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第17話

第17話


そんなこんなで僕たちはデパートに到着した。


デパートに到着するころには濡れていた服もすっかり乾いていた、濡れたのが夏場で良かったよ


「さて到着したし早速、服でも見に行きましょ」


「もしかして、俺たちもついていくんすか?」


「当たり前でしょ、女の子に荷物持たせる気なの皆本君は」


「いやだって、この流れだと確実に女性陣の買い物時間がながくなるじゃないっすか、なぁ和人」


「確かにそうかもね、でも、女の子なんだし服を買ったりするのに時間が掛かるのは当たり前なんじゃない」


「さすが、和人君、将来はきっと良い旦那さんになるわね」


「ありがとうございます」


「和ちゃんは・・・お婿に行かない」


「美晴、気持ちは分かるけど和人君だっていつか結婚するのよ」


「そんなこと・・・ない」


「兄さまは・・・私と・・・結婚します」


「亜姫・・・変なこと言わないで・・・和ちゃんは・・・私と・・・結婚する」


「二人とも!変なこと言わないで、兄妹で結婚できるわけないでしょ!」


「じゃあ・・・そのままで・・・いいです・・・名字同じだから・・・結婚してるような・・・ものです」


「さらっと、変な発言しないで!周りがこっち見てるから!」


僕に変な視線が次々と突き刺さる、耐えるんだ僕


「そうよ二人とも、和人君は私のお婿に・・・ごめんなさい」


美里先輩がはる姉と亜姫に僕を婿にするなんて発言をしたから二人が同時に美里先輩を睨んでいた。


睨まれた美里先輩はすぐさま二人に頭を下げていた


「やれやれ、美里先輩、服買いに行くんじゃないんすか」


ここで、今のトークにしびれを切らした渉が話を元に戻した


「あ、そうだったわね、良し!それじゃあ行くわよ!」


美里先輩ははる姉と亜姫から逃げるようにして洋服売り場へと急いだ


洋服売り場に来た僕たちというか女性陣はさっきまで変な空気だったにもかかわらず今は互いに服をススメたり、この服はどうかなど三人で話していた


「女ってすげえな和人、さっきまでの空気がもう元に戻ってる」


「そうだね、僕たちはすごいアウェーな環境だけど」


「長くなりそうだな」


「ある程度は覚悟しておいたほうがいいよ」


「だな」


それからしばらく、三人は別の店に行ったり一回見た店に戻ったりして自分が気に入った服を買っていった


僕たちは、その間ずっと雑談していた


いくつか、服を買って満足したのか三人はこちらに戻ってきた、ものすごい量の買い物袋を持って


「ふぅ~買った買った」


「すごい量ですね」


「そうかな、これでも少ないほうだと思うけど」


「和ちゃんたち・・・待たせてごめんね」


「気にしなくていいよ、はる姉」


「そうっすよ、俺たちも意外と雑談で時間つぶせましたし」


「そう・・・」


「兄さま・・・服・・・いっぱい買いました」


「気に入ったのあった?」


「はい・・・今度・・・兄さまに・・・着て見せてあげます」


「それは、楽しみだね」


「さて私たちはいろいろ買ったし和人君たちは何か買いたいものとかないの?」


「僕は特には、ないですね」


「じゃあ、俺に付き合ってもらっていいっすか?」


「皆本君は何買うの?」


「最近出た新しいゲームでも買おうかなと思いましてこういうときじゃないと中々買いに行く時間がないんすよね」


「ふ~ん、まぁ、私たちもいっぱい待たせちゃったしねいいわよ」


渉の要望によりゲームショップへ行くことにした


そして、ゲームショップに到着


「さて、売り切れてないといいんだけど」


「どんな、ゲームなの?」


「ん、ああ、アクションRPGのゲームだよ今回は結構クオリティもいいらしくてさ、結構楽しみにしてたんだよな~」


「そうなんだ」


「和人君はゲームやらないの?」


「そうですね、あんまりゲームとかはやらないですね」


「じゃあ、普段は何してるの?」


「基本的には家事ですね、時間が余れば読書したり、まぁたまにゲームもしますかね」


「ふ~ん、家事ってやっぱり大変?」


「最初のころは大変でしたけど、今は、慣れたしそうでもないですよ」


「美晴や亜姫ちゃんも手伝ってるんでしょ?」


「はい、洗濯とかはさすがにね下着とかもあるだろうし、後は部屋の掃除とかも良く手伝ってもらってますよ」


「でも、もっと遊びたいんじゃない高校二年生だし」


