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第16話

第16話


家に到着した僕たちは、とりあえず着替えてお昼を食べることにした。


昼食を食べ終え。僕は、自分の部屋に戻り私服に着替えて、必要な財布や携帯などをポケットに入れた


僕は、早く支度が終わるけれど、はる姉や亜姫は女の子なので結構時間がかかる


僕は、リビングに戻りはる姉と亜姫が来るのを待つことにした


しばらく、テレビを見ているとはる姉と亜姫が部屋から降りてきた


「和ちゃん・・・おまたせ」


「兄さま・・・お待たせしました」


僕は、二人を見て思わず見とれていた


二人とも軽く化粧をし、はる姉は髪を後ろで束ねてポニーテールにし服装はカジュアルな感じで、ワンポイントにペンダント付けている、一方の亜姫は髪は普段通りにして服装は、パープルのワンピースを着ておりこちらはワンポイントにブレスレットをしている


「兄さま・・・似合ってますか?」


僕が、二人を見ながら黙っていると亜姫が僕に服の感想を聞いてきた


「あ、うん似合ってて二人とも可愛いよ」


「「・・・・・(///)」」


僕がそう言うと二人は照れてしまった


「和ちゃんも・・・その服カッコイイよ」


「ありがと、はる姉」


僕の服装は、特にこだわってるわけではないので、適当ジーンズを履き、上は七分のカットソーを着ているだけなのだが


「兄さま・・・そろそろ・・・家でないと・・・待ち合わせに遅れます」


「あ、ホントだ、じゃあそろそろ行こうか」


「はい・・・」


僕たちは、戸締りを確認し家を出た


家を出て二十分ぐらい歩いて僕たちは駅前に到着した、駅前の周辺には買い物できるとこや遊べる場所が結構集中しているので毎日たくさんの人でにぎわっている


「早く来すぎたかな」


「集合まで・・・あと・・・十五分ぐらい・・・ある」


「その辺で待ってようよ」


「兄さま・・・あそこの・・・噴水のところは・・・どうですか?」


「そうだね、あそこなら目立つから渉と美里先輩も気付きやすいだろうしあそこでいいんじゃないかな」


僕たちは、噴水の近くに行き二人を待つことにしたのだが


「なんか、カップルばかりだね」


「ここは・・・デートスポットでも・・・あるから・・・カップルも・・・いっぱい・・・いる」


「へぇ~聞いたことはあるけど予想以上にいっぱいいるんだね」


「周りに・・・遊んだりできる・・・場所が・・・いっぱい・・・あるからだと思います」


僕たちが、雑談をしながら二人を待っていると前のほうからこちらに向かってやってくる二人の男がいた・・・嫌な予感がする


「ねぇねぇ、彼女たちこんなやつといないで俺たちと遊ばない?」


「「・・・・・・」」


二人は男の人の言葉を無視している


「無視しないでさ~俺たちと一緒にどっか行こうぜ」


「「あなたたちに・・・興味がないから・・・いや」」


なんか、二人ともこういう時は息が合うんだよね


「そんなこと言わないでさ~遊びに行こうぜ」


「しつこい・・・今・・・友達と・・・待ち合わせしてるから」


「兄さま・・・別のところに・・・行きましょう」


亜姫が僕の手をとり、はる姉も僕の袖につかまっている


「そうだね、そろそろ時間だし歩いてたら会うかもしれないしね」


僕たちが、移動しようとした時、男の人が亜姫の腕をつかんだ


「いいから、来いっていてるだろ!」


口調がやや怒り気味だ


「話して・・・私は・・・兄さま・・・以外に興味がない」


「そんな、優男な兄より俺たちといたほうが絶対おもしろいからさ」


「そっちの彼女もさ~楽しいことしようぜ」


はぁ、穏便に自然な形で済ませようと思ったけど助けないとだめかもね


僕は、男の人の腕をつかんで


「そろそろ、やめてもらえませ」


僕が、男の人に注意の言葉を言いきる前に僕の体が宙に舞って噴水へと落ちた


「「和ちゃん(兄さま)!」」


男の人が僕を殴ったのだ、殴るの早くない・・・


「さわんじゃねぇよ!クズ!てめぇさっきから目障りなんだよ!こっちは、この二人と遊びに行きたいんだよてめぇみたいな優男には用はないんだよさっさと消えろ!これ以上痛い目に会いたくなければな」


