12話 稽古(2)
お待たせしました最新話。
一か月に一回のペースで投稿したい、しかしできない頭が足りない。
卑下しても仕様がないので、これからも頑張っていきます。
それでは続きをどうぞ。
俺と勇士は対峙したまま動かない。俺としては先手をゆずってというか、稽古なので指導するにあたって後手になるのは普通だろう。しかし勇士も動かないのは勇士自身が攻めあぐねているからだ。
稽古なんだし気軽にくればいいのにな。
まあ真剣自体は巻藁などを斬ったことがある勇士なら真剣の扱いはすぐに慣れるだろう。
だが人に凶器を向ける心構えはまだ取れてはいないらしい。当たり前だがな。
俺がこの稽古で二人に教えたいことは異世界召喚物なら在り来たりなあれだ。現代社会に置いては殺人は御法度だがここは、異世界。
いくら国家同士は同盟でもその意思に従わない、馬鹿共はいる。そんな犯罪者相手にこいつらを失いたくはないからな。
故に俺はこいつらを護るのではなく鍛える。
刀の鍛造のように叩き叩き教え込み、焼き入れの如く経験を焼き付ける。
そうして出来上がる俺の最高の弟子達。今日では本来現代では必要ない物。
しかし本物の刀には絶対に備わっている人を殺す刃。それをこいつらに付ける。
もう一つは格上である俺に怯まず挑む勇気、そして出来るかは分からないが俺に一撃を与え、自信を持たせることだ。
だがいくら経っても一向に攻めてくることのない勇士。流石にいきなり殺しに来いと言われても無理があるか。
「ほら勇士どうした?一歩も動かないんじゃ、日が暮れるぞ。それとも何か?俺が一方的に行ってもいいのか?」
俺がそう囃し立てると勇士は存外だと言わんばかりに返してきた。
「攻めたいのはやまやまなんだけどさ御影。もうちょいさ俺が攻めやすいようにしてくんない?今俺が攻めても絶対に殺られる未来しか見えないんだが。そのせいで動けないんだよ。というか何なんだよ!何もしてないのに殺られる未来しか見えないって!!何か?精神に作用する魔術か何かつかってんの!?」
…久しぶりに稽古とは言え、威神を使うのに気分が高揚し過ぎてたらしい。
無意識のうちに技を使っていたようだ。使っていたのは幽身という。
人間には意識して、そして無意識の中でも恐怖するものがある。根本的な死の恐怖と理解の埒外の物に対する恐怖だ。
その二つの恐怖を駆り立てる仕草を記号として相手の無意識下に擦り付け暗示にかけ、殺気をぶつけることによって相手の行動を制限する。それが幽身という技だ。
簡単に言えば少しずつ気づかれないようタイミングをずらしつつ敵意ある動作を連続して行う、ただそれだけだ。
故にその暗示にかかった者は簡単には抜け出せない。
例えとしては良く、見知った道でも夜通ると知らない道に見えるのと同じだ。そしてよく見知った道だからこそ不安も大きくなる。
そしてその未知の恐怖から得体の知れない殺気があるなら…ということだ。
正確に言うともっと複雑な心理的暗示なんだが感覚としてはそんな感じだ。
「すまんすまん、勇士。ちょっと俺も高揚してたみたいだ。これでどうだ勇士」
そう言って幽身を使うのをやめ、暗示を解く。すると勇士はあれ?という表情をしながら俺の方を見てくる。そして暗示が解けたことを好機だと思ったのか勇士はすぐに刀を上段に構えながらこっちへ突っ込んでくる。
数メートル離れていた俺と勇士の距離を一瞬にして詰められる。
「はあっ!!」
気合いのこもった掛け声と共に勇士の刀は俺を袈裟斬りにせんと刀を振り下ろす。
「ふっ!」
対して俺は左手でその刀の軌道に合わせて拳を突き出す。
決着は俺の想像通りだが、勇士に取っては違ったらしい。
「え?」
気の抜けた勇士の声が響く。
それもそのはずだ。交差したはずの刀と拳は勇士の刀が地面を叩き、俺の拳は勇士の顔面に寸止めされるという状況で決着が付いているのだから。
「ふむ、勇士いい踏み込みだったし一閃もいい冴えだった。しかし俺を相手するなら真正面から突っ込んできてどうする。初撃だからと言って考えなしに突っ込むな!搦手も交えろ馬鹿が!」
