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第37話

第37話


お泊りが始まって今日は丁度一週間経った8月15日


今日は、前から言っていたプールに行く日だ僕と渉はすでに準備を済ませリビングで待っているところだ


女性陣はまだ準備が終わっていないようでそれぞれ部屋で準備をしている


「楽しみだなぁ~プール」


「うん、人気のところだしおもしろそうだよね」


「そういえば和人」


「なに渉?」


「昨日、由香と出かけた時何かあったか?」


「どうしてそう思うの?」


「なんでと聞かれると困るけどなんとなくだな」


「鋭いね渉は」


「じゃあやっぱりなんかあったのか?」


「前に僕が噴水に吹っ飛ばされたの覚えてる?」


「ああ、あの時な」


「その時の二人組が由香ちゃん達に絡んでたんだ」


「和人はその時何処にいたんだよ」


「渉のゲーム買いに行ってたよすぐに電話かけなおしたでしょ」


「そうか」


「ごめんね僕が目を離さないでそのままそこにいればよかった」


「気にすんな二人に怪我ないところを見るとお前がどうにかしたんだろ」


「まぁ一応ね」


「ならいいさ悪いないきなりこんなこと聞いちまって」


「家族思いだからね渉は」


「それはお互い様だろ」


「アハハ確かに」


話を終えた瞬間、皆が降りてきた


「和人さん兄貴と何話してたんですか?」


「なんでもない世間話だよ」


「そうですか」


「ごめんねぇ~二人ともまたせて」


「そんなことないですよ」


「そう?それじゃ出発しましょうか?」


「そうっすね」


こうして僕たちは、プールに行くため家を出た


プールは電車をいくつか乗り継がないといけない


駅に着いた僕たちは切符を買って電車に乗り込む


電車の中は思ったよりも人が多くなんとか四人分の席は見つかったので女性陣を座らせて僕たちは荷物を足に挟むようにして吊皮を掴む


そして電車が走り出した


「思ったより人が多いわね」


「夏休みですからね皆も遊びに行ったりするんじゃないですか」


「そうかもねぇ~」


「皆も考えることは同じなんすかね」


「そうだね」


しばらくして目的の駅に到着し電車を降りる


改札口を抜けプールまで歩いて向かう


「暑いなぁ~」


「今まで涼しい電車の中にいたからさらに暑く感じるよね」


「そうねでもプールに行けばまた涼しくなるんだから頑張っていきましょ」


「ですね」


しばらく歩いて行くとプールが見えてきた


「お!見えてきたな!早く行こうぜ!」


「うん、そうだね」


歩き始めてからしばらくしてプールに到着した


「さて行くか」


「待って渉」


「なんだ」


「その前に由香ちゃんの分の入場チケット買わないと」


「そういえばそうだったな」


「買って来るからちょっと待ってて」


「すいません私の分なのに和人さんに買わせてしまって」


「前にも言ったでしょ気にしなくていいって」


僕は、急いでチケットを買いに行った


チケットを購入して皆のところに戻る


「おまたせ皆」


「それじゃあ行きましょ」


「そうですね。はい由香ちゃんの分のチケット」


「ありがとうございます和人さん」


僕たちは、入場口に向かいチケットを渡しプールへと入る


更衣室の前で美里先輩が集合場所を決める


「とりあえず各自着替えたら更衣室付近で待っててね」


「分かりました」


「じゃあ後でね」


「行こうぜ和人」


「うん」


僕と渉も更衣室に入り着替えを始める


着替えを済ませた僕と渉は美里先輩に言われた通り更衣室付近で待っていた


「遅いな~美里先輩たち」


「しょうがないでしょ僕たちはすぐ着替えられるけど女性はそうは行かないでしょ」


「確かにな」


そんな話をしていると、女性の二人組みが話しかけてきた


「ねえねえ君たち二人」


「私たちと遊ばない」


「えっとすいません人を待たせてるんで」


「そうなの残念」


そう言って女性の二人組は他のところに去って行った


去るのと同時に美里先輩たちが更衣室から出てきた


「和人君、今の人たち誰?」


「一緒に遊ばないかっていきなり誘われたんです」


「そうなの和人君たち顔はいいからねぇ~ナンパされても無理はないけど」


