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第42話

第42話


僕と渉は、風呂からあがり浴衣を着て風呂場を出るとちょうど女性陣も同じタイミングで出てきた


「あら、和人君達も上がったの」


「はい、同じタイミングでしたね」


「そうね」


「和ちゃん・・・どうだった・・・お風呂?」


「気持ちよかったよ、はる姉たちは?」


「こっちも・・・気持ちよかった」


「はる姉、お風呂好きだもんね」


「うん・・・」


「ここで、話すのもなんだから部屋に戻りましょ」


「そうですね」


僕たちは、部屋に戻ることにした


部屋に戻った僕たちは、とりあえず布団を敷いた後、一か所に集まった


「さて折角の旅行だし何かゲームでもやらない?」


「いいですね楽しそうだし」


「何やるんすか?」


「そうねぇ、トランプでもやる?」


「でも、人数多くないっすか?」


「じゃあ、王様ゲームにする」


「それもどうかと思いますよ」


「でも、おもしろそうじゃない」


「俺はそれでいいっすよ」


「じゃあ僕もそれでいいですよ」


「他のみんなもそれでいいかしら」


美里先輩が皆を見ながら聞くと皆は一斉に頷いた


「じゃあ早速、クジを作りましょう」


そう言って美里先輩は、自分の鞄から割り箸を数本取り出しクジを作り始めた


少ししてくじを作り終えた美里先輩が軽いルール説明をし始めた


「まぁ、ルールは分かってると思うけど。皆で一斉にくじを引いて王様のくじを引いた人が他の人たちに命令できるのただし番号でね、そして指定された番号の人は命令を実行すればいいのよ。ちなみに王様の命令は絶対よ。分かったかしら」


美里先輩の説明に納得した皆は同時に頷いた


「それじゃあ始めましょ」


美里先輩は、束ねたくじを皆の前に差し出した


「せーの」


「「「「「「「「王様だ~れだ」」」」」」」」


そう言いながら、皆一斉にくじを引くそして


「あら最初は私が王様みたいね」


王様のくじを引いたのは、美里先輩だった


「それじゃあ命令するわよ、1番の人に6番の人が膝枕するでいきましょ」


「あ、1番僕だ」


「私、6番」


6番のくじを引いたのは優菜ちゃんだった


「じゃあ、和人さん私の膝にどうぞ」


そう言って、優菜ちゃんは膝をポンポンと叩いた


「じゃあ、失礼するよ」


僕は、優菜ちゃんに一言言って優菜ちゃんの膝の上に頭をのせる


「どうですか和人さん、私の膝枕は?」


「うん、その、いいと思うよ」


「それは良かったです」


「くそ~なぜ和人ばかり!」


「そんなこと言われても・・・あの美里先輩これっていつまでやるんですか?」


「どうしようかしら、3分ぐらいにしましょうか」


そして、3分間周りからの視線に耐えながら僕は膝枕をしてもらった


膝枕も終わり次のくじを引く


「「「「「「「「王様だ~れだ」」」」」」」」


次の王様のくじを引いたのは


「今度は私ですね」


今度は、美奈ちゃんが王様になった


「それじゃあえ~と、3番の人が7番の人にマッサージするで」


「3番は私か」


3番は由香ちゃんだった


「げっ!俺が7番かよ」


そして7番は渉だった


「ええ~兄貴にマッサージーーー!」


「由香、王様の言うことは絶対だよ」


「分かったわよ」


由香ちゃんがマッサージを始める


しかし・・・


「もうちょっと、優しくできねぇのかよ」


「うるさいな!兄貴が貧弱なだけよ」


「お前が怪力すぎなんだよ」


「なんですって~」


「痛たたたたたたたた!由香、お前それはマッサージじゃなくてプロレス技だろうが!」


「気のせいじゃないの~♪」


なぜか、マッサージじゃなく一方的なプロレスになっていた


3分後


「大丈夫、渉?」


「体中がミシミシする」


「ゲームが終わったら僕がマッサージしてあげるよ」


「すまん、お願いする」


解放された渉は、少しボロボロになっていた


「さて次行くわよ~」


「「「「「「「「王様だ~れだ」」」」」」」」


次の王様は、由香ちゃんだった


「え~とじゃあ、2番の人が4番の人にポッキーゲームをする」


「由香にしては中々ハードな命令ね」


「し、仕方ないでしょ、よくわからないんだから!」


「2番は私ね」


2番は、美里先輩になり


「4番は・・・私」


4番は、はる姉になった


「じゃあ、始めましょ」


「うん・・・」


由香ちゃんからポッキーを受け取りお互いに両端から咥えて食べ始める


「な、なんか見てる方がドキドキするな」


渉が生唾を飲み込みながら僕にそう言った


「た、確かに」


二人は着実にポッキーを食べ進めていたが数センチ残っていたところで折れてしまった


「あら、折れちゃったわね」


「別に・・・いい」


「そうね、じゃあ次に行きましょ」


こうして、何度かゲームを繰り返していき次で最後のゲームとなった


「それじゃあ、最後行くわよ~」


「「「「「「「「王様だ~れだ」」」」」」」」


最後の王様は


「私みたいね」


最後の王様は美里先輩だった


「さてじゃあ、3番の人と5番の人が7番の人の頬にキスをするで」


「3番・・・私です」


「5番・・・私」


3番と5番は亜姫とはる姉になったそして7番は


「7番は、僕だ」


7番は僕だった


「あら最後は和人君の頬に二人がキスして終わりのようね」


「え、えっとホントにするんですか?」


「あたりまえじゃない王様の命令は絶対よ」


「和ちゃん・・・」


「兄さま・・・」


そして僕が戸惑ってる間に二人が僕の頬にキスしてきた


「ふ、二人とも!」


「命令だから・・・仕方がない」


「そうです・・・命令だから・・・仕方ないです」


その後、ゲームも終わり寝ることになった僕たちは、自分たちの布団に入る。僕は、少し渉と約束していたマッサージをしてから布団に入った


こうして、僕たちの旅行の一日目が終わった



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