きっといい年になる
弁当、握り飯、サンドイッチ、スナック菓子、フライドチキン、パックジュース。豊富な商品に囲まれて、僕はコンビニバイトで働く日々を送っていた。なぜかといえば、僕は大学生でそれなりの額の小遣いがほしかったし、それから加えていえば初めて大学でできた友達があっさり死んでしまったからだ。
だらだらと、しかしそこそこ真面目に勤労する――そんなある日、僕は新人として入ってきた同年の女子大生と共に働くこととなる。僕は次第に、聡く美しい彼女との仲を深めていくのだが……
きっといい年になる。来年も、その次も。
だらだらと、しかしそこそこ真面目に勤労する――そんなある日、僕は新人として入ってきた同年の女子大生と共に働くこととなる。僕は次第に、聡く美しい彼女との仲を深めていくのだが……
きっといい年になる。来年も、その次も。