美少年は可愛いのは外面だけのようです。
はい、予想外DESU…まさかのリヴィアの問いかけが常識だったとは…まあ確かに紹介する時姓まで言うか…身分が重要視されるこの世界じゃ尚更……馬鹿じゃん!もう駄目な気がしてきた。
(諦めないで!リヴィア!)
はっ、これは心の中の私!
(今度こそこの世界で幸せになってみせるんでしょう?さあ頑張って!)
そうだよ!私はこの世界で幸せになってやるんだ!センキュー、私のメンタル応援団!よーしやってやらあ。
その時THE無表情の美少年とばっちり目があった。ひゃあ、い、イケメンだあ。あれ、待てよ。転生した直後この子なんかいたよね。もしかしてこれイイ感じに追い詰めて侍従にならない様にしたら災難は後は婚約者だけじゃない?ふっふっふっ、伊達に18年生きてないんだよ!
「あのぅ、この方さっき私の部屋にいたのですがどういう事でしょうか?」
「?レイ君?そんな所にいたのかい?どうしてだい?」
美少年が死ぬほど美しいお顔で述べられた。
「申し訳ございませんでした。旦那様に自由にお屋敷を見ていてよいということでしたので散策していたところ道に迷ってしまいまして、入った部屋がリヴィアお嬢様のお部屋だったようです。」
あ~、確かにね。この屋敷馬鹿みたいに広いもん。この応接間っぽい所にお父様(なんかもう吹っ切れた……)に連れて来られるまでかなりドアあったし、来るまでに4、5分かかったしリヴィアの短い足で歩いたからっていうのを入れてもかなり広い。さすが公爵家だわ。うん。……いやそんな事はいま重要じゃない!問題なのはお父様をすんなり納得させている美少年のことだ!なんかちょっと忘れてたけど人のというか淑女の部屋に入り込んでおいて痴女呼ばわりしたことだ!しかしそんなことをか弱いリヴィアがいえるだろうか。もしお父様にチクったとしても何故痴女呼ばわりされたことをあの美少年に言われてしまったら?か弱い美少年を追い出そうとリヴィアが嘘を言ったというようにとんでもチート美少年に言われてしまったら?
もう私はあんなリスクを冒す勇気は無い!私チキンだもん!
くっ、私は思わず真っ白な美しい手を握りしめた。若干っていうかかなりの怨念を込めて伏目がちに美少年を睨み付ける。
すると、突然またまた美少年と目が合った。すると、美しいお顔を少し崩してふっと笑った。
その時私は前世で培ったのか分からないが奴の考えている事が手に取る様に分かった。
『あんな一言で僕に勝てると思ってんの?バカなの?』
…………おおん?
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