みーちゃんのターン
息が白い窓をカーテンの隙間から覗く、12月だというのに雪が舞っている。
呻き声を上げながらお布団から起き上がる。
「早く起きてご飯を食べて頂戴、洗い物だってあるんだから」
母はそう言ってお布団を引っぺがす。
あ、夢だったんだ。ただでさえ朝は眠くて寒くて憂鬱?なのに同じことを2回も、(正しくは夢の中で1回現実で1回なのだが)やっぱり2回じゃん!
渋々起きてリビングに向かう。やっぱり寒い学校休みにならないかな?なるわけないよなぁ。自己完結乙。
「おはようみーちゃん」
「ん、あ、おはよう今日も早いですな」
こんな私に挨拶したのは幼馴染の葉月ちゃんことはーちゃんだ。親が海外へ出張していて今は私の家もとい私の部屋で一緒に暮らしている。
ちなみに私は美月ちゃんだからみーちゃんなのだ
えっへん。
「葉月ちゃんはしっかりしてて助かるわ。あんたも見習いなさい!全く親の顔が見てみたいもんだわ」
「そんなことないですよ」
と朝から私を揶揄う様な満遍の笑みでこっちをみながらはーちゃんは返す。私が全般的に悪い?ので何も言い返せない。あと親の顔なら鏡渡しましょうか?そう思ったが口には出なかった。面倒だったからってことにしておいて下さい。
はーちゃんとは物心ついた時からずっと一緒で親同士が仲が良かったこともあってか、歳が同じ私たちはすぐに仲良くなった。それからはずっと一緒だ通っている高校ですら同じなのだから大親友だと私は思っている。
「もー!みーちゃん口にジャムついてるよ」
はーちゃんは指でジャムを取ると自分の口に頬張る。私は内心ドッキドキの心臓バクバク。平然を装って(多分顔は赤い)
「ぁ、ありがとう」
「みーちゃんは本当ほっとけないなぁ」
「ほーらお二人さんお熱いところ悪いんだけど時間に大丈夫?」
時計の針は8時を示していた、確かにやばいかも
「みーちゃん早く食べちゃって、置いてっちゃうよ?」
私ははーちゃんに手伝ってもらいながら急いでパンを口に頬張る。若干むせながらも食べ終え、はーちゃんと今日も手を繋いで学校へ向かう。
私、高橋美月は渡辺葉月のが好きだ、でもこの気持ちは墓まで持っていこうと思っている報われることなんてない恋なのだから。
このお話の作者は自分の好きなものを書いています。
作者は文書力が皆無です。訂正した方が良いところなどを教えて頂けると大変喜びます。ジャンプしちゃいます。スキップもします。なによりもこのお話を読んで楽しんで頂けると作者はとても嬉しいです。