はーちゃんとみーちゃん③
今回で料理編は終了です。
百合注意。
日本語注意。
楽しんでって下さいね?
どう考えても下が騒がしい。誰がきたかがわからないが、女の声がする。さてどうするか、いったんみーちゃんの様子を…、そろり
高橋さんだ。あのおっぱい野郎、何がお姉ちゃんだ、姉は私だぞ?誰の許可得て姉名乗ってんのよ…。今のとこは様子見しておきます。何やらおっぱいに料理を教えてもらっているようね。何のためにだろうか、まさか私のためなんてことないわよね?どうやらそのようね。ナイスよおっぱいたまにはいいことするじゃない。姉は見逃してあげるわ。そうや私みーちゃんの彼女だし、別に気にすることはなかったわ。一旦部屋に戻るか、今の時刻は17時ちょい過ぎ、どう考えても夜ご飯の時間18時前後になりそうね、ここで問題が一つ上がる。先程そうね、15時ごろ私は先週テレビでやってたスイーツバイキングにみーちゃんと行く前の偵察として行ってきたわけだが、予想以上に美味しくだいぶ食べてきてしまった。まだまだお腹はいっぱいなわけで、なんなら吐きそう。馬鹿だ私は、せっかくのみーちゃんの手作り料理を完璧の状態で食べれないなんて、彼女として失格だわ。走るしかない。運動会ではビリ、持久走は走り切れたことがない、それでも…、今は走るしかない。学校のジャージに着替え家を飛び出す。休んでいる暇はない、とにかく走る。五分後私は公園のベンチに座っていた。し、死ぬ。ゼーゼー、
「お姉ちゃん大丈夫?」
公園で遊んでいた小学生と思われる。女の子が話しかけてくる。
「だ、大丈夫だ、だよ」
全然大丈夫なわけがない。酸素が…?!
「はい、これ。ちょうど私酸素缶持ってるから貸してあげるよお姉さん」
プシューー。生き返る。思考が巡る。なんでこの子こんなもの持ってるんだろ。ありがたかったけどさ。
「ありがとう、落ち着いてきたよ」
「いいえ、お姉ちゃん名前なんて言うの?、私はみーちゃんって呼ばれてるんだ」
ニコニコしながら私に尋ねてくる。この笑顔どこかで見覚えがあるんだけど…。
「私、友達にははーちゃんって呼ばれてるかな?」
「じゃー、はーねーだね!」
「あはは、そうだね」
どうやら私の呼び方が決まったようだった。
「ねー、はーねー?私さっきさんそあげたからその代わりに私の話聞いてくれる?」
モジモジしながら聞いてくる辺り、お悩み相談ってとこかな?
「いいよ!なんでも聞いて」
「その…、好きな子がいるんだけど。どうすればもっと仲良くなれるかなぁ?」
最近の小学生は進んでるんだなぁ私が小学生の時は体が弱かったからそんな事なんて考えたことなかった。周りの子たちはそうだったのかな?ない知恵を振り絞る。うーん。
「うーんそうだね、まずはいっぱい喋ることじゃないかな?やっぱり相手のことを知ることがもっと仲良くなるチャンスを作ると思うよ?」
「いっぱい喋ることかぁ、はーねーはなんでも知ってるんだね。ありがとう」
「自分の気持ちに素直になってもっと前のめりにガツンと言っちゃうことも大切だよ。それで失敗しても諦めないことが大切だからね!頑張ってみーちゃん!応援してるよ」
「うん、あ、もうこんな時間だ。お家帰らないと。バイバイ!またね」
そう言うと彼女は元気いっぱい走って行った。あの笑顔昔のみーちゃんに似てる。はっきりとは覚えてないけどさ。あの頃のみーちゃんもかわいかったなぁ。舐め回したい。時計を見ると18時になろうとしていた。そんな時間経った感じしなかったんだけど。諦めて帰りますか。気合いでなんとかする。
「ただいまぁ」
「おかえりはーちゃん、あのね今日はね私が夜ご飯作ってみたの早く冷めない内に食べよ」
やけに距離が近い気がする。いつも私から行くので急に来られるとドキドキしてしまう。
席へと座ると何故かみーちゃんも隣に座ってきた。なんでだろ?
「いただきます」「いただきます」
「オムライス作ってみたんだけど、はい、アーン」
ん?これどう言う状況?アーン?食べさせてくれるって事?みーちゃんが私に?顔が熱くなってくる。目が見れない。口にオムライスが入ってくる。あんなにお腹いっぱいだったはずなのに凄く美味しい。走った甲斐があったのかもしれない。
「美味しいよみーちゃん。で、でも食べさせてくれるのは嬉しいんだけど恥ずかしいから自分で食べるよ」
「うん、わかったよはーちゃん、でも美味しいって言ってくれて嬉しい」
微笑みながら言ってくる彼女に私は照れを隠すようにオムライスを頬張る。
「はーちゃん?ほっぺにご飯粒ついてるよ?」
「え?どこ…」
パク、いやチュウの方が合っている気がする。
「ここだよ?はーちゃん」
「ん?え?はわ?」
目の前がくらくらする。
「大丈夫?はーちゃん、すごい熱だよ?!」
もったいない私、なんか今日はそれ以上先にも行けたような気もする。なんて勿体無い。走ったのが行けなかったんだ…、ちょうしのりスギタ…。目の前が真っ暗になる。
目が覚めると部屋のベッドの上に私はいた。ん?私の手を誰かが握ってくれている。その小さな天使を私は好きになったんだ。その優しさに、私は助けられてきたんだ。死ぬわけでもないのになんか変な感じだ。とりあえず寝てるしおっぱい触っとこ。後もう少しのところで手首を掴まれ現行犯で逮捕となってしまった。天使が悪魔に変わる瞬間を私は見てしまったよ。
なんか最後の方シリアスな感じ?になってしまいましたが、別に病院でとかではないので安心してください。全体的には明るいおはなしにしようと考えているので今回は特別でしたね?そうですよね?話は変わりますが、なかなか投稿出来なくて申し訳ございません。そのなんていうか、馬を育てていたと言いますか、娘を育てていたと言いますか、にっこり姉御肌が私は好きです。