ふしゃー!!
投稿するほんの一時間ほど前に起きた話です。
あ、ありのままに今起こったことを話すぜ。
ミィが威嚇しました。「ふしゃー」って。
猫なのだからそれくらいはするだろう、と思ったそこのあなた!甘い!大甘です!
完全な家猫であるミィのワイルドパワーのなさを知らなさ過ぎです!この『うちのミィの話』を第一話から読んで出直してきなさい!(宣伝!)
ほらほら、今すぐに!ハリー、ハリー、ハリー!!
と、まあ暑さでおかしくなったテンションはさておきまして……。
ミィが威嚇をするのはかなり珍しい。『リアル猫ふんじゃった事件』やお気に入りのネズミさんおもちゃに夢中になっていた時くらいで、たぶん片手で数えられるだけの回数しかなかったのではないかと思う。
まあ、僕の知らないところで「ふしゃー!」と繰り返している可能性は否定できないけれど。
そんな感じで性格温厚なのんびり屋さんだから、この威嚇には大層驚いたわけです。はい。
それでは一体、何に向かって威嚇していたのだろうか?
気になります?気になりますよね?
まずその時の状況だけど、場所は二階にある僕の部屋の窓際。暑いので風を通すために網戸だけにしていました。そこで外を見ていたミィが突然「にゃ、にゃ」と鳴き始めたと思ったら、小さく「ふしゃー!」と威嚇したのだった。
何があった!?と慌てて覗いてみたら、屋根の上には一羽の小鳥さんが。網戸越しではあるけど、一メートルほどの近場にいたのだった。
ちなみにこの小鳥さん、白と黒の体色で最近よく見る鳥である。もしかすると、スズメよりも頻繁に目にしているかもしれない。
スズメと言えば、僕の作品に――、あ、宣伝はいらない?オーケー、了解したから、その右手に持つ物騒な物は仕舞ってくれよ、ブラザー。
と、再び暑さでおかしくなったテンションは横に置いておくとして。
あの小鳥たち自体はミィも良く見ていて、時には今日のように「にゃ、にゃ!」と呼びかけるように鳴いたりもしていた。
だから別に物珍しかったり、怖がったりしていた訳ではないと思う。
考えられるのはいつもより近くに現れたことで、ミィの眠れるワイルドパワーを刺激した、というところだろうか。
そういえば今日は僕と遊んでいても、やたらとがぶりと噛みついてきたり、ゲシゲシと猫キックを連発していた気がする。
それとも、実は普段やって来ている小鳥さんとは別の個体で、「お前、誰だ!?」と新参者に威嚇したのかもしれない。
どちらにせよ、僕に動物の言葉を理解するようなレアスキルは備わっていないので、真相はミィだけが知っている、ということになりそうだ。
本格的に暑くなってきましたね。
ミィの話で読んでくれた皆さまの気持ちが少しでも安らげば幸いです。