第3話 ソードアトリエ
建物の中をレインが案内する。
話によるとこの建物はソードアトリエと呼び最近できたらしい。
大人が俺たち子供に剣や勉強を教える場所であり、勉強と言っても主に簡単な算数と歴史くらいだそうだ。
18歳までいることができるが一般的に子供は15歳くらいで旅に出るというのがこのあたりでは通例だそうだ。ちなみに、実力のあるやつは剣の先生になることもできるらしい。
ソードアトリエには寮もあるらしいが俺たちはレインの家で暮らす。まあ一応家族だしな。レインは剣の先生でありかなり強いらしい。そういえばこの世界には魔術がないのか?この学校では教えてないだけの可能性もあるが。
レインにソードアトリエを案内されていると。1つの部屋にたどり着いた。
「学園長、レインです。新入生を連れてまいりました」
「入れ。」
部屋にはいると体格のいい白髪でヒゲの生えた老人がいかにも私が一番偉いという格好で座っている。
「この御方がこのソードアトリエ長であるマッチョさんだ」
(マッチョって名前なら服の下はムキムキの肉体なのか?)
という好奇心を持ちつつ、俺たち3人も挨拶すると前世の校長のように長話を始める。どこの世界でも校長の話は長いという決まりでもあるのか。
要約すると話はこうだ。
この施設ソードアトリエは俺たち人間が魔族に襲われないように剣を鍛えるために作られた。魔族は人間を無差別に襲いかかる悪いやつでそいつらから自分や大切な人を守らなければならない。そのためには強くなる必要があると。
(なるほどこの世界のあの化物たちは魔族と言われているんだな)
その後もレインの案内は続いた。食堂や教室。なんと温泉まであるらしい。図書室はないのかと思ったがそもそもこの世界で本が流通してるか分からない。そして、剣の稽古場に着くとレインが、
「お前ら3人で俺にかかってこい」
と。木剣を俺たちに渡してきた。いくらなんでも3人なら行けるだろうと思い3人でかかるとあっという間にやられた。正直目で見ることもできなかった。やはり自称するだけの強さはあるようだ。
それと、どうやらアルクには才能があるらしい。こういうのは異世界転生してきた俺なんじゃねとも思ったが俺は努力して強くなったやつのほうが好きだ。だから俺も頑張ろう。
少ししか一緒ではなかったが両親や故郷の敵である魔族を倒したい。
温泉に入ってからその日は帰宅した。アルナが私も一緒に入りたいと駄々をこねていたが。レインが止めるのに必死だったのが面白かった。
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翌日。
今日は待ちに待ったソードアトリエ初登校!といっても昨日存在を知ったばかりでまだ詳しいことは分かんないけど。俺たち3人はレインに起こされソードアトリエに向かう。ちなみに家からの距離は10分ほど。
今日一日のスケジュールは
まず、剣の稽古を昼まで。
それから昼食を食堂で済ませ歴史の勉強をした後また剣の稽古をして温泉に入って帰宅する。
ちなみに休みは10日に2日だそうだ。思ったよりハードかもしれん。




