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〇〇くんは転生したい  作者: 何者かになりたい
魔神討伐編

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第9話 二度目の死

 真っ暗だ。ここはどこだ?俺は、死んだのか。みんな無事だといいな。ってことはここが死後の世界か。体もない。このまま一生この空間で過ごすのか?


 


 と思ったらとてつもない不安に襲われた。いけないいけない。前も一度死んだだろ。そのうち転生するさ。記憶はどうなるかわからないけど。


 


 と考えていると、徐々に暗闇から明かりがついてくる。

 また転生するのか?

 記憶は持ったままなのか?

 俺の能力なのか?


 



 すると、前に人が2人?……ん?……こいつら、人じゃない、魔人だ!しかも、俺を食べた奴……魔王だ!つまり、魔王の子供に転生したということか。


 「ようやく生まれたぞ!」


 なぜだ?なぜ言葉が分かる?


 「そうね、あなた」


 いや違う、こいつら声を出してない。テレパシーか何かか?


 いや、そんなことはどうでもいいな。一旦状況を整理しよう。俺の目の前に、俺たちを襲った魔王がいる。どうやらこいつらは俺が考えてることまでは分からないようだ。分かっていたらとっくに殺されているはずだからな。


 とはいったもののこれからどうしよう。まさか、俺も人間を襲うように教育されるんじゃあないだろうか。そんなの絶対に嫌だ。そうなるくらいなら死んだほうがましさ。


 っていうか魔王って結婚とかして子供とか産んでるんだな。なんだか、人間とあまり変わらないような気が……いや、こいつらは俺たちの故郷を、街を攻撃した。


 これから、俺は人間の味方をしていこう。当たり前だけどな。そのためには、強い魔王を倒さなければならない。せっかく産んで申し訳ないけど力がついたら倒させてもらう。


 それと、行方不明のアルクを探そう。ここがどこかは分からないが今俺がこいつの子として生まれたのはチャンスと考えよう。アルクの手がかりが見つかるかもしれないからな。


 でも、もし再開したとしてどうする?急に現れて転生して来た兄弟だと言ったら間違いなく不審がられる。いや、アルクのバカ正直な性格なら信じるかも?まあその時考えよう。


 ん?何だか体の中が温かいような。何だか変な感覚。そうか、魔法が使えるのか。今でも使えるのかな?


 魔王に向かって手をかざす。力を込めて体内のエネルギーを右手に込める。すると、


 「やっべ」


 つい声に出てしまった。魔王の顔に当たってしまった。これはなんだか空気砲のようだ。幸いダメージはなさそうだ。まあ、倒されたほうが人間のためなんだが。


 「貴様の魔力は、まあ普通くらいか」

 

 魔王が話しかけてきた。そうか、普通か。っていうか子供に向かって貴様とは何だ。名前とかないんか?


 「ついて来い」


 もう歩けるのか?と思ったがすんなり立てた。そしてついて行く。


 道を歩いていると魔人が魔王に敬礼をする。それと、どうやらここはお城のようだ。相当広い家だな。


 しばらく歩いていると、1つの部屋に辿り着いた。


 「父上、連れてまいりました」


 魔王が膝を立てる。


 部屋に入ると1人の魔王、いやそれ以上の魔力の奴がいた。


 父上?おじいちゃんと住んでるのか?それにしてもデカい部屋だな。教会のような雰囲気だ。


 「これが俺の孫か」


 それにしても口を空けずに話すのは変な感じだな。とりあえず挨拶でもしておくべきか?


 「はじめまして。これからよろしくお願いします」


 「ああ、俺は7人しかいない龍神の月龍神だ。誇らしく思え」


 なんだ?龍神ってとてつもなく強いことだけは分かる。魔族にこんなヤツがあと6人もいるのかよ。勝てるのか?


 部屋を退出する。

 しばらく歩いていると、また別の部屋にたどり着く。

 

 そこでは、ソードアトリエのような格闘の訓練が行われていた。1つ違うところは剣を使っていないところだ。代わりに魔法を使っている。すると、


 「俺と一対一で戦え」


 と、魔王が言ってきた。まだ俺赤ちゃんだよ?


 「一発だけ撃ってもいいぞ」


 見せてやろう。オレの本気。両手を天に広げる。体の全魔力を両手に集め、胸の前で広げる。いけ、ファイナ◯◯ラッシュ


 あれ、意識が……



 気がつくとそこには誰もいなかった。気を失っていたのか。っていうか置いていくなよ。


 迷子だ。

 この家はめちゃくちゃ広い。ソードアトリエくらい、いやそれ以上かもしれない。

 ん?なんだここは?

 

 着いたのは小さな図書館のような本が置いてある部屋だった。

 本のコーナーで分かれている。っていうか文字も読めるんだな。歴史のコーナーがある。少し見てみよう。


 「魔族の書」


 というタイトルの絵本を試しに取ってみた。

 どれどれ

 

 昔々あるところに魔族の群れがいました。

 それはそれはみんな生き生きと生活していました。

 ところがある日、突然人間という生物が何もしていない魔族を怯えたり倒したりするようになりました。

 この時から、魔族も人間を敵として認識することにしました。

 人間を倒すため、私たちは日々強くならないといけません。

 みんなも頑張ってトレーニングしようね。


 という話か。確かに魔族だからって襲うのは良くないよな。でも大抵の場合は向こうから襲うんじゃないのか?


 なんていうか、都合のいいようにできてるな。

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