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完璧な私のイメージ対策をとくとご覧あれ!(レイ:何言ってんですか本当…………)

レイちゃんの新妻ぶりが発輝され、此処に同人誌即売会があれば新妻をネタにしようとあーんされながら考えているといつの間にか食事は終わっていた。既に片付けを済ませたのか私を覗き込むようにして完璧なアングルでレイちゃんがかがんでいた。この世界最高。


「ところでお嬢様、今は昼過ぎですが、どうされますか?」


「え?勉強はいつからなの?」


「明日から始める様にと旦那様から承っております。」


「うーん。じゃあ…………」

ピーン!そうだ。確かあの手紙の中にこのオールシー公爵家で行われる隠れイベントがあったよね。えっと場所は…………


「裏庭!裏庭だ!裏庭に行きたい!」


「分かりました。その場所でしたら昨日把握致しましたのでご案内致します。」


「ありがと!ではレッツゴー!」


サッと行く手を阻まれた。


「ではその前に、髪が乱れていますので整えましょう。」


「え~良いよ。別に。事は刻一刻を争ってるかもなんだよ!」

時期は流し読みしちゃったからよく覚えてないけど多分一年以内には必ず発生する。出来るだけ早くリサーチしておかなくちゃ!きしぇーーとちょっとうなり気味に身構えて絶対に譲れませんアピールをした。


「…………はい?大丈夫です。裏庭は逃げません。ご安心下さい。あと私以外の前ではちゃんと淑女でいるんでしたよね?」


ニコリと笑う顔が死ぬほど怖い。もう無表情でいる時以外は人殺せそうな顔しか出来ないんじゃね…………(色んな意味で)はっなんか喋んないと殺されそう。とりま謝罪だ。うん。平和が一番。


「本当すんません。慎んで髪を整えさせて頂きます。はい。」


速攻でドレッサーの前の椅子に座る。


「約束とマナーは守りましょうね。お嬢様。」


あ、また無表情に戻った。イケメンっていうかこんないい子には笑顔でいて欲しいのになー。フーム。メイドさんの事にもうちょっと詳しくなったらメイドさんの物まねでもしてやるか。身内ネタって地味に受けるんだよねー。


「出来ましたよ。では早速参りましょうか。」


「おうよ!いざゆかん!」


「はい。参りましょう。言葉遣いは気を付けて下さいね。」


「はい…………」

思わずテンションが下がるけどまあいい。お父様は外交大臣だから城にいて客も殆ど来ないしお母様は何でか知らんけど実家の侯爵家に帰ってるらしくこの屋敷にはいない。サラッとメリーちゃんが言っていた。だから侍女長にどやされない限り気を付ける刺客はいない!ふっふっふっ流石私だね!いや。待て待てリヴィア。裏庭に行く目的を忘れるとこだったぜ…………レイちゃんのルート調査だ!只時期がいつだったけなー。時期が近いのは確かだが。え?行ってどうするのかだって?無論ヒロインとレイちゃんが出会った時に隠れて見れる場所を確保しておくのだ!そして…………




ヒ「わわっ何で私こんな所に!」


レ「ああ何と美しい方なんだ!大丈夫ですか?お怪我は?」


リ「あらあらどなた?まあレイちゃんったらお顔が赤くてよ?ふふっどうぞごゆっくり」(その後全力疾走でその場を立ち去る)


……みたいな感じでレイちゃんの様子を伺いつつヒロインとレイちゃんの好感度を上げる作戦でいけばいいのだ!自分の屋敷に見知らぬ人物が入り込んで来てふふっなんて、ちょっとヤバイ気もするけどまあ良いのだ!えっとゲーム内の、リヴィアのセリフってなんだったけ?うーむむ。書いてあった気がするんだけどなぁー。まあどうせ酷い事言ってんでしょ!言わなきゃ良いし関係ないか。

ニヤニヤとシタリ顔で歩いていると( え、めっちゃキメ顔で歩いてつもりなんだけど)突然表情筋をピクリともさせずに私の顔を覗きこんできた。


「ひょげら!び、ビックリしたー。何だい……じゃなかった何かしらレ、レイ……ちゃん」


「びっくりするのはこっちですよ。おかしな声出さないで下さい。それより何か企んでません?さっきから人チラチラ見てはニサニサ笑ってきて。」


ヤバイ。さすがチート。パナイわ。何としてでも誤魔化さねば…


「はは。まさか!全然!私最近お部屋から出てきてないから楽しくなっちゃったの。」


「本当に?」

そういってグイグイ顔を近付けてくる。……うわーお人形さんだあ。まつげやば!そしてイケボが息がかかるーー!!私の皮膚って声吸収するよね。うん


「ほ、本当よ!差、早く行きましょ!日が暮れちゃうわ!」


私はレイちゃんをグイグイ押して歩かせた。(ぶっちゃけ5センチくらいしか進んでなかった。無念)


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更新遅れました!ご免なさい!これからテスト期間なので本格的に遅れるかもです…(-_-)

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