地面を叩いた刀を見て唖然としている勇士を殴りつけようかと思ったが、ここで稽古が終わるのも流石に早過ぎるので牙動を応用したデコピンを食らわせる。
「うおっ!」
頭をのけぞらせて吹っ飛んでいく勇士だがすぐさま地面を踏ん張り最初の立ち位置の場所で堪える。
何故俺が斬られないで俺の拳だけが勇士に届いているのか、それは四弦の籠手の性質にある。この籠手の弦は拳を緩めることで張りを調節することができる。
その弦の張りの強弱を用いて当たった刀の軌道を受け流す。そういう去なしをするための籠手なのだ。
ゲームなどである盾を使ったパリィみたいなもんだな。
だがパリィは防御する動作と攻撃する動作が別々なのに対し、この籠手は攻防を同時に行うものことができ、日本の刀という武器に対し徒手空拳で確実に打ち取るために編み出された対刀用の防具にして武具っていうわけだ。
「ほら休んでる暇なんてないぞ!一撃目はくれてやったんだ、次はこっちから行くぞ!」
まだ何が起こったのか理解出来ていない勇士に向かって言い放ち、リセットした距離を次はこっちから詰める。
勇士にも対応できる範囲で次々と拳を出していく。
勇士も考えても仕方ないと立ち直り俺の拳を捌いていく。
流れるように攻撃を入れる俺と防戦一方の勇士。
肉薄からの拳の連打は刀の間合いよりもさらに内だ。的確に防御の薄い所に拳を叩き込んでいく。
それを辛うじて刀で受けたり大きく避け、俺の拳を回避する勇士。しかし素手の右手ならほぼダメージはないが、鋼糸が張られた左手の籠手はそんな勇士に着実にダメージを与えていく。
だが防戦一方だった勇士も俺のリズムに慣れてきたのか数打の拳の間に刀を滑らせてくるようになる。
俺はそれを籠手を使い去なし、さらに追撃を入れる。
「反応が良くなったな。だがまだまだ俺の方が手数は多いぞ!どうする勇士!」
「そうだね御影。でもその籠手!その使い方と弱点は分かったよ!」
そう言うと勇士は俺の籠手のある左側ではなく、無手の右側を狙い刀を走らせる。
徒手空拳で刀を相手にするための籠手とは言え、本来は右手には他の武具を持って、とり落としたときなどのイレギュラーのためのサブウェポンとして使うのが正しい籠手の使い方なのだが、見学している涼子に威神の拳技の見取り稽古の側面もあるのでやっていない。
そして無手の右側を無防備にするほど威神は甘くない。
「狙いは悪くないが、まだまだ甘い!」
右側を狙った刀を左手で牙動を使い真正面から受け止る。
ガキンッ!と第二指節にまで張られた鋼糸と刀がぶつかり合い、牙動の威力に負けた刀を逆に弾く。刀が跳ね上げられ、がら空きになった勇士の胴体にワンツーで右手で牙震を叩き込む。
「おら!これで終わりか!勇士!」
「ぐっ!まだまだっ!」
グラリと揺れる勇士だが崩れずに踏み止まり、気合いの籠った真一文字を入れ俺を払い退ける。
俺は去なしも受け止めもせず、そのまま刀の流れに沿って飛び退く。
威神流刀技一閃。払い退けるその動作ですら必殺の一撃になる牙動の流れを組む刀技だ。
刀は叩き潰す西洋剣と違い流れに沿って力を伝え斬る物だが、一閃は牙動という拳ですら人を吹き飛ばす力で撫で斬りにするのだ。その威力は名前の由来となったまさに二の太刀要らずの剛撃。まあ二の太刀要らずとは言え返し刀の技もキチンと存在するのだが。
ちなみに最初の勇士の一撃も一閃だったりする。
袈裟斬りとは詰まる所、全身の力が籠る一撃だ。それを一閃を使い斬りつけたのだから受け止められたり避けられるのは理解出来ても去なされるとは思っても見なかったのが本当の所だろう。
俺が去なせば籠手に当たる感覚すら感じないからな。つまり空を切る素振りとなんら変わらない。
そして何故横振りの一閃大きく避けたのか。それはまずまた牙動で弾くとするが、拳より長物の刀の一閃の方が単純に威力が高からだ。
次に紙一重で避けたり去なせば、既にこの籠手の性質を理解した勇士ならば、返し刀の技が飛んでくることは充分ありえたので飛び退く形になった。
まあ勇士に合わせずに本気でやれば弾くことも、反撃も貰わずに去なすことは出来るのだがな。
