表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人間型人形  作者: 西桜莉果
2/2

約束

ある日

「久しぶりに黒に会えると思って、おめかしして気合入れてきたのに女の子と居るってどゆことなのかしら?せっかく、私を呼んどいて?」

「違うんだ!英恋七!」

「何処が、どう違うのよ?」

「この子はな・・・・

黒が説明しようと思っていた矢先

「初めまして。人間型人形通称ドールのメルシーです。」

「この子が噂のsランクドールメルシーちゃん!?」

「そうなんだ。」

「そうなのね!で、黒ぉー?浮気とか手を出したりとかぁー?してないよねぇー?」

「してない!してない!」

「メルシーちゃん。もし黒に変なことされたら私の所においで!女の子同士だから楽だと思うよ!それとも、今のうちにこっちに来ちゃう?」

「嬉しいお言葉有難うございます。ですが、私メルシーは、黒と契約し、黒のドールです。黒の命令が絶対ですので。申し訳ございません。」

「そうなの・・でも、嫌になったら来ていいのよ?遊びに来るのも良いからね?」

「はい!」

と、メルシーは笑った。

(わぁー。この子笑うと可愛いなぁ。いつ、黒が手出しても可笑しくないや。)

「とりあえず、買い物しに行こう!」


「はぁー。楽しかった!」

「英恋七さんスタイル良すぎでした。」

「メルシーちゃんの方が良かったよ?」

「いえいえ。勿体ないお言葉有難うございます。」

「しっかしメルシーちゃん細いねぇー。」

英恋七は、メルシーを頭からじっくりと見る。

黒のストレートを横に結んでいて、一見きつそうに見える目。

そして、大きすぎず小さすぎない程よい大きさの胸。

長くて細い手足。

(それに比べて私は・・・)

「英恋七さん?」

「あ、ごめんね!」

「いえ。英恋七さんは髪短いのが、好きなんですか?」

メルシーは英恋七を見る。

茶髪にショートに切っている髪。

優しそうな目。

メルシーじゃかなわないほどの大きさの胸。

スラリと伸びた手足。

(可愛い人ですね。それに比べて私は・・・)

「「はぁ・・・」」

「ん?二人そろって何でため息ついてんだ?」

「「何でもない・・・」」

「そうだ。英恋七。」

「ん?何?」

「今月末にある祭り一緒に行かないか?」

「行く!」

「んじゃ、近くの時計台に6時30分集合な!」

「うん!あ、メルシーちゃんもおいでよ!」

「良いのですか?」

「駄目だったら誘わないよ!」

「そうだ。メルシー行くか?英恋七じゃない他の女子も来るぞ!」

「なら、行こうかな。うん。行く!」

「それじゃ、約束ね!」

英恋七は、笑った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