金の亡者達
金の亡者達
中学の入学式 もちろん父親はもう反対
父親「誰が中学に行けと言った こいつは働けばいいんだ なんだその制服は」私は真新しい制服と鞄を持ち入学式に行こうとしてました 真新しい制服とか鞄とか靴とか中学で必要な物一式は自分で親族を周り“祝い金”を集めました 東京、神奈川、埼玉、松本、父親から金を借りている人間を母親から聞き出し 住所を伝に 母親は私に借金してましたのですごく協力的でペラペラと教えてくれました 借金している人らは父親の事はだいたい嫌いなので父親が嫌がる事には金をだしました
母親「おとうさん そう言うわけには逝かないでしょ 義務教育なんだから K君は自分で買い揃えたのよ」
父親「はぁ そんな金あったら兄に使え 何様の気でいるんだ」私はカチンときました 自分で稼いだ(稼いではいないけど)金までも自分に使わせ無いのかと 入学式に行かそうとしない父親に挑む決意をしてました まだ身長も父親より低く 力もかなわなかったですが ただ”やる“とアッサリでした 右の肘で父親の左目に一発 目を押さえた所で脇腹に右拳をねじ込み“く”の字に体が曲がり後頭部が見えたので右肘 倒れたので後はキックキックキックです 父親がピクピクし初め口から泡を吹きはじめました 近くにいた母親は何も言いませんでした それを見て私が覚めました 余りに弱く情けなく最後にもう一度右目を蹴りあげ学校に行きました 勿論遅刻です
始業式も終わり 町営住宅に帰って来ました家には 兄がいて
兄「親父出ていったぞ お前に負けたんだって 殺そうとしたのか?」
私「別に」
兄「もう こっちには来ないそうだ E地区(山の中)に立ててる家に泊まるそうだ 工場も移したし」
私「家?家建てたのかよ 何時?」
兄「もうすぐ完成だよ、おまえなんかに言うかよ カスが」私は初めて家を建ててる事を知りました ならなぜに町営住宅
父親に勝った私は何度か兄に挑みましたが柔道の段を持っている兄は中1ではかないませんでした 父親は本当に此方には帰ってこず母親が兄の為に毎日食事を作りに原付で来ました 兄の暴力はエスカレートし 学校で勉強が出来ないと(元々馬鹿だから)殴る用になりました、私はその夏から町の柔道場に通いました 柔道が上手くなる為ではなく 柔道の欠点を見つける為だけに 年がすぎ兄は中学を卒業 何不自由なく誰でも行ける私立高校へ 卒業して暇なのか働きに行く私の邪魔をするようになって来ました(中1からいろんなバイトをしました 中1を雇うのです まともでは無いバイト 夜中の靴のラバー貼り ボンドを大量に使う為持って3時間 あがる頃には完全にラリッてました 夜中のストリップ劇場のビラはり 電柱とか壁に 産業廃棄物の処理 単に畑を掘り起こして埋めるだけ 橋脚の溶接 今考えたら素人の中学生が道路の陸橋を溶接してました 山でのハッパ(ダイナマイト)の仕込み 穴に入れるだけ 短時間で高収入だけど命がけ etc. )学費から食事代まで全部自分ですから 遅刻は命取りなのです 働いた事の無い兄には解らないのです とうとうその日が来ました 全日 町道場で何時も私を投げて遊んでた大人を倒し柔道の欠点を見つけたのです 見つけると意外に簡単でこの後数人の柔道野郎を倒します 兄はまず必ず家の外に私を連れ出します(家の中では投げずらいから)そして体格差のある私を背負うのです(柔道家あるある 自分よりも力と体格の無いヤツには背負いたがる)私はこの時を待ってました 普通は手を踏ん張り抵抗するのですが その時は手に石を隠していて がら空きの後頭部を思い切り殴りました 後頭部から血が流れ兄がうずくまったので やはりキックキックキックです ここで手を抜くとやり返されます 体中のいたる所をキックキックキックしかも踵で人間“踵”のが硬いのです 相手がゴム人形見たいに成るまで ウメイている兄を横目に私は家へはいり バイトに行きました 朝方バイトから帰ると家から兄は消え兄の物も消えてました 夕方母親が来て