咄嗟の一撃とはいえ、良い一撃だったからな。一瞬とはいえ、熱くなって潰しかけそうになった。
だがあくまで稽古だ。勇士達の成長がメインだ。
そう自分に言い聞かせ、思考が戦闘のみに成り掛けているのを落ち着かせる。
再び距離がリセットされたことでその余裕もできた。
「今度はこっちの番だ御影!」
しかし、その隙を見逃さず勇士は反撃にくる。最早形振り構わず一閃での高速の乱撃。しかし的確に首筋、手首など急所を必殺の技で狙ってくる。
というか、あれ?さっきからこいつ俺を殺す気満々なんだけど。あの俺には出来ないとかいうお約束ないの?
なんか始めるときから課題クリアしてるのはどういうことなの。
まあそんな余裕をかませるぐらいには落ち着いたし、まだまだ力量的にも俺には刃は届かないのだがな。
一閃を用いた必殺の一撃達を、今度はステップで躱していく。そして勇士は俺が去なすことも出来なくなったと判断したのか、してやったりな顔をしながら、さらに手を休めることをせずギアを上げてきた。
そのドヤ顔ムカつくな。その剣閃の間から普通に一撃ブチ噛ましてやろうかとも思ったが、ここは我慢だ。
一撃の間隔が狭まったことで普通のステップでは躱しきれなくなっていく。
段々とステップの距離が短くなっていき、終ぞ、当たりそうになった勇士の一閃を大きくバックステップで避ける。
「もらった!!」
だが、その時を待っていたとばかりに勇士がその一撃目の踏み込みからさらに踏み込み、追撃の一撃を入れてくる。
一閃には多数の返し刀があるが今回勇士が選んだのは一撃目の威力を殺さずにそのまま回転し、また一閃を乗せ二乗の威力の追撃を入れる奏閃だ。回転を止められるか、己の限界がくるまで一閃を乗せ続けられるこの技は、一回転ごとに速くなる風切り音がまるで刀が奏でる死の演奏とまで言われる。
常人ならこの一撃できまっていただろうが、格上の俺に対して一回転し二撃目をディレイで入れる奏閃は悪手だ。
その一瞬の遅延、そして俺がただ単に避けていただけだとしたら間違いだ。その決まるという一瞬の油断が命取りだ勇士。
バックステップの着地を狙った勇士の刀が俺の胴を薙ごうと迫る。しかしその一撃は紙一重で俺には当たらない。服も勿体無いのでそこも込みで紙一重だ。
俺が避けた訳ではない。最早、勇士が俺に一撃を入れる事ができなくなっただけだ。
完全に決まるはずの一撃が当たらず勇士は焦ってるな。
奏閃を次々に重ねてくるが、俺には当たらない。いや、今の勇士なら何者にも当てることはできないだろう。
威神にはいわゆる震脚がある。名は踏震といい、牙震を地面に放ち、地面を広範囲に揺らすという技だ。そして威神にはそれを使い相手の身体機能、特に三半規管を麻痺させる乱脚というものが存在する。
広範囲の震動ではなく、相手にごく微細な振動波を当て続け三半規管をずつと揺れていると錯覚させるのだ。ただ闇雲にステップで回避していたのではなく、ステップの着地に踏震を使い勇士に震動を当て続けていたということだ。そして勇士はそのことに気づかずに蓄積していた疲労が、奏閃で一回転したその回転がトリガーとなり、自身の三半規管を一気に麻痺させてしまったのだ。
予定だともう少し時間がかかるかと思ったが、最後の最後で自爆をしてしまったという形だな。
そして三半規管の麻痺だけならば、手数を増やせば当たるはずではある。
しかし外してしまったことによる焦りで、幽身も再びかかり易くなっていて簡単に嵌めることができた。
奏閃を重ねるのに限界がきた勇士は回転を止める。
そして疲労によって崩れるように地面に膝を付く。
「なんで当たんないんだ!これじゃあ、駄目なんだ!俺に期待してくれた、御影のために俺は!」
そう自分を鼓舞し、刀を杖代わりに立ち上がろうとする勇士。ゆっくりと立ち上がる勇士はもはや、体力も限界だ。次が最後の一合になるだろう。
そして勇士が立ち上がりきるのを待つ。ここで待たずにトドメを指すのは無粋ってもんだろう。
しかし何だ。期待してるし合ってるのだが声に出されるとめっちゃ恥ずかしい!
