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お姉ちゃんだからなんて

作者: 菜の花


お姉ちゃんだからとか

そんな言葉で

自分を縛らなきゃよかったな


お姉ちゃんはしっかり者で

妹たちにやさしくて

理不尽に怒られても

全部受け止めるような包容力があるって

誰が決めたんだったっけ


多分自分自身だろうな

誰に言われたからでもなく

空気を読み取って

そうしなきゃって思ったんだろう


思いっきり

誰かの胸で泣きたいな

思いっきり

誰かに抱きしめられたいな


母の胸で眠る妹に

羨ましさを覚えたのは

いつが最初だったか


もっと小さな頃に

意地になんかならずに

甘えていたらよかったな


お姉ちゃんが泣くのも

お姉ちゃんが甘えるのも

恥ずかしいだなんて

思わなければよかったな


泣きたいときに泣いて

甘えたいときに甘えて

簡単なことじゃないけれど

きっとまだまだできそうにないけれど


お姉ちゃんなんていう

自分にかけた魔法は

もう解けかけているはずだから

ゆっくり溶かしてゆくように

自分を見つける旅に出よう


そしていつか

その涙を

その感情を

恥ずかしがらずに

素直に流せるように


ひとりで膝を抱えた小さな自分にも

「もう大丈夫だよ」って

そっと

手を差し伸べられるように

ご覧いただきありがとうございました。


小さな自分に手を差し伸べられるように。


誰かに届きますように。

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― 新着の感想 ―
 だからこそ妹にとって姉というものは偉大なんですけどね……。  とはいえ人とは弱いもの、涙脆くなることも当然あり……。  陰で泣いては日向で笑う、現実と理想のギャップですね。とはいえそれが人間というも…
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