第61話
大分、更新が遅れてすいません
第61話
あれからも放課後にはバンドの練習を続けて、いよいよ後2日で本番と言うところまで近づいてきた
うちの文化祭は土、日と行われバンドの演奏があるのは最終日の日曜だ
さすがにクラスの方の出し物の準備もしないといけないので今日は、練習ができるかどうかよくわからない状況である
そして、そんな中僕は今ギブスをはずしてもらうために病院に来ている
帰りに足りなくなってきたものを買わないといけないというので渉も一緒についてきている
しばらく、渉と話をしていたら水瀬さんがやってきた
「文弥君、渉君久しぶりね」
「はい、お久しぶりです水瀬さん」
「どうもっす」
「今から、ギブスはずすから私についてきてね。ついてきてって言ってもすぐそこなんだけどね」
「分かりました、じゃあ渉ちょっと行って来るよ」
「おう、荷物は見とくから行って来い」
「ありがと」
「じゃあ、行きましょうか」
「はい」
水瀬さんについていき検査室と書かれた部屋に入る
「じゃあ、この台の上に腕置いてね」
水瀬さんに指示され腕を台の上に置く
その後、いろいろ道具を水瀬さんが用意してテキパキとギブスをはずし始めた
数分後、ギブスもはずれ今まで不憫だった腕がようやく楽になった
「よし、完了っと一応聞くけど特に違和感はないわよね?」
「はい、まぁ外れた直前なのでないわけじゃないですけど悪い感じはしないです」
「まぁ、それぐらいわね仕方ないわ」
「そうですね、でも文化祭前に取れてよかったです」
「そうね、明日だったわよね文弥君の所の文化祭は?」
「はい、土日両方あるんですバンドは日曜日ですけど」
「そうなの、私も休み取ったし必ず行くわね」
「アハハハ、楽しみにしてますね」
「ええ、それじゃもう帰っても大丈夫よまた明日文化祭でね」
「はい、ありがとうございました」
僕は、検査室を出て渉が待っている場所へ向かう
「お待たせ渉」
「おう、ようやくとれたな」
「うん、なんかスッキリしたよ」
「だろうな、もう帰っていいのか?」
「うん、水瀬さんがもう帰っていいって言ってたよ。後、文化祭必ず来るって」
「だったら、頑張って準備しないとな」
「だね」
「んじゃ買い出し行って学校戻るか」
「そうだね」
僕と渉は、病院を出て学校と病院のちょうど真ん中ぐらいにあるスーパーに寄った
「さてと、必要なものはっと」
渉がそう呟きながら必要な物が書かれているメモを取りだした
「コーヒーの粉と紅茶パックだな食べ物系は別のやつらがなんとかするらしいからとりあえずこれだけ買ってくか」
「じゃあ、そのコーナーに行こうか」
「おう!」
僕たちは、買うものを確認してその商品があるコーナーへと向かった
コーヒーの粉と紅茶パックを買いレジでお会計を済まして店を出る
「さすがに量が多いな・・・」
「半分僕が持つよ」
「じゃあ、頼む」
渉が持っていた袋を半分僕に渡す
「了解」
荷物を半分受け取り僕たちは学校に戻る
しばらくして学校に到着し僕たちは教室に戻った
教室に戻ると飾り付けをしてるもの衣装のサイズ合わせをしているものと準備のラストスパートだけあってかなりにぎわっていた
「おーい!買いだし行ってきたぞ」
渉がそう言うと作業していた皆がこちらを向いた
「お~、お疲れ~。お!文弥ギブスとれたのか良かったな」
クラスメイトのそう言った
「うん、ありがとこれでやっと皆の手伝いができるよ」
「そんなの気にしなくていいのに、文弥君には明日頑張ってもらわないといけないしね」
「そーそー、執事&メイド喫茶の執事喫茶のほうは和人君と皆本君に売上を上げてもらわないとね~」
クラスメイトの女子の二人がそう言った
「アハハ、まぁ頑張るよ」
「じゃあ今から服合わせるから少し時間いいかな?」
「そっか、和人だけまだ衣装の服合わせまだだったな」
「そうだね」
「服合わせと言ってもサイズは皆本君から聞いてるから服自体は出来てるけどね袖が長かったりしたらいけないから試着してほしいのよ」
「うん、分かった」
ということで僕はその子から僕の分の衣装を貰い教室内の着替え用に区切ってある場所で着替えた
設置してある鏡の前で一応確認してみるけど特に袖が長いとかはないな
「文弥く~ん、着替え終わった~?」
「あ、うん今出るよ」
僕は、そういって着替え用のスペースから出た
「試着してみたけど特に不備はないよ」
僕はそう言いながらその子を見ると少し頬を赤くしてボ~っとしている
「えと、あの~大丈夫?」
「え!あ、う、うん大丈夫大丈夫!!不備がないなら調整しなくていいよね」
「そうだね、じゃあまた着替えて衣装返すね」
「う、うん」
「?」
「和人は、やっぱ相変わらずだな」
「何が」
「何でもねぇよ」
渉はそう言ってから皆の手伝いに戻って行った
その後、僕も衣装をさっきの子に返してから皆の手伝いに回った
なぜだか、さっき着替えた後から赤面しながらチラチラとこっちをみる女子が増えた気がする
数時間後、準備を終えた僕たちは明日と明後日の成功を願いジュースを片手に乾杯をして少しの間ワイワイと騒ぎ解散になった
解散になった後は、いつも通りはる姉、亜姫、美里先輩たちと一緒に帰った
まぁ、今日はいつもと少し違って僕のギブスが取れたからその祝いとかで僕の家に集まってしばらくにぎやかにやっていたんだけど
皆が帰った後、お風呂に入りしばらくテレビを見ていたけど明日は早めに行かないといけないので部屋に戻って寝ることにした
明日は、いよいよ文化祭だ怪我のせいで全然クラスの手伝いができなかったから明日は頑張るぞ!
僕は、そう思いながら眠りについた