母親「K君 此処は借りとくから 向こうには来ないでとおとうさんが 月2千円出すそうよ」
私「2千円?ふざけるな」
母親「2千円 向こう行って話合う」母親の顔を見て解りました 母親は私が向こうに来て欲しいのです 私が向こうに行かないと母親が一番下でやられるから 又、上手くいけば父親を殺してくれるかもと
私「ま、無いよりもマシか あと電話入れたいから書類書けって言っといて」
母親「2千円でいいの やっていける?」
私「やっていける?お前ら今まで俺に何かしてくれたか?必ず持ってこい ここ出てくことになったらお前らの“家”燃やしに行くからな」
母親「解ったから、体に気おつけてね」と心にもない事を言ってでてきました この後毎月町営住宅に母親は2千円を持って来ました 月2千円で足りる訳がなくバイトの日々です(町営住宅の家賃は980円ですが電話の基本料金が3千円位したと思います それより電話の権利を買うの10万以上
掛かりました あの金はなんだったのか)母親は 父親と兄のおかしな行動をペラペラ話していく用になりました(よく話たのには訳が有りました 母親が亡くなった後父親が私の所には毎月2万円を渡してたと言うのです 母親は毎月1万8千円を抜いて自分の物にしてました“嘘つきは良く話”です)私の一人暮らしが始まりました 何より苦労したのは友達、学校に知られ無い事です 兄にも念を入れました ばれたら悪の住みか間違いなしですから 私は高校を2年で中退するまでここにいました 中3の正月父親の母 あのくそばばあが死にました 私には関係無いので行きませんでした。
中学は無事卒業(単位ギリギリ)高校は金のかからないはずの県立高校(勿論自分で)ただ行ったのが工業だからまずかった 意外に金が出てくのです 1年が無事にすぎました 兄は高校を出て 郵政省に(あの馬鹿が)寮に入るのにお金がかかると父親が私に頭をさげに来ました 私は車を買う為と2年の教材代の為にと50万(私にしては大金)位持っていました 父親は玄関で土下座をし私に有り金全部貸してくれと 4月には年度が変わるから金が入るからと さもアリなんの話をしました 私もそれなりに社会に出てたので そうか年度末かと安易に貸してしまいました まさかこれが父親の考えた逆襲とは露知れず
4月になりました、父親は雲隠れしました 山の家には母親しか居らず しかも母親が
母親「やられたわね お兄ちゃんが居なくなったから 世間の目なんかお構い無し K君知っている 松本のお姉さん(父親の)の息子のM彦あの馬鹿 農業高校の自動車科に入ったのよ 家建ててお金がないから 入学金から学費まで全部出してあげるんだって 自分の子には一円も出さないのに」そう 私の事です
私「それで アイツはどこ行った」
母親「長野のお姉さんの家 私も何処かは知らないけど」母親は楽しそうにのびのびしてました
私「金 出せよ」
母親「持って無いよ 持ってても私の金だから お前には遣れない」
私「はぁ、おまえに貸してあるぶんよこせよ さもなければ家燃やすぞ」と言うと 襖が空き
刑事「恐喝及び殺人未遂」と言い 数人の警察官が私を取り押さえ 私は連行去れました
その後 警察で取り調べ2晩”留置場“お金の出所なんかを厳しく追及して来ました、優しくしてくださって仕事をくれた人達の事を”ご恩“の手前言える訳が無い 3日目警察から二度とあの家には近づかない旨の念書を書き(後でさほど効力の無い事が解った)解放 町営住宅に帰ると“立ち退き申請”(これも本物か定かで無い)の張り紙 学校は学費と2年度の物品の購入がなされなければ”退学“の二文字 さすがに頭に来て職員室で大暴れ又”警察“で退学 仕方なく東京に仕事を探しに 仕事を見つけては 母親を脅し保証人にしました(母親の浮気相手が私を捕まえに来た刑事だったので 私の保証人は刑事 なんで浮気相手が解ったかは、私は田舎のモーテルのベッドメイクもしていたので田舎の少ないモーテルを調べるのに時間はかかりませんでした)相変わらず母親は何かに連れ私に報告 よっぽど父親を亡き者にしたかったのだと思います でも私はもう覚めてましたから 人生にも
