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一枚上手⁉︎  作者: 甘味
10/14

はーちゃんと夢「妹」

1話1話繋がりがありそうで無さそうである。みたいなものを目指して書いています。クスっと笑っていただけると嬉しいです!

注意

百合

誤字

いい加減

なんだこの薄暗いところ…夢の中か、自慢じゃないが夢の中で自由に動ける私だ。好きな夢は見れないが…だから怖い夢をみる時は妙にリアルで苦手なのだが、今回はどんな夢なのだろう。

「オネー!」

遠くから声が聞こえる。

「ネーチャン!」

こちらに全速力で走ってくる…?みーちゃんだ。気づいた時にはみーちゃんの頭が私のお腹辺りを目がけて飛んできているのが見えたというかもう当たってます。痛いです。気持ちいい…って違う違う。

「オネー何回読んでも気づかないんだもん!」

可愛い、2回しか読んでないことはこの際関係ない。撫でなければ一生後悔する気がする。

「ごめんね?みーちゃん」

頭をこねくり回す。わしゃわしゃ。とりあえず脇に手を入れ持ち上げる。こしょこしょ。

「きゃはは!やめてよオネーくすぐったい!」

こしょこしょ…やわらけぇ〜。(白目)少し興奮して気づいていなかったが、実際のみーちゃんより小さい気がする。小学生3年生ぐらいに見えるな。なんか冷静に考えて第三者から見ると私やばいやつか?いや夢だしな大丈夫だろう。うん。夢だし、夢だし?

「おねー?お腹すいたよご飯食べに行こうよ!私が頑張って作ったオムライスだよー!」

「女児みーちゃんの手作り、ニヤケが止まらない」

女児みーちゃんがキョトンとしている。あ、やべ口に出してた。

「じょじ?ってなに?オネー?」

深淵を除いているような目で私をみるな本当に、今の私なんて中身おっさんだぞ。

「う、ううんなんでもないよ!みーちゃんお手製オムライス楽しみだな!早く行こ!」

半ば強引にみーちゃんを抱きかかえ移動する。全体が柔らかく雲みたいだ。私はオムライスじゃなくてもいい。

「あっちに用意してあるよ!」

そこには見覚えのある机と椅子がぽつんと置いてあり、机の上には超巨大オムライスがあるのだった。私は隣同士で席に座る。

「手を合わせてください!」

キョトンとしている私に、

「学校では給食係やってるんだよ!給食食べる前にいただきますの挨拶があるんだから!真似して!」

懐かしい。そんな感じのことあったなぁ。

「あ、ごめんね!考え事しててオネーボーッとしてたよ」

「うん大丈夫だよ!じゃいただきますの挨拶を始めます」

「手を合わせてください!」

「合わせました」

不思議と出てくる。小さい頃はそんなに学校行けてなかったはずなのに、これまた不思議と昔のことを思い出す。

体が弱かった私はなかなか学校に行けず、友達も居なかった。そんな私に声をかけてきてくれたのが幼馴染みーちゃんだった。なぜかは分からない。当時親同士は仲が良かったから気を遣って友達になるきっかけを作ってくれたのかもしれない。虚しいと思う人もいるかもしれないが当時の私には世界に虹が、どこまでも消えないそんな虹がかかったように嬉しかった。感謝しかない。今は謝罪もしなければならないような?そうじゃないような?夢の中だから分からないや!

「オネー!はい!アーン!」

それはとんでもなく大きい一口。

「あむ」

どうにかして飲み込む。

「オネー口についてるよ!ちょっとまってね私が食べてあげるから!」

どうやら取ってくれるらしい…ん?食べる?みーちゃんの顔が近づいてくるその小さなお口は私の唇をめがけて一直線に…ふわ。ん?目が覚め始める。なんか最後の感覚リアルだったな?起きるとそこにはみーちゃんがいた。

「おはよう、みーちゃん」

「お、おはようはーちゃん」

「そ、そういえば熱下がったかな?今体温計もってくるから、ちょっとまってて!」

私はみーちゃんの腕を掴んで呼び止める。

「うん、ありがとうみーちゃん。さっき私にイタズラしようとしてなかった?」

「う、え?気のせいじゃないかなぁ」

「そんな目を逸らしながら言われても説得力ないぞぉー」

そんなみーちゃんを夢の中のようにくすぐり倒す私であった。

「ごめんなさいは?」

「ご、ごめん、な、はぁはぁ、い」

そんな乱れるみーちゃんも私は大好きだ!

可愛かったので追加でくすぐり倒してやりました!案外夢って叶うもんだったんだ!最後に一言だけ、やわらけぇー!

はーちゃんも鈍感なので全く気づいていませんね。夢の中なので無罪となったはーちゃん。みーちゃんの本当の気持ちに気づくことができるのか?その続きが続いたり続かなかったり。気長にまってくださると嬉しいです。ではまた次のお話で!

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