第1章 ミハタノハツ(御機の初) 弐
ホツマツタヱの現代語訳風小説です。
一応ホツマツタヱのお話に沿って進んではいます。
オリジナル色が強くなってきました。
よろしくお願いします。
『キツノナトホムシサルアヤ(東西の名と穂虫去るアヤ) ②』
「お喋りができるようになってくると少しずつ勉強も始まります。まずは基本の『言葉』の勉強から。
言葉というのは『言霊』と言うくらいとても大切で、ちゃんとした作法で紡いでいくと素晴らしい力を発揮するのです。
ワカ姫様はその“言葉の基本”として『アワの歌』を教わりました。どんな歌かと言いますと
『アカハナマ イキヒニミウク
フヌムエケ ヘネメオコホノ
モトロソヨ ヲテレセヱツル
スユンチリ シヰタラサヤワ』
というものです。
“ア”で始まって“ワ”で終わるので『アワの歌』と言われるこの歌は、音を意識して言霊を大事に24音ずつの組を声に出して練習することで徐々に心身に通うようになって言葉も整っていき、これを何度も何度も繰り返すことでしっかりと全48音が身に付きます。
この歌を作法通り葛掻という三弦琴の演奏に合わせて歌えば、音が体を巡って健康になり心は穏やかに豊かになって、病気知らずでとても長生きになります。
こういった知識を後に住吉の翁と言われるカナサキ様がワカ姫様にしっかり教えていったわけです。ワカ姫様はとても賢く、その教えをどんどん吸収していきました。」
カナサキ様とワカ姫様が向かい合って姿勢良く座っている。
カサナキ様が朗々とした声で歌を歌い、それをワカ姫様が真剣に見つめる。
一通り教えてもらい、今度はワカ姫様の番と、真似て歌うけれど最初は自信なさげでたどたどしい。間違えれば恥ずかしそうにモジモジし、チラリとカナサキ様を見る。そんなワカ姫様を優しく見守り、大丈夫と勇気づけるように微笑むカナサキ様。
ワカ姫様はまた元気を取り戻し、練習する。
いつしかその声は自信に溢れ、美しく響くようになった。カナサキ様の鳴らすカダガキの音に合わせ歌う歌はどこまでも響き、聴いたものの心も整えていく。
そんなワカ姫様の歌に魅了された人たちも真似てアワの歌を歌い出して‥‥‥
最初の勉強が言葉っていうのは理にかなってるかもしれない。コミュニケーションの手段として言葉は優秀だもの。しかもその「言葉」は不思議パワーまで得られるっぽいし。めっちゃ気になる興味ある知りたい!!
アカハナマから始まる『アワの歌』っていう歌を歌うだけで体にも心にも色々良い影響があって、病気知らずで長生きになるって本当不思議で興味深すぎる。
瞑想とかに近い感じなのかな。
作法がよく分からないし、ただやればいいってもんじゃないと思うし、きっと正しくやらないとそういう効果って出ないんだろうけど。
こういう伝統とかしきたりとか作法とか、今でも残っているのかなぁ‥‥‥残ってるならいつか知りたいなぁ‥‥‥
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ちょっと短めですが新年なのでアップ。




