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第50話

すいません、最近更新が遅れ気味になっています


それもこれも大学が忙しいせいだ!


・・・すいません言いわけですね


これからも更新が遅れる可能性が非常に高いですが、ちゃんと更新はしていきますので見守ってくれると嬉しいです

第50話


お泊りが終わった次の日の朝、僕は暑苦しさから目が覚めた


夏だから暑苦しいのは当たり前だと思うがそれとはまた別の暑苦しさがあった


そして、目が覚めた僕はその原因にすぐに気がついた


なぜか、僕の布団の中にはる姉がいるのだ


はる姉は、僕の腕をがっちりと抱きしめてスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている


なんで僕の布団にはる姉がいるのだろうか、昨日は確か同じ部屋に布団を引いて寝たのは確かだが一緒の布団に寝た覚えはない


となれば話は簡単だ僕が寝ている間にはる姉が僕の布団に潜り込んできたということだ


まぁ、冷静に状況を分析してる場合じゃないけどもうなんか慣れてしまった、いや・・・慣れたらだめなんだと思うけど


とりあえず、はる姉を起こさなければ


「はる姉、起きて」


「ん・・・ふぁ・・・和ちゃん・・・おはよう」


「うん、おはよう。とりあえず離れてくれないかな、暑いし」


「もうちょっと・・・だけ・・・このままが良い」


そう言ってはる姉は抱きついている腕にぎゅっと力を入れる


痛くはないけど力を入れたことにより僕の腕にはる姉の胸が当たってきた


「あ、あのさ、胸が当たってるんだけど」


「和ちゃんになら・・・別にいい」


「いや、はる姉が良くても僕がよくないよ」


「むぅ・・・」


「頬を膨らませても駄目なものはだめ、早く離れて」


「分かった・・・」


はる姉は渋々ながらも僕の腕から離れてくれた


「じゃあ僕は着替えて朝ごはんの支度をするから」


「私も・・・手伝う」


「ありがと、でもお互い着替えてからにしよう」


「ん・・・」


僕とはる姉は、自分の部屋に戻り着替えてから下に降りた


「さて、何にしようかな」


「私は・・・和食が・・・良い」


「それじゃあ、今日は和食にしようか」


「ん・・・」


和食を作ることにした僕たちは、材料を冷蔵庫から取り出して作り始める


僕は、みそ汁と卵焼きを作ることにした


しばらくして、出来上がったみそ汁と卵焼きをお皿に移してテーブルに並べる


はる姉の方も焼き魚などが出来上がったようでテーブルに並べ始めた


「久しぶりだね、はる姉と一緒に朝ごはん作るのって」


「ん・・・最近は・・・和ちゃんに・・・まかせっきりだったから・・・ごめんね」


「気しないでいいよ、料理も慣れてくると楽しいしね。でも、こうやって誰かと作るのも楽しいね」


「うん・・・今度からは・・・私もなるべく・・・手伝うようにするね」


「ありがとう、はる姉」


「ん・・・そろそろ・・・お母さんと亜姫・・・起こさないと」


「そうだね」


朝ごはんも用意できたので母さんと亜姫を起こすため二人のところに行こうとした時、リビングのドアが開いた


「ふぁ~、和くん、春ちゃんおはよう」


母さんが起きてきた


「母さん、おはよう。朝ごはんできたから席についてて、僕は亜姫を起こしてくるから」


「ふぁ~い」


まだ眠たそうな感じで返事を返した母さんは少しフラフラしながら席に着いた


亜姫の所に行くと案の定、亜姫はまだスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていた


「亜姫、朝ごはんできたからそろそろ起きよう」


「ふぇ・・・兄さま?」


亜姫は目をこすりながら僕を見る


「おはよう亜姫、よく眠れた?」


「はい・・・」


「良かったね、朝ごはんできたから食べよう」


「ごめんなさい・・・兄さま・・・私だけ・・・ずっと寝てて」


「きっと疲れがたまってたんだよ、母さんもさっきまで寝てたし気にしなくていいよ。それより、朝ごはん食べよう」


「はい・・・」


亜姫はすぐに立ち上がり、僕の腕に抱きついてくる


「こらこら、亜姫」


僕は、苦笑いしながらも腕に抱きついてニコニコしている亜姫に注意ができなかった


「兄さま・・・いきましょう」


「うん、そうだね」


僕は、亜姫と一緒にリビングに向かう


「母さま・・・姉さま・・・おはようございます」


リビングに着いた亜姫ははる姉と母さんに挨拶をした


「おはよう~亜姫ちゃ~ん」


「おはよう・・・亜姫・・・ところでなんで・・・和ちゃんにくっついてるの?」


「なんとなく・・・です」


「早く・・・離れて」


「嫌・・・です」


「離れる・・・」


「嫌・・・」


「二人とも喧嘩しないの・・・亜姫も僕にひっついたままじゃ朝食食べれないよ」


「はい・・・」


亜姫は、不満そうな顔をしながらも僕の腕から離れて席に着く


やっと皆が席に着いたところで朝食を食べ始めた


数十分後、朝食を食べ終えた僕は、ソファーに座り本を読んでくつろいでいる


片付けは、母さんが「後片付けは私に任せなさい!」と胸を張って言うのでお願いした。亜姫も片付けを手伝っている