「そうだ勇士!お前の全力はこんなもんじゃないはずだ!お前の全てを俺にぶつけろ!」
「ああ!胸を借りるぞ御影!」
照れ隠しもあるが俺は勇士を鼓舞する。
余談だがこの男臭いやり取りを見ていた涼子は少しばかり顔をしかめ、その後何かにいたったのか顔を真っ赤にしたそうだ。
ドウシテナノカナーフシギダナー。
立ち上がった勇士と対峙する俺。
最初のように俺たちは動かない。今度は幽身などは一切使っていない。勇士が倒れた時に既に解除済みだ。
最後一撃なんだ、小手先の技などは一切無しのガチのぶつかり合いをするのが粋ってもんだろう。
にらみ合いを続けていると天気は崩れ、ポツポツと雨が降って来る。頬を伝い落ちる水滴。火照った体には丁度良い。
その雨粒が俺たちがまみえるカウントダウンとなる。
一瞬とも永遠とも思える密度の高い時間。
雨音がポツポツからザーッと本降りに変わる一瞬。
俺と勇士は同時に動き出す!
勇士は駆けながら刀を構える。
俺は左腕の籠手で迎撃からのカウンターを狙う。
そうしてやって来た勇士は俺の目の前で沈み込むと、そのまま天に向かい、今の俺に認識できるかできないかという速度で刀を突き出す!
「御影、これが俺の全力だ!威神流刀技奥義!天閃!」
牙動を用いた走法、他で言う縮地の勢い。そして全身をバネにして天を突く高速の刃を俺は勘だけで受け止める。
中指と小指の弦だけを緩め4本の弦に隙間を作り、その中に刀を通し、全力で握る!
ギチギチと唸る弦。
全力を使い果たした勇士はそのままの勢いで刀を離してしまう。
そしてそのまま、俺は刀と一緒に浮き上がりそのまま吹き飛ぶ。
そのまま数メートル吹き飛びながらも着地をする。
「はあはあ。本当に御影は同じ人間なのか?それだけやって無傷とか……」
大の字になりながら地面に寝転がる勇士がいう。
「いや、勇士……よくやった。俺に一撃を与えた門下はお前が初めてだ」
そう俺の頬には一筋の赤い線が走っているのだ。勢いを殺しきれず刀が俺の頬を斬ったのだ。
この一合は俺の勝ちだが、俺に一撃を与えた勇士も稽古に合格だ。まだまだ未熟だが、このまま成長し経験を積み、魔術も覚えていけばこの世界でも充分にやっていけるだろう。
「稽古はこれで終了だが、俺に一撃を与えられた選別だ。丁度、お前の技が奏閃と天閃だったことだし、こいつらの原典を見せてやる。しっかりと見ておけ」
「あーなんでもいいけど御影、俺動けないぞ」
「なんでも良いとはなんだ!そうか見るだけじゃなくて喰らいたいか勇士、勉強熱心だな」
「そう言う意味じゃねーよ!何で技を見せるのか?ってことだよ!」
「本当か?まあ、それは見てからのお楽しみだ」
久しぶりに使う技なので、呼吸を整える。
そして脱力し、一撃のために体に力を籠める。
技術と身体だけで世界に影響すら与えることができる威神の神髄、目に焼き付けろ!
