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ルルリエ

長い長い夢を見ていたような気がする。それはいろんな人に囲まれながら死に逝く姿だった気がする。

(ああ、こんな死に方出来たら幸せかもな…)

薄れ行く意識の中これだけははっきりしていた。

それは…………。

―――――――――

――――――

―――

目を覚ました場所は古ぼけた何かの建物の中だった。屋根や壁は所々崩れていて植物なんかは生え放題。そして俺が寝ているものは石でできている台座のようなものでとても冷たいので早々に降りることにする。

とりあえずこの建物を捜索しよう。と、決めたのはいいが一向に何かが出てくるような気配がない。一度休憩しようと最初の部屋に戻る。

部屋に入ると台座を中心に何かの間法陣のようなものが浮かび上がっていた。

不気味に思いながらも観察してみると台座には手を置けと言わんばかりの手形があった。恐る恐る置いてみると魔法陣が輝きだした。

あまりの眩しさに目を閉じた。ゆっくりと目を開くとそこには小さくて丸くてふさふさしたものがあった。

「な、なんだこれ?」

モコッ

うわ、動いたっ。

「プハッ」

キョロキョロ

顔あった。てかなんかキモ。あ、こち向いた。

「はじめまして、ぼくの名前はルルリエ。あなた様のナビ獣です。ただ今混乱なされているでしょう。しかし、安心してくださいぼくがしっかりとナビゲートをさせていただきますので。」

そういったヘンテコ生物ルルリエはなぜか飛び回っていた。

「はぁ…、それはありがたいの「でしょでしょ!疑問に思ったことは何でもお聞きください」

話途中で切るなよ…。

「じゃぁ、まず第一にここはどこですか。第二に元の場所に戻れますか。第三に俺はなぜここに居るのですか」

「はい。まず第一の質問ですが、ここはフリーライフファンタジーの世界です。そして現在地は初めの町キルト近くのリトル神殿跡地でございます。第二の質問ですが、それは不可能です。第三の質問ですがあなた様がエクストラルステージを選んだからでございます。ここに来た方法などは伏せさせていただきます」

色々隠しているな。まぁ、こういう場合はいくら聞いたって言わないからスル―しよう。

「じゃあ俺は何をすればいいんだ?」

「何もなさらなくて結構ですよ。この世界を思いっきり楽しんでください」

案外適当だな。まあいきなり魔王を倒せとか言われるよりはましか。さてそうなるといろいろ準備が必要だな。

「ん?そうなるとどこまでゲームと同じなんだ」

「それはほとんどですね。メニューと唱えればスクリーンが現れ確認できます」

言われたとうり唱えてみた。すると本当にスクリーンが現れた。ステータスを選択する。


名前:赤城 朽葉

性別:男

職業:なし

HP:564(+9999)

MP:319(+9999)

攻撃力:283(+9999)

防御力:157(+9999)

魔法攻撃力:213(+9999)

魔法防御力:146(+9999)

筋力:11(+9999)

体力:12(+9999)

素早さ:10(+9999)

知力:8(+9999)

精神力:11(+9999)

称号

人間を越えし者

剣豪の卵

大魔法使いの卵

所有奴隷

ルルリエ


「ん?所有奴隷」

そこには所有奴隷と表示されていた。しかもヘンテコ生物奴隷だし。

「はい。あなた様が所有されている奴隷が表示されます。ぼくもナビ獣ではありますが普通の奴隷と同じ身分です」

「魔物の奴隷なんかも居るのか」

「いいえ、居ません」

「でもお前は?」

「それでしたら」

台座に座った?ルルリエが何かぼそぼそと呟くと光りだした。二回目という事もあって少し慣れた。

みるみる大きくなると160㎝ぐらいになると消えていった。そこにはショートカットにCカップぐらいの美少女が居た。

「…誰?」

「ルルリエですよ。ル・ル・リ・エ」

まさかでした。

「まあいいや、とりあえずキルトへ行くか」

「はい」

そう言って俺の冒険?が始まった。

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