう? 自分だけが信用できればそれでいいのだろう? そんな君に朗報だ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()。もちろん、オプション付きでね。そこで君は好きなように生きればいい。どう生きようと君の自由さ。では、頑張ってくれたまえ』


 読み終わると同時に、怜の視界は黒に染まり、意識を失った。


 意識を失う数瞬前、


『また会えることを楽しみにしているよ』


 という声が聞こえた気がした。


 ◇ ◇ ◇


 地球のどこか。光源がパソコンの明かりだけの薄暗い部屋に二人の男女がいた。


「本当に良かったのですか? ラプラス様。この世界の人間を送って」


 ()()()()()()()()()()()が目の前の椅子に座る1()0()()()()()()()()()()()()に問う。


「いいのさ。彼も向こうにいた方が幸せだろう。それに、面白そうだしね」


 黒髪の男-魔神・ラプラスはくつくつと笑いながら答える。


 女性はラプラスの後ろで溜め息をついているが、ラプラスは無視して呟く。


「早く僕たちを呼んでくれ。()()()()()

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