第10話 新しい家族
本を読み終わったあとなんとか最初の部屋にたどり着けた。また本を見に行こう。
部屋には誰もいない。どこにいるんだ?
窓がある。
もう夜だ。そろそろ寝る時間か。って全く眠たくならないぞ。まさか、寝なくてもいい種族なのか?そんな生物生前ではいなかったと思うぞ。
それにしても暇だな。魔術の練習でもするか。練習ってどうやってやるんだ?
なんて考えていると父親が来た。
「悪かったな。置いてきて。急用だったんだ」
急用か。なら仕方ないか。
「今から俺が魔術を教えてやる」
またさっきの訓練場にやってきた。俺たち以外にもまあまあいるようだ。それにしても広いな。
それから訓練が始まった。訓練と言ってもひたすら撃つだけだ。今日は風の魔法をやるらしい。
「俺が手本を見せてやる」
魔王が魔法を撃つ。すると、見えなくなるくらいまで飛んでいった。
誰かに当たったらどうするんだ?
「まあこれでも本気じゃあないから当たっても平気だ」
「今日は基礎だからな」
なんか、面倒くさいな。もっと手っ取り早く強くなる方法はないのか。
俺も魔力を込める。
「俺に向けてやれ」
憎しみも込めて放つ。
「まだまだだな」
うざいな。今日生まれたばかりなんだぞ。
そんなこんなで時間が過ぎた。というかもうかなり経った。1週間くらいか?この体は人間に比べ疲れないようだ。
「これでお前も1人前だな」
早くね?
まだ生後1週間だぞ。人間ならまだハイハイもできないぞ。
「これで俺から教えることはもう何もない。最後に俺と戦え」
いや勝てるわけないだろ。勝負にすらならん。
「いやー無理っすよ」
「いいから戦え」
そう言うと、男同士の熱い戦いが始まった。
終わった。
一瞬で間合いを詰められて気絶させられた。あれからどれくらい経ったのだろうか。辺りを見渡すと人はいるが父親はいない。あいつまた俺を置いていったな。とりあえず自分の部屋に戻るか。
部屋に着いた。父親の姿はない。っていうか母親もいないぞ。どうなっているんだ?放任主義か?いやこれはもう捨てられたのか?
あの人に聞いてみよう。
しばらく歩いていると、とある1つの大きな部屋の前に着いた。そうだ、あの月龍神とか言う奴だ。
それにしてもデカい部屋だな。それに……
入るの怖いな
深呼吸を一度して扉をノックする。
「お前か、何の用だ」
「は、はいおじいちゃん」
怖い声してるな、
「そうか、やつを探しているのか。残念だがここにはもういない」
「なんだって?」
思わず声に出る
「そうですか。ではどこにいるんでしょうか」
「知らん。帰れ」
困ったな。っていうか口悪いなこいつ。
さて、どうしたものか…
とりあえず外の世界を見に行ってみよう。
しばらく家を探検する。
父親、母親ともに見当たらない。まあいいか。
そうして歩いていると門のようなものが現れた。
近くには門番のようなやつがいる。
止められるかなと思いきや思いのほかすんなり通れた。目の前に広がっているのは辺り一面が緑の森。
小鳥や虫が生きている。ここが魔物の地であることを一瞬だけ忘れそうになった。
さて、ここからどうしたものか。
とりあえず止まっていても仕方ないので適当に歩くことにした。
遅くなりました。すみません。