はる姉は、僕の隣に座ってテレビを見ている


僕が本を読んでいると後ろから母さんに抱きつかれた


「和く~ん、暇だよ~」


「暇って言われても・・・」


「何処かに遊びにこうよ~」


「何処かってたとえば?」


「えっとね~、映画とかゲームセンターとかカラオケとか」


「私も・・・行きたい」


「私も・・・です」


両隣りに座っているはる姉と亜姫もそう言った


「僕は、別にいいけど」


「やったー!」


母さんが飛び跳ねて喜んでいる


僕は、それを見ながら僕たちよりも子供っぽいんじゃないかと思った


母さんの提案により出掛けることになった僕たちは自分の部屋に戻り準備を始めた


といっても僕とはる姉はすでに着替えていたから必要なものを取りに行っただけだけど


母さんと亜姫の準備も早く終わった


戸締りを確認し僕たちは家から出た


母さんは、免許を持っていないので結局は歩きでの移動なんだけど


僕たちは他愛もない話をしながら目的の場所に


行く順番は、映画・カラオケ・ゲームセンターの順番になった


映画は、母さんの要望で恋愛ものだったのだが・・・


僕は、あんまり恋愛系の映画に興味がないため正直言って退屈だった。僕的にはコメディー系かホラーが良かったんだけどはる姉と亜姫も母さんと同じ映画がいいと言ったので結局恋愛ものになった


内容もかなりありきたりなもので余命が後わずかなヒロインと主人公のラブストーリーだった


僕以外の三人は涙を流しながら映画を見ていたが


映画も終わり、僕たちはカラオケに向かった三人はカラオケに着くまで涙を流していたけど、おかげで僕に対しての周りの視線がとてつもなく鋭かったけど


カラオケではさっきまで泣いていた三人も元気になり皆それぞれ得意な歌を披露して楽しんでいた


カラオケを数時間歌った僕たちは、ゲームセンターに向かった


ゲームセンターに着いた僕たちは、お金を小銭に替えていろんなゲームをやった


某太鼓ゲームでは母が驚異的なテクニックを見せていた


まさか一人で二面打ちとは


そのせいで、僕たちの周りにはギャラリーが増えていた


僕たちはその後もいろんなゲームをやった


しばらくして、そろそろ帰ろうと思い三人に声をかける


「そろそろ帰った方がいいんじゃない?」


「ん・・・そろそろ・・・夕食時」


「そうね、お腹も空いてきたし」


「私も・・・お腹空きました」


「それじゃあ夕食の材料買って帰ろううよ」


「和くん、どうせなら外で食べようよ、たまには外食もいいんじゃないかな」


「それもいいかもね」


「それじゃあ行きましょう」


僕たちはゲームセンターから出て近くのファミレスに向かう


ファミレスに向かっていると


「あら、和人君たちじゃない」


美里先輩に出会った


「こんにちは、美里先輩」


「こんにちは和人君、家族でお出かけ?」


「はい、今から夕食を食べに行こうと」


「美里も・・・お出かけ?」


「ええ、お泊りが終わって急に暇になっちゃってねぇ。だから暇つぶしに出掛けてたのもう帰るとこだけどね」


「そうなんですか」


「だったら、美里ちゃんも一緒に食べに行かない?」


母さんが美里先輩を食事に誘った


「ありがとうございます、でも折角の家族水入らずに私が入るわけにはいかないですよ」


そう言って美里先輩は母さんの誘いを断っていた


「そう残念、一緒に行きたかったのに・・・」


母さんは、肩を落として落ち込んでいた


「ま、また今度機会があればということで」


母さんの落ち込みように美里先輩が少し困った様子だった


「母さん、あんまり美里先輩を困らせたらだめだよ」


「うう~仕方ない今日はあきらめるわ」


「それじゃあ、私は帰るから和人君たち、またね」


美里先輩は手を振りながら僕たちから去って行った


「母さん、そろそろ行かないとレストラン混んじゃうよ」


「分かったわ」


再びレストランに向かって歩き始める僕たち


数分後、レストランに着いた僕たちはウェイトレスに席に案内され席に着き注文をして雑談をしていた


しばらくして注文した料理が徐々に来た


全員分の料理がそろったところで僕たちは料理を食べ始める


「和くんの食べてるのおいしそう~一口ちょうだい私もあげるから~」


「別にいいよ」


「和ちゃん・・・これおいしいよ・・・少しあげるね」


「ありがとはる姉、じゃあ僕もあげるよ」


「兄さま・・・私も・・・あげます」


「じゃあ、僕の分もあげる」


互いに食べている料理を交換したりしながらゆっくり夕食を食べた


夕食を終えお会計を済ませてレストランを出る


そのあとも賑やかに家へと帰る僕たち


家に着いた僕たちは、早々とお風呂を済ませ家族でゲームをやったりして寝るまでの時間を過ごした


そして、夜の12時ぐらいになって僕たちは眠くなりゲームを片づけて各自の部屋に戻った


僕は、自分の部屋のベッドにもぐり今日一日のことを少し考えていた


たまには家族でこんな一日を過ごすのもいいなぁと思いながら僕は目を閉じた














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