報告は次の年には 父親の長男の長男T彦が東京のH大に合格したので東京の下宿を探し 毎月小遣いをあげてるとか 2年後長女の子M彦が農協の自動車整備部に入ると お祝いと表し高い道具を揃えたとか 2年後長男の長男のT彦がN銀行に入るから高いスーツを作ったとか 長女の長女が結婚するから花嫁衣装を買ったとか etc. ここまでで3億円の深層に当てはまる事無いですか 一番近いのは 馬鹿の就職先 兄は郵政省 長女の子は農協 長男の子はN銀行 3人共に金融機関だと言う事です 又、母親の実家は父親の電話で農協から多額の借金ができたこと、母親の弟も父親の紹介で銀行から多額の借金をしてました しかも二人も(二人ともバブルと共に破産)そうです 父親は異常なほど金融機関に顔がきくのです 松本の中卒の田舎の人間 旋盤しか出来ない人間が 金融機関に顔がきき 大工場の指導員になったり 小さな工場の経営者なのに仲買人の用な事も出来たのです 私は父親が亡くなる前に色々調べました 余りにも矛盾が多く そしてこんなに人に馬鹿にされた人は見たこと無いほどです
一番信頼している自分の家系の人達は“裏切り”の連続 長男はお爺さんの金長女と騙し取り
長男の息子は父親の”コネ“で入った銀行で詐偽まがいの事をし“クビ”あげく刑務所に入りたく無いから父親に実家(本家)を抵当に入れ親が保証人で父親から借金 現金が入ると親と密かに実家を売り飛ばしてました 兄はそれに一枚噛んでいて父親に現金を出させました、この年母親はガンで死にますが母親の金は一円もありませんでした(たぶん兄が死ぬ前に全部うつした) 長男とT彦達は その金は豪遊に使い被害者には一円も入れず”破産申告“しました ただ銀行員だったのに ここで馬鹿が出ます 親族間の借金は破産申告してもダメなのです ここで父親が私に泣き付きます 何より兄は向こう側で一緒に豪遊してますから 私は面白いので長男家を叩き潰しにかかります 長男(叔父さん)とT彦は雲隠れしました ただ借金の証拠が有るときは役所はこちらの味方です 長男家の生きる道は“叔父さん”の年金と長女(叔父さんの娘)の金です 年金の受領はどこでも出来ますが今は卸した所は確定出来ます そして必ず住みかに帰ります そしてT彦はどうせまともな所では働け無いし 松本の外には行けない人間と決めつけ探しました わけなく見つけ”念書“と新たな保証人にT彦の姉夫婦(元は金持ちだが旦那が音楽で身を潰した)を付けました 利息無しで元金を絶対返済で 姉は泣き喚いていましたが“承諾”しました それでもT彦はたびたび逃げましたが馬鹿なのですぐ見つけだしました(ほぼ父親の兄とT彦の姉に払わせた)父親はもっと衝撃的な事を知ります 父親の大好きなお姉さん(長女)が父親を騙し「年を取ったら一瞬に暮らそう」と買ってた松本の土地を買ってに売却し 兄と分けてたのです これが父親が死ぬ3ヵ月前のできごと ばれた兄は父親に育ててもらってた長男(兄は離婚し3人の子供達は長男は父親の元 9才から高校を卒業まで 長女は元奥さんが次男は自分の元で育てました 次男を引き取ったのは次男が肝臓が少し弱いだけの健康な障害者だからです 障害の手当が欲しいだけで 平日以外は父親の元に預けました 母親の死ぬ前の言葉は”あの兄弟を殺して“でした)を引き上げ すべてを取り挙げ 色々な証券を買ってに自分の名前に書き換え郵便局の生命保健に多額の金を父親名義で入れ 新しい家を一年以上前に建て 父親には場所を教えませんでした 父親が精神敵に狂った所で精神病院へ 一週間と持たずにあの世へ父親は行きました ま、新しい家を建てた事 生命保健に入った事を逐一耳に入れたのは私ですけど、あの時ほど痛快な気持ちは在りませんでした! さぁ結論です