そういって、男二人はこっちを見ながらゲラゲラと下品な笑い声をあげた


「兄さま!」


「和ちゃん!大丈夫!?」


「大丈夫だよ二人ともいきなりだったから防げなかったけど」


僕は、噴水から出て二人を睨んだ


「ああ、なんだよその目は文句あんのかよクズ!」


「はぁ、クズはそっちだろ早く二人を放せよ」


「てめぇ、ザコがカッコつけてんじゃねぇぞ!」


さっき、僕を殴った奴とは別のもう一人の男が今度は僕に殴りかかろうとしてきた


が・・・拳が僕の顔まで届くことはなかった


なぜなら、男の腕は誰かに掴まれているからだそして、そのだれかとは僕が良く知ってる人物だった


「よぉ~和人大丈夫か?」


「渉、来るのが少し遅いんじゃない」


「そうか?時間には間に合ったぞ」


「僕が殴られる前に来てほしかったよ・・・」


「意外だなお前が殴られるなんて」


「いきなりだったんだよ、仕方ないでしょ」


「ふ~ん」


「ちょっと!私もいるのよ!」


「美里先輩」


「は~い和人君お待たせってビショビショね大丈夫?」


「はい、大丈夫ですよ。少し冷たいけど今夏だしすぐ乾くと思いますから」


「殴られた方は?」


「そっちも大丈夫ですよ、いきなりなんでビックリしましたけど威力自体はそんなでもなかったですし」


「おい!てめぇら無視してんじゃねえぞ!コラァ」


「それより、和人こいつら誰だ?」


「はる姉と亜姫をナンパしてた人たちだよ」


「それで止めようとしたらいきなり殴られたと」


「そういうこと」


「だから、無視してんじゃねぇ!」


渉の掴んでいた手を振り払い男が渉に殴りかかった、そしてもう一人は僕に向かって殴りかかってきた


僕は、男の拳を受け止め噴水へと殴り飛ばした


渉のほうも、噴水に飛ばしたらしく同じタイミングで男二人は噴水にダイブした


「やれやれ、最近絡まれる回数が増えてる気がするよ」


「大変だなお前も」


「渉にも迷惑かけたね助けてもらっちゃってありがと」


「気にすんなよ、いつも勉強とかで世話になってるしなこれぐらいどうってことねぇよ」


「ちょっと~男二人で話し盛り上げないでよ~」


「あ、すいません美里先輩」


「和ちゃん・・・殴られたとこ・・・痛くない?」


「兄さま・・・ごめんなさい・・・私たちのせいで」


「二人とも気にしないでよ、殴られたとこも痛くないし二人のせいってわけじゃないからさ」


「でも・・・」


「今から遊びに行くんでしょ、だったらいつまでも落ち込んでちゃだめだよ」


「はい・・・」


「はる姉もね」


「分かった・・・」


「話は、まとまったみたいだな。で、こいつらどうする?」


渉は、噴水から出てきた男二人を指さす


「「ひぃ!」」


男二人は、渉ににらまれて腰を抜かしている


「放っておけばいいんじゃない、戦意喪失してるし」


「いいのか、また絡んでくるかもしれないぞ」


「その時はその時でなんとかするよ」


「まぁ、和人がそう言うならしゃあねぇか」


渉は僕がそう言うと納得したようだが、はる姉と亜姫は納得していない様子だ


「どうしたの二人とも?」


「納得・・・いきません」


「どうして?」


「この人たちは・・・兄さまを・・・傷つけました」


「和ちゃんを・・・傷つけた・・・人は・・・誰であろうと・・・許さない」


二人は、完全に怒っている様子だ。二人はめったに怒ることはないのだが、本人たち曰く、僕を傷つける奴は鉄槌を下さないと気が済まないらしい


「でも、僕が大丈夫って言ってるんだし、もういいじゃない」


「でも・・・」


「じゃあ、二人はどうしたら気が済むの?」


僕が、聞くと二人は口をそろえて


「「海に沈める・・・」」と答えた


「怖っ!怖すぎるよ確実に死人が出るよそれは!」


「ばれなければ・・・大丈夫」


「そういう問題じゃないよ!」


僕が、二人の説得に困っていると美里先輩が助け船を出してくれた


「ほら~二人ともいつまでも、そうやって怒ってると和人君に嫌われちゃうわよ」


美里先輩の一言ではる姉も亜姫もいつもの状態に戻った。すごいな美里先輩・・・


「そろそろ、移動しようぜ」


「そうだね、そろそろ行きましょうか」


「それじゃ行きましょ」


「まずどこに行きますか?」


「そうね~デパートなんてどう?夏休みに向けて服買いに行きたかったのよね~」


「それじゃあ、デパートに行きますか」


「決定~それじゃあレッツゴー」


美里先輩の提案で僕たちはとりあえずデパートに向かうことにした






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