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【短編】平面世界~魔王と勇者の物語~

始まりの魔王の死と魔王継承

作者: 妖喰


主神イリスの使徒であり、始まりの魔王クリューソスの誕生。この時、魔王歴が生まれた


魔王クリューソスは、50年で奴隷や家畜とされていた魔族達―(人間以外のあらゆる種族達)―を全て開放し終え、新たな国【魔王国】が誕生した


魔王クリューソスが統治して300年がたったころ、人間側に付いた神たちにより人間達の中から勇者と呼ばれる者が誕生した


3年後、魔王歴303年魔王クリューソスは勇者とその仲間たちにより襲撃を受け瀕死の重傷を負った


魔王クリューソスは死の間際、魔王の座を次代へ継承するために魔王城の地下深くに造った継承の間に、魔力とこれまでに得た知識を送った


その後、魔王クリューソスは討たれた


勇者はその戦闘で仲間を全員なくし、魔王討伐の達成感などまったくなく、探索もせず魔王国を後にし国に帰還したのち姿を消した


魔王クリューソスは、自分がもし死んだ場合に備え、自分がいなくても国が回るようにしていた


そのため魔王国の復興は早かった


次の魔王が誕生するまでは、魔王クリューソスの教え道理に則り統治することになる


魔王クリューソスへの敬意と次の魔王の誕生を心待ちにしながら・・・




――――――――――




俺、フェルゼンは、ある日不思議な夢を見た


主神イリスと名乗る者に

『私の使徒を任命します。魔王城に行き継承の間で魔王を継承し誓約に従いなさい』と言われたのだ


もちろん初めはただの願望から生まれた夢だと思っていた


だが、夢であろうと嬉しくその話を両親に話した


そしたらいつのまにか魔王城にも話が渡りあれよという間に魔王城へ来てしまった


魔王城の地下深くにある継承の間という所に一人でいる


この継承の間は魔王を継承する資格がある者にしか入れないという


今、後ろの扉が閉まった。薄暗く何をすればいいのかわからない


すると、突然頭に声が聞こいてきた。


『資格ある者よ。汝、魔王の誓約―我らの自由と平和を取り戻すこと―を誓うか答えよ』


―――俺は、魔王国の国境付近の村に住んでいる


うちの村はまだないが周辺の村では、人間達に襲撃を受け略奪や焼き討ちにあっているという。それを知った俺は村の戦士となった


それからしばらくし2つ隣の村から救援要請があった。その時その救援についていった。


だがその村に着いた時には何もかもが終わった後だった。家も畑もなくなりただの焼け野原になっていたのだ


悔しかった、何もできない自分が―――


あの時の記憶を思い出した


資格があるといならなってやる、もうあの時のような思いは嫌だ


「誓う」


『資格ある者よ。汝、魔王の誓約―我らの自由と平和を取り戻すこと―を誓うか答えよ』


ん?なるほど誓約を口にしないといけないのか?


「俺は、魔王の誓約―我らの自由と平和を取り戻すこと―を誓う」


薄暗かった部屋が徐々に輝きだした


すると、体に力が漲ってくるのがわかる


そしてこれは誰かの記憶か?いやそれにしては何かおかしい、これは記憶というよりは記録の様だ


『汝、魔王の誓約を忘れるなかれ。そして、クリューソスの名において感謝する。汝のこれからの道に幸あらんことを』


クリューソス?初代魔王か


後ろの扉が開き、両親やこの城の人たちが見える


すると声が頭ではなく部屋全体に響いてきた


『ここに魔王の継承は成った。新しき魔王よ魔王国を魔族達の未来を託そう』


魔王歴450年この年、新しき魔王フェルゼンが誕生した


これにより魔王国に再び平穏が訪れる


見てくださった方がいましたらありがとうございます


終わりが上手く書けなかったのが心残り

後日修正する可能性有り


前作より長く書けて良かった

人間側も書けたらいいな

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― 新着の感想 ―
[良い点] 冒頭の先代の魔王の歴史みたいなところが本格的だなと思いました。 こういった短編でも、色々な人の視線で書いていっていくつかの短編が繋がって1つの物語になるってのも楽しそうですね。 続編がある…
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