俺は狙いなど定めず、空に向かい斬りつける!
威神流終技天穿。
身体の関節は一見動かすことは連動しているように見えるが、それは人間の脳が最適化しているからその様にスムーズに動く。それをあえてパーツごとに意識して動かす。そしてそれを完璧にこなし普段通りの動きまで滑らかにする。尚且つ、その動作を全て牙動で行う。
そうすることでただ、刀を振り下ろすその動作ですら加速度的に威力、速度が上昇する。
雨雲さえも穿ち、煌々と輝く太陽の光さえも一瞬ではあるが歪める程の射程と威力の真空波を生み出す。
天閃とはこの技の身体を動かす全ての動作を牙動でする部分をオミットした物、逆に奏閃はパーツごとに牙動を重ねるのを簡略化し、牙動を重ねるスパンを長くした物だ。
どちらも扱いやすさを重視したことで、門下にも教えられるレベルに落とし込んだ使い勝手の良い物だ。
それでも高すぎた威力から奥義に収まったのだが。
雨雲が穿たれたことにより雨は止み、そして歪められた日光は、穿った雨雲の隙間から幻想的な光として注ぎ込む。
その光景を見た勇士、涼子。そしてアルールやキリアさえその光景に目を奪われていた。
俺は満足して刀を勇士の方に投げ渡す。
「これはお前が持ってろ。そしてもっと、強くなれ、そして自分で自分の道を切り開け。お前にはそれが出来るはずだ……」
「……ああ、なってやる。御影、お前と肩を並べられるくらいに!」
期待してるぞ。
願わくば武の頂に登り詰め、この技を教える刻が来ることを……
そしてこの一条の光が、この世界にやって来てしまった勇士、涼子。榊と水鳥の道標とならん事を……
俺という、偽りの存在が必要とならなくなるその日まで……
俺はお前達の師であり続けよう。
いきなりシリアスで終わりましたが、特に意味はない……訳ではないけど深くはないです。
戦闘描写ってむつかしいね!初めての技も詰め込んでるので、如何しても説明でぶつ切り感が否めない。
ちなみに牙の付く技は殆どの動作の基礎としての側面があります。
なので応用したり、他の武具の技が他の武具にコンバートして使えたりします。
話は変わりますが、四弦の籠手の使い方は皆様の想像通りだったでしょうか?
個人的にはちょっと外せたかな?とは思っています。
ですが、腕に弦を巻きつけるのはウエイトを増やすためなのですが、鋼糸使ってるので皆様が想像している使い方も出来ます。
あと勇士が吹っ切れたように御影を攻撃出来たのは、元々御影に扱かれてたこともあって殺すとか言われたら、「絶対やべーよ、無理無理」とか思っていたりいなかったり。
なので御影を殺す気で攻撃してるわけではなく、もうどうにでもなれーって感じで御影を攻撃していたりします。
涼子が顔を赤らめたのも、もーほーな理由ではなく、御影が自分に置き換えて想像した結果、乙女機関が発動しただけです。
あと紛らわしい威神の読み方ですが、昔からの技がいしん、門下を広げてからがいかみと、基本的に思ってください。バックボーンは戦乱の世が終わった際あ、このまま殺しだけじゃ俺たち一家食っていけなくね?となった当時の当主が道場を開いたのですが、結構いしんの悪名が轟いていまして全然門下が集まらなかったので俺たち殺しやめたよーってな感じで読み方だけ改名して今のいかみになりましたっていう感じです。
裏話はここまでとして、また遅々としではありますが書いていくのでよろしくお願いします。
もしこの作品が気に入ったなら、作者のモチベーション上げるために評価とか、ブクマとかして貰えると嬉しいです。
p.s. 威神の闘気の設定をオミットしたので、天穿の設定を変更。
それにより本文も変更しました。
作者自身が魔術と技で行くと言った所に、ノリで闘気をぶっ込んだ所、いざ読み返すと非常に個人的に納得できない物だったのが理由です。
お手数おかけします。