第4話 仲間
剣の稽古場に着いた。俺たち以外にもたくさんの生徒がいるようだ。
「レイン先生、おはようございます!」
すると生徒たちもレインに気づいたようで挨拶をする。同じくらいの年齢の子が集まってるところに行くと
「みんな、おはよう。今日から仲間になる俺の子供のアルト アルク アルナだ。みんな仲良くするんだぞ」
そして練習が始まった。まずは2人1組で練習をするらしい。
「アルナ、一緒にやろうぜ」 「うん!」
まずい、アルクとアルナが組んでしまった。俺は人見知りなんだよ。
「アルクくん、もしよかったら一緒にしよう!」
可愛い白髪のポニーテールの女の子が声をかけてくれた。髪型も俺好みだ。背丈は俺より少し高い。年上だろうか。それにしても本当にありがとう。おかげで先生と組む羽目にならずに済んだよ。
「うん!もちろん!それと俺の名前はアルトだよ。アルクは青い髪の方」
名前を間違えられたのは少しショックだが。
「あ、名前似てるからつい間違えちゃった!ごめんね」
「いいよ、気にしないで!」
というわけで練習が始まった。
「君、名前なんて言うの?」 「カナだよ!」
「カナちゃんは最近入学したの?」
「うん!だからまだ剣術上手くなくて……一緒に頑張ろう!」
そうしてカナと練習していく。カナは俺よりも剣の速度が速く動きも速い。それにかなり正確に振っている。
それに対して俺は防御するのがやっとで攻撃できない。
「ちょっと疲れたから少し休憩しない?」
「うん、僕も疲れたよ」
ということで少し休憩する。
「アルクくんは何歳なの?」
「10才だよ」
「それじゃあ2つ年下だね」
やはり年上だったか。
「年上だったんだ。じゃあ先輩と呼んだほうがいいですか?」
「敬語はやめてよ。普通に今まで通りでよろしく」
「分かった。よろしく!」
それにしても綺麗な顔だな。大人になったら美人になるぞ。今でも充分美人だけど。
そうして休憩が終わるとまた練習をする。だいぶやった頃にレインの指示で解散する。
「アルトくん、もしよかったらこのあと一緒にご飯食べよ」
カナから食事を誘われた。これってもしかして俺のこと好きなんじゃ?なんて考えてしまうのは俺が童貞だからか。
「うん、行こう」
食堂に着く。
メニューは色々ある。無料のものから有料のものまで、基本的に無料のものを食べてる人が多い。
実力があるようになれば仕事を斡旋してもらえお金が手に入り有料の奴を選べるようになる。
俺はカレーライスにした。メニューは前世と同じようなものだ。
「味は普通だな」
味は前世での食事より少し落ちる、まあ無料だし仕方ないか。カナはラーメンのような麺類を食べている。俺も明日食べてみよう。
熱そうにしてフーフーしてるところを見るとなんだか愛おしい。おっといかんいかん。別に付き合ってないんだから。でももしかしたら……
という妄想をしているとあっという間に完食した。えーとこの後は確か歴史の勉強か。歴史とか結構好きだから楽しみだな。
カナが食べ終わったところで共に教室に向かう。
教室に着いた。教室は自由に席を選べ大学のように机がつながってる感じだ。広さは前世と同じか少し小さめくらい。
黒板はないので先生の話をノートに書き写すのだろう。とは言っても別にテストとかないから自由参加なんだけどね。
それにしてもテストないの最高だな!なんていうかプレッシャーとかないし。