「そんなことないですよ、こうやって皆で出掛けたりしてますし時間があるときはよく渉とゲーセン行ったりしてますから」


「それならいいわ、美晴の親友兼学校の先輩としてちょっと心配だったから聞いてみたんだけど、何も問題なさそうね」


「心配かけてすみません」


「気にしないで、私が勝手に心配しただけだから。でも、何かあったら相談してよね身内に話ずらいこともあるかもしれないし」


「その時は、美里先輩に相談しますね」


「よろしい、いつでも相談を受けてあげましょう」


「ハハハありがとうございます」


僕たちが話していると渉が目的のゲームを見つけたらしくレジへと向かった


会計を済ませた渉が嬉しそうにゲームを持って戻ってきた


「よっしゃー!手に入れたぜ」


「よかったね、渉」


「おお!最後の一本だったから危なかったぜ」


「さて、皆本君の買い物も終わったし、カラオケにでも行きますか!」


「いいっすね!久しぶりに歌うぜ!」


「さぁ、行くわよ皆!」


「おーーーー!」


そう言って美里先輩と渉は走り出した


「二人とも元気だね~僕たちも行こうかはる姉、亜姫」


「うん・・・」


「はい・・・兄さま」


僕たちも後を追うように走り出した


そして、カラオケ店に到着、人数や名前を書いて指定されたボックスへと向かう


「さてまずは誰から歌う?」


「まずは、俺から行くぜ!」


「がんばってね皆本君!」


「がんばれー渉」


「まかせとけ!」


渉が曲を選びマイクを手にする選んだ曲はポ〇ノグラィティーのア〇ハ蝶


BGMが流れ始めるそして歌詞の冒頭部分に入る


渉がノリノリで歌を歌う正直めちゃくちゃうまい。そのまま音が外れることもなく最後まで歌いきった


『95点』


「皆本君、歌うまいわね」


「まぁ、得意な曲ですからねこれぐらいは出せるっすよ、次はだれが歌うんすか?」


「じゃあ、私が行こうかしら」


「がんばってくださいね美里先輩」


「まかせておきなさい!」


美里先輩が曲を選ぶ、選曲は一〇窈のハナミ〇キ


「先輩めちゃくちゃうまいよな」


「そうだね」


『97点』


「良し!皆本君に勝ったわ!」


「な、なんだと!」


「さて次は和人君ね!」


「え!僕ですか!僕は最後でいいですよ。はる姉か亜姫が歌ったら」


「私・・・兄さまの歌・・・聴きたいです」


「私も・・・和ちゃんの・・・歌・・・聞いたこと・・・ない」


「ほら!やっぱりここは和人君が歌うべきなのよ!」


「いいですけど、あんまり期待しないでくださいね」


「がんばってね和人君!」


僕も曲を選んだ、選曲はONE☆D〇AFTのワンダフルデ〇ズ


イントロが流れる


「和人君うますぎ・・・」


「和ちゃん・・・素敵(///)」


「兄さま・・・かっこいい(///)」


「さすがだな和人は」


『100点』


「なんだお前は!弱点とかないのか!」


「うわっ!いきなりなに渉」


「和ちゃん・・・上手だったね」


「兄さま・・・素敵・・・でした」


「和人君は将来歌手にもなれる可能性がでてきたわね」


「そんな大袈裟だよたまたま運がよかったんだよ、ほら次は、はる姉か亜姫の番だよ」


はる姉が僕からマイクを受け取り亜姫がもう一本あるマイクを手に取る


「あれ二人で歌うの?」


「うん・・・」


「がんばり・・・ます」


二人の選曲は、SM〇Pの世界に〇つだけの花だ


そして、結果は・・・


『100点』


「文弥家は一体どんな血筋なんだ・・・」


「ここまで来ると最早、神の領域ね」


美里先輩と渉が僕たちの点を見て唖然としていた


それからは各自バラバラの順番で曲を歌った


時間もだいぶたったのでそろそろ引き上げることにした


「ふぅ~今日は楽しい1日だったわね」


「和人は噴水にダイブだけどな」


「いまさら、いやな事思い出させないでよ渉」


「ハハ悪い悪い」


「でも・・・今日は・・・ホントに・・・楽しかった」


「そうだね、またこうして遊びたいよね」


「何言ってるの、後1週間ぐらいで夏休みなんだから、皆でバンバン遊ぶわよ和人君が手に入れたレジャープールのチケットもあるしね」


「そうですね夏休みはたくさん遊びたいですね。ね、はる姉、亜姫」


「そうだね・・・和ちゃん」


「兄さまと・・・いっぱい・・・思い出・・・作ります」


こうして、トラブルもあったけど今日も楽しく1日が終わった

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