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プロローグ「生き残りゲーム」

 『日本全国生き残り決定戦!』


 日本国民なら誰でも知っている、参加型のエンターテイメント番組だ。一年に一回開催され、その視聴率は毎年一位を記録している。

 その『日本全国生き残り決定戦!』は、今年10周年を迎えるらしい。

 そのため、今年のゲームは10周年を記念して、僕が住む町広島で開催される。


 この番組は誰でも参加することができ、一般の小学生から、人気の芸能人、おじいちゃんまで参加している。

 番組は10つのステージと決勝戦で構成されており、参加者にはそのステージごとにミッションが課せられる。そのミッションをクリアできないものは、脱落。その後のステージには参加できなくなる。

 まさに、『生き残りゲーム』なのだ。


 ただのアニメと音楽が好きな高校生の僕、安心院あじむ のぞむが、そんなゲームに参加することになったのは、あの日のあいつの言葉がきっかけだった。


「おいっ、望! 良い情報があるぜ!」

 息を切らせながら、僕の元へ駆け寄ってきたのは、城之内じょうのうち しょう。髪型がやけにツンツンしている、見た目が不良な僕の友達だ。

 見た目の割に優しいが、こいつといるとろくなことが起きない。まあ、そこがこいつの良い所でもあるのだが。

「どうしたの、章」

「ああ、実はな! 『日本全国生き残り決定戦!』広島でやるらしいんだよっ!」

「ええっ? ホント? すごいじゃん!」

「すごいじゃん? じゃねえよ! 広島でやるなら、参加するしかないじゃろ!」

「ええっ!?」

 『日本全国生き残り決定戦!』に、僕が参加する? そんなの無理に決まってるじゃないか……

「望は出ないのか? いや、俺は出るぞ! 地位と名誉と金のためになっ! なっ、望も出るだろ?」

「う、うん……」

 半ば強引な章の誘いに圧倒されながらも、僕はゲームに参加することにした。

 ゲームの内容は、テレビでみて把握しきっているが、大体の一般人は最初のステージで脱落している。だから、僕たちが『生き残れる』はずがないのだ。

 だから、僕は彼の誘いに乗ってやることにした。


 これが、本当の『イキノコリゲイム』になるとは知らずに……




 





初めての投稿です(;・∀・)

なんとなく、脱出系の小説が書いて見たくてw


毎週土曜日の更新です!

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