「和ちゃん・・・浮気は・・・駄目」


「誰に対しての浮気なのさ・・・」


「まぁいいじゃないとりあえず遊びましょ」


「兄さま・・・行きましょう」


亜姫が強引に腕をひいてくる


「う、うん」


「和ちゃんは・・・私と・・・行く」


はる姉も反対の腕をひいてくる


「ちょ、ちょっと二人とも皆で行けばいいでしょ」


二人はしぶしぶといった感じで離れてくれた


「モテモテね和人君は」


「喜んでいいのかどうか微妙です」


そんなこんなで集合した僕たちはウォータースライダーや流れるプールなど様々タイプのプールで遊んだ


しばらくして時計を見るとお昼だったのでいったんプールから上がりお昼を食べることにした


「何食べますか?」


「適当なものでいいんじゃない色々買って皆で食べましょ」


「それもいいかもしれませんね」


僕たちは、それぞれいろんなものを買ってテーブルにおいて食べ始めた


そして、お昼も食べ終わり僕たちはしばらく休んでしばらくしてからまた遊び始めた


僕たちは、プールでボール遊びしているとふと誰かとぶつかってしまった


「すいませんよそ見してて」


相手の人がすぐに謝ってきた


「こちらこそすいません」


そう言いながら相手の方を向くとそこには僕の知っている人物がいた


「あれ和人さん?」


「なんで優菜ちゃんがここに?」


「どうかしたのか和人~」


お互い疑問に思っていると皆がこちらに集まった


「優菜どうかしたの~」


優菜ちゃんの方も友達の美奈ちゃんと来ていたらしく美奈ちゃんもこちらに来た


「なんで美奈と優菜がここにいるのよ!」


「あれ由香じゃない」


「由香ちゃんの知り合い?」


美里先輩が僕に聞いてくる


「由香ちゃんの同じ学校の友達です」


「へぇ~そうなの」


「由香も遊びに来てたんだ」


「まぁね」


「由香後ろの人たちは?」


美奈ちゃんが由香ちゃんの後ろに居るはる姉達をみながらそう聞いた


「右から順に和人さんのお姉さんで美晴さん妹の亜姫ちゃん美晴さんの友達の美里さん」


「よろしくね~」


「よろしく・・・」


「よろしく・・・おねがいします」


「私の友達の瀬戸内美奈と神崎優菜です」


「よろしくおねがいします!」


「はじめまして!」


「まさかここで美奈ちゃんと優菜ちゃんに会うなんてね」


「そうですね私たちもビックリです」


「美奈ちゃんと優菜ちゃん達も俺たちと一緒に遊ぼうぜ」


渉が二人に対してそんな提案をした


「いいんですか?」


「そうねその方が楽しいかもしれないわね」


「そうですね」


「それじゃあ、お言葉に甘えて」


こうして優菜ちゃんと美奈ちゃんも加わり遊ぶことになった


それから遊びつくした僕たちはそろそろ帰宅しようと思いプールから上がり更衣室に戻って着替えを始めた


着替えも終わり皆集合し駅に向かって歩き始める


「いや~遊んだ遊んだ」


「ちょっと遊び過ぎたね、疲れたよ」


「そうね」


「でも・・・楽しかった」


「そうだね、はる姉」


「私たちも今日は楽しかったですありがとうございます」


「気にしないでいいのよ皆で遊んだほうが楽しいしね」


駅に到着しキップを買って電車に乗る


しばらく電車に揺られ駅に到着し改札口を通り駅から出る


「さて和人んちまでがんばって帰りますか」


「夕食はどうする?」


「何かあるもので作ればいいんじゃない」


「何があったかなぁ~」


「和人さんって料理できるんですか?」


僕が夕食の事を皆と話し合っていると優菜ちゃんが質問してきた


「うん、一応ね」


「すごいですね私と美奈なんか全然料理できないのに」


「料理できる男の人ってなんかかっこいいよね!」


「そんなことないよ」


しばらく話しながら歩いていると美奈ちゃんと優菜ちゃんとわかれるところまでやってきた


「じゃあ私たちはこれで今日は楽しかったです」


「また遊びましょうね」


「帰りは気をつけてね」


二人は手を振りながら元気に帰って行った


「さて私たちも帰りましょうか」


「そうですね」


僕たちも自分の家へと帰って行った













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