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初心者あっけない

作者: yasu1980

今日は薬草、結構売れたなあ。もうかなり金溜まっただろうし、いよいよ初心者用冒険セットが買える。僕は意気揚々と家路に就いた。ハンターに一歩前進ってやつだな。

貯金箱替わりにしてるクッキーの缶の蓋を開ける。おお、5000ゴールドは軽く超えてるじゃないか。今すぐ買いに行きたいけど、焦ってもダメだ。明日は薬草売りしないで、ゆっくり、買い物に行くぞ。僕は興奮MAXで、眠れないと思ったら、興奮しすぎて疲れ眠った。


「あんちゃん。これだったら、まあ悪くねえですぜ」細身の店員は中古のセット装備を勧めた。うん、確かに中古だけど、なんかよさそうだ、防具類もサイズ合ってるし、なにせロングソードがカッコイイ!

「よし、これにします」

「ホントは65000ゴールドだけど、あんちゃんの予算に合わせて・・・ぴったり5000でいいですぜ」

店員もなんだか楽しそうだ。全財産だけどこの際使っちまおう。薬草の類はもともと持ってるし、モンスターを狩って稼げばいいことだ。確かモンスターの死骸持ってけば、ギルドで換金できるんだったよな。そうとなれば、いざ冒険、いざ狩りだ。僕は適当に装備をさせてもらい、ロッテンの街を飛び出した。


まずは、弱いモンスター探すぞ。お!あれはヘッピーだな。さっそくやっつけてやる。後ろから近づいて剣を振り下ろす。敵はあっけなく死んだ。やりい!狩りなんて楽勝じゃないか。

次の瞬間。巨大な骸骨魔人が現れた。見えたと思ったら、見えなくなった。



「おい、あの馬鹿死んでやんの」大男

「狩なめてんのかな」魔法使い

 

まとめ:ものごとには順番がある。ゲームだからって、みんなもいきなり突っ走って死にまくったら、中の人がかわいそう「いのちをだいじに」SEE YOU!!




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― 新着の感想 ―
[一言] 良いできだと思います。予想以上に早く死にました。そこがよかったです。
[一言] 「おい、オチがないでやんの」大男 「小説なめてんのかな」魔法使い
2009/06/03 18:03 大男と魔法使い
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